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2018年05月31日 「ジャーナリスト同盟」通信
<地方組織の党員・信者から抗議殺到>
信濃町が激しく揺れている。公明党本部と創価学会本部の執行部が、下からの突き上げで、混迷の度合いを深くしている。久しぶり、事情通から信濃町の様子が届いた。岩盤で覆われている信濃町の様子を、外部から知ることは、なかなか困難である。ネット掲示板にも情報は少ない。たとえ載っても、その筋が直ぐに消してしまう。目下、公明党の地方組織からの突き上げが、すさまじいというのだが、それは予想していた通りである。「学会も谷川と正木の対立が激化している」とも。政治路線を間違えると、当然のことながら、内紛に発展する。「毎日新聞が知っていて、決して記事にできない重要な情報」ともいわれる。
<「安倍と心中するつもりか」と怒る地方>
安倍・日本会議の改憲軍拡路線にアクセルを踏んできた公明党ゆえに、仕事柄、注目をしてきたのだが、特定秘密・戦争法・共謀罪を強行するに及んで、自民党と公明党を「平和憲法を裏切る悪党勢力」と断罪するに及んだ識者・文化人は多かったに違いない。
それでも、自公を支持する国民は、2割から3割か。三つの戦争向けの悪法を正しく理解させると、恐らくほとんど両党を支持する国民はいないはずである。ことほどに、それらは隣国との緊張を煽り、民主主義を否定する悪法だからである。
それでも、盲目的に支持する創価学会員と神社本庁の氏子らである。彼らは、思考する、批判する、という当たり前の常識を持ち合わせていないためだ。悲しいことだが、これは真実である。悪しき宗教政党の恐怖を裏付けている。
いま公明党党本部に抗議する地方組織の怒りは「なぜ安倍を支持・擁護するのか」「安倍と心中するつもりなのか」という理屈抜きの反発という。
森友・国有地払下げ事件、加計学園への獣医学部新設にからむ公的資金強奪事件、TBS強姦魔救済の伊藤詩織さん事件、血税補助金詐欺事件、リニア疑獄と安倍犯罪は、底なし沼のように深い。以上は、単なる汚職事件ではない。この政権の体質、構造的な腐敗体質を露呈したもので、釈明の余地などない。
政府与党が、久しく逃げていた党首討論を、わずかな時間的制約の下で、昨5月30日に実施したが、それでも枝野・立憲民主党、志位・共産党の追及に、安倍晋三の心臓は破裂寸前だった。ところが、この時期の国民民主党の質問は、的はずれもいいとこで、存在価値を自ら放棄して、無様だった。言えることは、党首討論をわずかな時間でも受け入れた自民党執行部の対応は、官高党低の力関係の変化を見てとれる。安倍三選否定の与党へと移行したものだ。
<太田ショウコウはA級戦犯>
安倍の改憲軍拡路線に、無節操にのめり込んだ人物は、ショウコウこと太田昭宏である。
安倍内閣の三大悪法は、ショウコウの国交相時代に強行された。安倍の腰ぎんちゃくが、いまでは一般に定着している。
公明党を裏切った矢野殉也の大学の後輩だ。「矢野を見習ったもの」との声も聞こえてきている。「悪党の安倍と癒着したショウコウ」論が、信濃町でも横行し始めたという。「ショウコウの天敵は婦人部」というのだそうだ。
信濃町を窮地に追い込んだショウコウには、A級戦犯という評価が定着している。
<山口執行部もピンチ>
この太田ショウコウ路線を、そっくり受け入れた人物が山口那津男執行部という評価も、ほぼ定着したという。安倍の腐敗路線も一緒に受け入れてしまった公明党本部を、地方組織は危機感を覚えている。これも当然の成り行きであろう。
地方組織だけではない。それは創価学会も、ということなのだ。政治と宗教が一体である以上、これまた当たり前なのだ。
安倍に癒着したショウコウと、安倍に癒着した山口に、党員と学会員の不満は充満しているのである。一連の安倍犯罪と、そんな安倍・日本会議に癒着することにためらいを抱こうとしない山口執行部にも、全国的な反発が及んできている。事情通は、そのことを、関係者から直に入手したものだ。
安倍のピンチは、公明党のピンチなのだ。まさに、それゆえに山口らは、時として政府の対応に、1ミリ程度の異論を表明したりするのだが、しかし、効果は薄い。最近になって、山口がモリカケ追及の野党の正義を批判するという、信じがたい発言が飛び出し、それがネットで炎上している。
<特定秘密保護法強行時点で太田の裏切りを指摘した戦争遺児>
太田の裏切りについていち早く警鐘を鳴らした人物は、無念にもJR岩根駅近くでデーサービスKを経営しているやくざ浜名によってレイプ・性奴隷、逃げ出そうとして脅されてショック死した哀れな戦争遺児である。念のために言うと、犯人は浜名で、浜田ではない。2014年4月26日に突発性の大動脈りゅう破裂で卒倒、2日後に強い心臓が止まった。共犯者はヘルパーの吉田フミエであることも発覚した。明日、この事件について言及することにする。
特定秘密保護法を強行した太田ショウコウに対して、珍しく彼女は「池田先生を裏切った。先生は決して、太田を許さないッ」と叫んだのだ。偶然、その場にいて、政治評論家も学会員の正論に目を見張ったものだ。公明新聞の購読者で、熱心な池田信者だった。「木更津レイプ殺人事件」の被害者である。その直後から、彼女宅の塀に、数十年にわたって取り付けられていた公明党宣伝の大きな看板が、急に外された。そして間もなく、土地も住宅も第三者へと渡ってしまった。不気味なレイプ殺人の謎は深い。彼女の一言で、太田を注視するようになったジャーナリストは、改めて彼女の平和主義の鋭い感度に感銘を覚えたものである。この美人栄養士は、思考停止の信仰者ではなかった。
<「やくざは大嫌い」だった美人栄養士>
よく冗談半分に「やくざに票を入れるのはやめなさい、たとえ組織の指示でも」というと、彼女は「もちろんです。私はやくざ大嫌い。やくざ候補に入れない」と答えたものである。やくざ嫌いが、やくざにレイプされて、そのあと水商売を強いられて、とどのつまりは、抜け出そうとした途端、脅され続けて、一つしかない命を奪われてしまった。悲運の彼女は、今も地獄で、TBS強姦魔の被害者・伊藤詩織さんの勇気に愕然としているだろう。木更津署刑事2課の奮闘に期待したい。
<「安倍支持やめろ」の大合唱>
公明党が連立を解消すれば、その瞬間、安倍内閣は退陣に追い込まれる。
政党には、相応の対応があるのだが、公明党にはそうした価値観は、残念ながらない。理由は権力である。やくざと同じで、捕まえた相手を決して離さない。権力を手離すと、天罰が落ちてくると信じているのかもしれない。
そんなことはあり得ないのだが、山口執行部も、怒り狂う地方組織も、政権離脱は考えていないと事情通は説明する。
「ともかく安倍支持をやめろ、の合唱で、むしろ、安倍退陣に力を入れろに集中している」というのである。権力は手放したくないが、安倍との関係を清算しろ、が公明党員・創価学会員の正論というのである。
それには、ショウコウの首をはねることが先決だし、山口執行部も辞職に追い込まれることになろう。信濃町は、安倍晋三同様に、正念場に立たされている。
2018年5月31日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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