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2018年 06月 10日
【テニス全仏OP、車いすの部で、男子は国枝慎吾が3年ぶり7度目の優勝、女子は上地結衣が2回連続3度めの優勝を決めた。(*^^)v祝 国枝は16年に肘を手術してから、復調に時間がかかっていたが。今年は全豪、全仏と優勝。世界ランキング1位も取り戻した。"^_^"
また、ジュニアの男子ダブルスで、田島尚輝/ O・スタイラー(チェコ)組が優勝を果たした。日本人では06年の錦織圭以来12ぶりの快挙。田島尚輝はシングルスでは2回戦で有力選手に当たって負けてしまったのだけど。松岡修造先生が、錦織に劣らぬ才能があると言っていたので、名前を覚えておきたいと思う。( ..)φ で、今夜はついに女子ダブルス決勝。穂積・二宮組に、ガンバ!o(^-^)o】
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ところで・・・。先月、第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、是枝裕和監督(55)の「万引き家族」が、最高賞のパルムドールを受賞した。(*^^)v祝
カンヌで日本人監督の作品が最高賞を受賞するのは、1997年の「うなぎ」(今村昌平監督)以来、21年ぶり5作目だという。
安倍首相は、ノーベル賞受賞やら五輪優勝やらの時には、すぐに記者の前で祝意を示したり、電話をかけて祝福したりするのだが。この是枝監督の受賞に関しては、一言も触れず、見事にスル〜している。^^;
何故、安倍首相は、是枝監督の受賞を無視したのか。是枝氏は、海外で安倍政権や首相のような超保守思想を批判したと伝えられており、首相の超保守仲間やネトウヨからかなり非難されている存在だかららしい。(~_~;) <海外でのインタビューで「同じ政権がずっと執権することによって私たちは多くの希望を失っている」「日本が歴史を認めない根っこには家族崩壊がある。アジア近隣諸国に申し訳ない」と語ったとか。>
ようやく今月7日になって、国会で野党議員が「政府は是枝監督を祝福しないのか」と質問したところ、林文科大臣が「パルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく誇らしい。(文科省に)来てもらえるか分からないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と答弁したとのこと。
ただ、是枝監督は、公権力から距離を置きたいとのことで、政府からの祝意を受けるのは辞退する意向を表明した。(・・)
《映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています。》
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『カンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」を日本作品で21年ぶりに受賞した是枝裕和監督に対して、なぜか安倍政権はダンマリを決め込んでいる。
いったい、なぜなのか――。フランスの有力紙「フィガロ」が鋭く指摘している。
<日本政府にとってパルムドール受賞はきまりが悪い>という見出しの記事はこう続ける。
<是枝監督の受賞について、海外での受賞にいつも賛辞を贈る日本の首相は沈黙のままだ>
さらに、是枝受賞に沈黙することを<「万引き家族」は、政府への強烈な批評が評価され受賞した。是枝監督は日本の政治文化に対して強く批判をしてきた>と分析しているのだ。(下につづく)
是枝監督は、安倍政権に批判的な立場をとってきた。安倍政権の放送法の曲解には「安倍政権は放送法4条だけを言い立てて、『公平にやれ』と、しきりにテレビ局を恫喝しますが、それって実は放送法を正しく理解していない証拠なんですよ」(「プレイボーイ」15年12月14日号)とバッサリ。
「安保関連法案に反対するアピール」や「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」にも名を連ねた。
安倍首相にとって、是枝監督はウザイやつ、なのだ。昨秋のICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞した時も安倍首相はダンマリだった。(日刊ゲンダイ18年6月3日)』
『<林文科相>カンヌ最高賞で祝意を 是枝監督は辞退表明
フランスで先月開かれた第71回カンヌ国際映画祭で、メガホンを取った「万引き家族」が最高賞「パルムドール」を受賞した是枝裕和監督に対し、林芳正文部科学相が文科省に招いて祝意を伝える考えを示したところ、是枝監督が自身のホームページ(HP)に「公権力とは潔く距離を保つ」と記して辞退を表明した。
林氏は7日の参院文教科学委員会で、立憲民主党の神本美恵子氏から「政府は是枝監督を祝福しないのか」と質問され、「パルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく誇らしい。(文科省に)来てもらえるか分からないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と述べた。今回の受賞を巡っては、仏紙「フィガロ」が安倍晋三首相から祝意が伝えられないことを「是枝監督が政治を批判してきたからだ」と報じていた。
答弁を受け、是枝監督は同日、HPに「『祝意』に関して」と題した文章を掲載。今回の受賞を顕彰したいという自治体などからの申し出を全て断っていると明かした上で「映画がかつて『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、公権力とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないか」とつづった。【伊澤拓也】(毎日新聞18年6月8日)』
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是枝氏が海外のインタビューに対して、「同じ政権がずっと執権することによって私たちは多くの希望を失っている」「日本が歴史を認めない根っこには家族崩壊がある。アジア近隣諸国に申し訳ない」などと語ったことは、当然にして安倍シンパのウヨ論壇やネトウヨを刺激。是枝バッシングが繰り広げられていたのだが・・。・。
是枝監督は、自らのブログで「このことを巡る左右両派!のバトルは終わりにして頂きたい」と訴えたという。
『「左右両派!のバトルは終わりにして」万引き家族の是枝監督がブログで訴えたこと
世界三大映画祭のひとつであるカンヌ国際映画祭で、『万引き家族』で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督。その受賞への祝賀を巡り、ネット上で起きているある議論に対し、ブログで自らの思いを綴った。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】
巻き起こっていた議論とは、安倍晋三首相の「祝福」をめぐる問題だ。
受賞後、安倍首相が是枝監督の受賞に対してコメントを出したり、祝賀を送ったりしていないのは、「安倍政治を強く批判していることが原因」などといった議論が巻き起こり、Twitterなどで拡散したのだ。
「カンヌ受賞の是枝裕和監督を祝福しない安倍首相を、フランスの保守系有力紙が痛烈に批判」(ハーバー・ビジネス・オンライン)という記事も配信され、計測ツールBuzzSumoによると、2万近くシェアされている。
この記事内容を立憲民主党の神本美恵子議員が国会で取り上げ、林芳正文科大臣が「文部科学省に招いて祝福したい」との意向を示すまでに事態は発展した。
一方、こうした言説に対抗するかのように、是枝氏への批判も巻き起こった。
万引き家族のタイトルを引き、「日本人のイメージを作られるのは嫌です」(高須克弥氏)というような言説が多く拡散。
さらに、韓国・中央日報が報じた是枝氏の発言を引用し、以下のような見出しで拡散するようなサイトも現れたのだ。
「【万引き家族】カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の是枝監督が、安倍政権を批判「アジア近隣諸国に申し訳ない気持ちだ。同じ政権がずっと執権することによって私たちは多くの希望を失っている」韓国・中央日報で語る」(保守速報)
映画『万引き家族』 是枝裕和監督インタビュー「日本が歴史を認めない根っこには家族崩壊がある。アジア近隣諸国に申し訳ない。日本もドイツのように謝らなければならない」〜ネットの反応「ドイツのように? コイツ無知なの?」「何でそんな嘘つくの?」(アノニマスポスト)
なお、中央日報の報道内容について、本人は「謝罪」については「明らかにその翻訳のプロセスで後から加わったもの」と指摘し、政権批判についても「やけに単純化されたもの」と言及している。
是枝監督の「宣言」とは
こうした状況に対して、是枝氏は6月7日に【『祝意』に関して】とのタイトルでブログを更新。
「受賞直後からいくつかの団体や自治体から今回の受賞を顕彰したい」との問い合わせがあるとしながら、「有り難いのですが現在まで全てお断り」していることを明らかにし、こう綴ったのだ。
《このことを巡る左右両派!のバトルは終わりにして頂きたい。映画そのものについての賛否は是非継続して下さい。》
その理由として是枝氏があげたのが、カンヌ受賞を受けて記した6月5日のブログ【「invisible」という言葉を巡って】におけるこの「宣言」だった。
《僕は人々が「国家」とか「国益」という「大きな物語」に回収されていく状況の中で映画監督ができるのは、その「大きな物語」(右であれ左であれ)に対峙し、その物語を相対化する多様な「小さな物語」を発信し続けることであり、それが結果的にその国の文化を豊かにするのだと考えて来たし、そのスタンスはこれからも変わらないだろうことはここに改めて宣言しておこうと思う。》
国家のイデオロギーなどによって社会全体で共有され、ひとつの集合体にされていく「大きな物語」ではなく。
そうした社会で生きる多くの人たち、さらにはこぼれ落ちそうになってしまっている人たちによる「小さな物語」を伝え続けることこそが、自身のできることであり、スタンスであるという宣言だ。
「左右両派!のバトルは終わりにして」万引き家族の是枝監督がブログで訴えたこと
Regis Duvignau / Reuters
平時においても「距離を保つ」
是枝氏は7日のブログで改めてこの「宣言」に触れながら、「意味や価値を否定するものでは全くありません」としつつ、祝意を断る理由をこう説明した。
《映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています。》
そのうえで、「今回の『万引き家族』は文化庁の助成金を頂いております」として謝意を示し、こうも指摘している。
《映画製作の「現場を鼓舞する」方法はこのような「祝意」以外の形で野党のみなさんも一緒にご検討頂ければ幸いです》(Buzz Feed Japan18年6月7日)』
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こんな記事を読んでて、ホント、何だかな〜と。日本がまたどんどん戦前に逆戻りしている感じがして、哀しく、嘆かわしくなってしまうのだけど。
それでも、今は、いくら政権側やウヨから批判を受けようとも、映画そのものを上映できる自由があるのは幸いなことだし。そのためにも、改めて、表現の自由をはじめとする基本的人権、何より「平和」を守って行かなければと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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