http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/764.html
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12日のシンガポールでの米朝首脳会談に先立ち、G7シャルルボワ・サミットに参加する安倍首相が米国に立ち寄りトランプ大統領と会談する。
日本の記者や評論家の多くは、明日の日米首脳会談のテーマが、米朝会談で「拉致問題」を取り上げてもらう念押しや中短距離まですべての弾道ミサイル廃棄を確認するためのものだと解説している。
なかには血迷ったのか、対北朝鮮問題について、トランプ大統領を指南しているのは北朝鮮のことをよく知っている安倍首相といった言説を恥ずかしげもなく吐く人までいる。
「記者や評論家は真正のアホ?」という失礼な設問をしたのは、安倍首相を擁護するために目眩ましの報道や解説をする人を除いて、簡単な世間の常識すら知らない人がいるのではないかと疑うからである。
これまで、安倍首相は、それこそトランプ大統領と会うたびに「拉致問題」で協力を要請してきた。
米朝首脳会談を行うと表明した後の4月に開催された日米首脳会談でも、米朝首脳会談で「拉致問題」を取り上げてもらうよう繰り返しお願いしている。
このような経緯を踏まえたうえで、トランプ大統領が、自身にとっても世紀の政治ショーである米朝首脳会談のわずか5日前に、「拉致問題」の念押しや中短距離弾道ミサイルの話をしたいという安倍首相と会談する時間をとると真顔で考えているジャーナリストや政治家そして学者は、職を辞したほうがいいと言いたい。
日本の記者や評論家は、安倍首相にトランプ大統領を信頼していない(わかった取り上げるといったことを信じていない)ことを世界に見せる外交行動をやれと言っているようなものでもある。
自分がトランプ大統領だとして、安倍首相が「拉致問題」や弾道ミサイルの件でもう一度確認したいと会談の申し入れをしたときどう判断するか考えて欲しい。
私だったら、「えっ、安倍首相は私のことをまったく信頼していないのか?カナダで少しは話す時間もある。米朝首脳会談の5日前に、もう何度も聞いてきた拉致やミサイルの念押しをするのなら会う必要なぞない」と断る。
昨日(6月5日)の官房長官記者会見で、「安倍総理は、6日から11日まで、米国及びカナダを訪問します。米国においては、12日に予定される米朝首脳会談を念頭に、トランプ大統領と日米首脳会談を行い、北朝鮮問題に関する方針について、綿密な擦り合わせを行う予定であります」と説明し、どんな内容で話し合うのかという記者の質問には差し障りがあると拒絶した。
わざわざG7サミットの前に米国に立ち寄りトランプ大統領と会談するからには、より大きなテーマ、すなわち、米朝首脳会談を契機に進む「朝鮮半島の平和構築及び統一回復」と「米朝国交回復化」を睨んで、日朝関係の進展状況を打ち合わせる(日朝国交正常化と米朝国交正常化の優先度など)といった類いの話し合いになるはずである。
水面下で活発に行われていると思われる日朝交渉は、北朝鮮の発信内容を読む限り、拉致問題でより“譲歩”が欲しいと日本と中国に託した“譲歩”が限界とする北朝鮮のあいだで日朝首脳会談のメドがついていないようだ。
※参考投稿
「大詰めを迎えた日朝交渉:「拉致問題」解決に向け大きく舵が動いた5月7・8日大連「中朝首脳会談」」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/149.html
「大詰めの日朝交渉:“帰国したい人だけ帰国”「拉致問題解決法」を青山繁晴氏やビートたけしに発言させ世間の反応を窺う安倍官邸」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/197.html
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世界の嘲笑の種にしかならない 朝鮮中央通信社論評
【平壌6月4日発朝鮮中央通信】急変する朝鮮半島情勢の流れから押し出された日本が非常にいらいらしている。
首相安倍と外相河野をはじめ政客らが、われわれに対する「最大圧迫共助」の哀願訪問で東奔西走している。
訪ねる所が中東であれ欧州であれ米州であれ、圧迫の度合いを強めるべきだ、拉致問題解決、という紋切り型の意地悪い言葉だけである。
しかし、大勢に似合わない日本の孤独な曲調はか細い残響さえ残せずにいる。
形勢がどう変わり、他人が何を考えているのかも知らず、自分の興に乗って「圧迫」ほらだけを吹く日本の行動は世人の嘲笑(ちょうしょう)を買っている。
「日本だけが蚊帳の外に置かれている」という非難が列島内で高まり、「日本疎外」が世界的な単語になる程度だと見る時、日本は自分の歩みが果たして正しいのかを熟考してみる必要がある。
こんにち、朝鮮半島と地域では恒久的で強固な平和と繁栄を成し遂げるための対話努力が情勢発展を主導しており、これは世界的な呼応を受けている。
これを通じて、国際社会は対話と信頼だけが問題解決の基本方途であり、一方的な圧力と敵視はむしろ、事態を悪化させるだけだということをさらに実感している。
まさにこのような時、日本は朝鮮半島と世界の平和と安全問題において自国の利益だけを優先させることによって「積極的参与」という意図に背ちして自ら孤立を作り出している。
強調するが、日本が新しい時代の環境に適応できず、すでに解決済みの「拉致問題」などを持ち歩いて引き続き対朝鮮対決に奔走するなら、世界の嘲笑を買い、歴史の外に永遠に押し出されるということを知るべきである。
悪心を抱いて数千里を彷徨(ほうこう)するよりは、たった一歩を踏み出しても善心を抱いて行動するのが賢明なことではなかろうか。
歴史に再び恥ずべき罪悪を刻みたくなければ、今からでも正しい選択をする方がよい。
日本は、野望を捨ててわが民族に働いた過去の罪悪から清算すべきである。−−−
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf
※ 関連参照投稿リスト
「恥を知らない言論の放恣な行為:北朝鮮が米国追随の中国をボロ糞に批判:「北朝鮮危機」は年内(平昌五輪前)に解決へ転換!」
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/675.html
投稿者 あっしら 日時 2017 年 9 月 23 日 02:42:48: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
「大詰めを迎えた日朝交渉:2・9安倍―金与正(平昌)会談で再開された日朝首脳級交渉」
http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/859.html
「トランプ大統領が6・12米朝首脳会談をキャンセルしたワケは優柔不断で主体性のない安倍首相への気遣い!」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/220.html
「6・12米朝首脳会談復活説は明日27日「安倍電撃訪朝」のシグナル!?:いずれにしろ日朝国交正常化の猶予は最大4ヶ月」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/285.html
「当時の官房長官である福田康夫元首相が語る「日朝交渉失敗要因」と「日本の約束破り」」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/288.html
「「北朝鮮核問題」ではなく「朝鮮半島統一回復」が主題と気づかぬ日本の政治家やメディアたちの精神を蝕んできた属国的戦後史」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/319.html
「6・12「米朝首脳会談」は中韓首脳も参加の「朝鮮半島和平サミット」=戦後史終焉の一大イベントになる予感:安倍首相は?」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/370.html
「トランプ大統領、米朝首脳会談前に“非常に重要な”日米首脳会談を行うと表明:いつもながらの“外圧”利用の政策転換か」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/407.html
「この期に及んでなお、日朝国交正常化を政治家として能なしで器量もない安倍晋三氏に期待するワケ」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/411.html
「ボルトン補佐官:「完全武装解除」に執着する対北朝鮮強硬派として“希望の星”となっているが実は「南北平和統一」論者」
http://www.asyura2.com/18/kokusai23/msg/128.html
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