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2018年06月01日 「ジャーナリスト同盟」通信
<「木更津レイプ殺人事件」に朗報>
ここ数年の経験から、日本の警察はやくざの性凶悪犯罪捜査に対して、必ずしも積極的ではないことが、くっきりと見えてきた。やくざの背後に政治が潜んでいると認識しているのか?いわんや木更津市はやくざの街で、全国的に有名だし、現に、やくざが国会議員のバッジをつけた土地柄である。飲食街は、やくざ代議士の色紙がはためいていた。「口裏合わせ」が目下の永田町を象徴しているが、やくざ犯罪はこれが当たり前だ。そこに風穴があく時が来た。2018年6月1日から「司法取引」捜査がスタートした。これは「木更津レイプ殺人事件」捜査に朗報である。
<やくざ事件など難事件に威力>
戦前の暗い実績から、戦後の刑事司法(刑事訴訟法)は証拠第一主義に変わったのは良かったのだが、仕返しが公然化するやくざ犯罪では、捜査に限界があった。
誰にも知られることもなく、犯人しか知らない秘密の犯罪は、まずこの世に存在しない。必ず、犯罪の周辺には、協力者・目撃者その他がいる。それでも、やくざ犯罪は、仕返しが怖いため、皆口を閉じて、時間の経過を待って逃げ切ろうとする。
余談だが、佐川事件を不起訴にした大阪地検特捜部の対応は、論外で、国民の怒りが天をこがしている。これによって内閣も自民党と公明党も、そして霞が関も窮地に追い込まれている。そもそもは、検察は公正・正義を旨として、国民に奉仕するもので、かりそめにも権力の走狗になってはならない。
今回の大阪地検特捜部の「不起訴ありき」の捜査について、専門家は「ガサ入れもしない、強制捜査もしない。肝心の昭惠付きの谷から事情聴取さえもしなかった。捜査らしい捜査をしていない。それでいて不起訴は許されない」と指摘する。国民の怒りも、この点に集中している。内閣の検察官適格審査会にかけて、罷免するしかないだろう。昨夜の日刊ゲンダイ記者にも「大阪の特捜部はいらない、審査会にかけろ」とコメントしたばかりだ。
ともあれ、日本も遂に6・1司法取引始動を迎えた。「木更津レイプ殺人事件」の詳細を知る二人の人物に対して、これを適用すれば、レイプの時期、性奴隷下の具体的事例など、浜名の罪業を知ることが出来る。被害者のAU携帯の090−4459−1637の通話記録を、くっきりと裏付けることが出来る。浜名の逃げ切りは不可能である。レイプ殺人は極刑に値する。
善は悪を憎む、これ人間の性なり、である。
<犯人やくざ浜名の二人の共犯・協力者が標的>
これまでの徹底取材で判明したことは、犯人の妻以外に二人の共犯者もしくは協力者が浮かび上がってきた。司法取引は、この二人に絞られるだろう。
ほかには「株式会社K」の飲み屋か取引先の店の関係者も、事情を知る面々であろう。これは警察が動けば、すぐに判明する。既に警察は、それらを掌握しているに違いない。
二人の共犯者か協力者は、いずれも60代から70代の男女で、一人はヘルパーで、もう一人は大工。
<美人栄養士をデーサービスKに連れ込んだヘルパー吉田>
美人栄養士は、亡くなる数日前に「浜名はやくざ」と真相を明かして、そのあと、浜名からの長時間の携帯を使っての脅しの後、卒倒して自宅居間の床にどさっと倒れ込んだ。
彼女を、やくざ浜名が妻と経営しているデーサービスKに「同じ学会員だから心配ない」といってバイトに誘った人物は、浜名夫妻と昵懇のヘルパー・吉田ふみえである。数回の電話取材で、この女は、事件の全容を知っていることがわかった。
この吉田と浜名夫妻は、栄養士の生前の話で、全員が創価学会員であることも分かっている。同じ信者仲間である。浜名は、一般市民に姿を隠して厚労省管轄の介護施設を手に入れたものだろうが、夫妻とも介護はど素人であるため、何らかの政治力を行使して、千葉県の認可を取ったものと推認できる。
千葉県と木更津市の関係当局とは、どんなことになっているのか?これも徹底取材する必要があろう。殺人事件に時効はない。吉田は、現在の真理大稲地区に家があることも分かっているが、地元の住人との付き合いは、ないか、薄いことも、分かってきた。
<リフォーム営業を強いた大工S・精>
美人栄養士が、どうして浜名の歯牙にかかってしまったのか。それは「浜名さんは元大工。大工仕事はないの。安くしてくれるよ」という吉田の誘いに、栄養士がまんまと乗せられてしまった。そうして、一人住まいの瀟洒な住宅玄関の工事を任せてしまって、強姦事件が起きてしまった。
彼女は、その後に夜は水商売、昼間はリフォームの注文を知り合いに呼びかけていた。その相棒的人物が、高柳の大工で、S建築代表取締役のS・精。2014年4月20日午後9時ごろ、浜名はS・精を引き連れて、栄養士の再婚相手の住宅リフォームのため、姿を見せて、見積もりのための現場を見聞している。
この時の浜名の様子を目撃した栄養士の友人は「浜名はやせ型中背、長袖のシャツを着ていた。目つきは鋭かった。よくしゃべり、一見して酒か覚せい剤でフラフラしながらハンドルを握っていた」と語っている。この場面で、浜名はやにわに栄養士を両腕で抱え込んで、再婚相手に見せびらかせたものだ。この間、女性は声もあげない、手で振り払おうともしなかった。そして数日後に「浜名はやくざ」と真相を打ち明けたものだ。
大工Sも、浜名の正体と、このころの二人のレイプ関係を知っていた可能性が強い。
<捜査に弾み、地獄から抜け出せるか戦争遺児>
このほかにも、浜名の周辺を洗えば、彼の正体が判明することになる。一見して、普通の男ではないことを、別の人物からも確認できた。
人間の屑である。やくざでもチンピラであろう。そろそろ60歳近くになる犯罪者だ。浜名夫妻のデーサービスKは、一見の価値があろう。
類は類を呼ぶというが、吉田も浜名夫妻もまともな市民という感じを受けない。創価学会の会員の中には、吉田を知る人物はわずかだが、いるようであるが、残念ながら取材拒否にあってしまった。ここは捜査機関に頼るしかない。
<祈健闘!木更津署捜査二課>
司法取引は、捜査陣にとっても有力な武器となろう。捜査に弾みがついて、見事、美人栄養士の戦争遺児を、地獄から救い出せるか。ひとえに、木更津署捜査二課の双肩にかかっている。犯人も共犯者も特定した、性凶悪犯の迷宮入りは、断じて許されない。
さらなる健闘を切望したい。
2018年6月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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