http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/411.html
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阿修羅の政治板が反安倍の集いの場になっていることを承知で、日朝国交正常化交渉を安倍首相に期待する投稿を続けるワケを少し説明させていただく。
これまで何度も書いてきたことだが、安倍晋三氏は、第一次政権を投げ出した経緯だけでも、国会議員になる資質さえ備えていないと判断している。
それに輪を掛けた政治的醜聞である森友学園&加計学園騒動は、そのなかに少なくとも3つは(「内閣総辞職」+国会議員辞任)につながる問題を孕んでいる。
安倍夫婦は似た者同士で、お友達はいい人、頑張っている人で顔見知りになったらなんとか応援してあげたいという感覚で生きているお坊ちゃん&お嬢さんコンビだと思う。
とんでもないことだが、安倍氏は、今でも、立派な学校経営者で様々なアイデアも持つ教育者でもある加計孝太郎に獣医学部を設立させたことのどこが悪いんだ??思っているかもしれない。
端的に言えば、安倍晋三氏は、家業(岸―安倍政治商会の三代目)とは言え、資質として政治家になってはいけない人なのである。
だからこそずっと、安倍晋三氏はとにかく早く日朝国交正常化を達成して総理大臣(及び国会議員)を辞任しろ!と書いてきた。
安倍に北朝鮮問題(日朝国交正常化)を成し遂げる能力なぞないというコメントは拝読している。
それでもなお、安倍晋三氏しか日朝問題を解決する政治家はいないと声を大にして言いたい。
それは、安倍氏に能力があるからではない。
失礼ながら、安倍氏にどうすれば日朝問題を解決できるかを考える能力があるとは思えない。どうすればいいかという政策立案は、安倍氏自身ではなく、官邸や外務省などの官僚機構に頼るしかない。
安倍氏に期待するのは、よし、これでいこうと固まった日朝問題解決策を、反北朝鮮強硬派の政治家などからの反対を押し切ってでもやり切る覚悟である。
覚悟を期待するワケは、米国が仕組んだ罠に嵌まった安倍氏には、それで生じた問題を何とか取り繕ってくれた北朝鮮にどれだけ頭を下げても足りないほどの政治的負債があるからである。
尖閣諸島国有化問題で揺れた12年に野田首相の後を継ぐことになったのも、米中が「中国&北朝鮮問題」をうまく処理していく政治家として安倍晋三氏が総理大臣に就くことを要請したからである。
(※参照投稿:
「[衆議院解散劇の裏を読む]米国も絡む日中関係に規定され動いてきた日本の12年後半政局」
http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/769.html
「[衆議院解散劇の裏を読む]関係修復のため、東京都知事と内閣総理大臣の首を中国に差し出した我が国の支配層(1)」
http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/321.html
「[衆議院解散劇の裏を読む]関係修復のため中国の要求に屈し、東京都知事と内閣総理大臣の辞任へとつながった「尖閣国有化問題」」
http://www.asyura2.com/12/senkyo139/msg/403.html
実に哀しい話をすれば、安倍氏以外に日朝国交正常化をやり抜くような人が見当たらないから、安倍氏に期待しているのである。
阿修羅政治板には小沢一郎氏シンパも多くいるようだが、小沢氏が日朝国交正常化問題でどんな声を上げたというのだろうか。
90年金丸(自民党社会党合同)訪朝団のとき、小沢氏は自民党中枢にいた。しかし、金丸訪朝での合意を基礎に始まった日朝交渉も、92年の8回までで結実しないまま終わった。
なんとか日朝交渉を再開しようと、95年には渡辺美智雄氏を団長する訪朝団での合意、97年にも森喜朗氏を団長する訪朝での合意があったが、交渉の再開には結び付かなかった。
(森訪朝団では、拉致問題について「不明者として第三国にいたところを帰国させるという方法」まで提示した。それに加え、コメ50万トン支援の密約などが騒動となり頓挫)
その後日朝交渉が再開したのは、99年の元首相である村山訪朝団を経てである。これも、米朝交渉が進展(2000年にはオルブライト国務長官の訪朝、ぎりぎりまでクリントン大統領の訪朝も企図されていた)していたからである。
しかし、再開された交渉も、3回で中断してしまった。
何を言いたいのかと言えば、唯一“敵国”扱いであれこれ言える(軍備増強のネタにもなる)北朝鮮との和解(国交正常化)には邪魔や敵対行動が入り、頓挫してしまうのが常だったのである。
90年の金丸訪朝も米国の意向を受けて行われたものだが、その後もたびたびチャレンジはしてみたものの、やはり日朝国交正常化だけはやり遂げることができなかった。
「拉致問題」は日朝平壌宣言に署名した日本政府=小泉政権に責任があると声を上げた政治家がいるのなら、共産党や社民党を含めてもいいから誰なのか教えて欲しい。
必ずや火の粉を浴び世論の苛烈な攻撃を受ける日朝国交正常化交渉を政治生命を賭けてやろうという政治家はいない。そのような覚悟がないからこそ、政党レベルで訪朝し合意も簡単に反故にしてきた。
因縁もあって02年9月に小泉首相と共に訪朝した安倍氏には、日朝国交正常化から逃げられない宿命がある。
そんな安倍氏(やブレーン)でも、愚かな策を弄するばかりで16年も達成できなかった。
日朝国交正常化は、間違いなくそれを達成したら政治家を辞めてもいいと思っている安倍晋三氏に期待するほかないのである。
首相になりたいと思っている政治家も、日朝国交正常化という火中の栗は自分が首相に就く前に、過去の経緯からその使命を帯びている安倍氏にやり遂げて欲しいと思っている。
最後に、立憲民主党や国民民主党も、野田政権崩壊の過程を通じて国際的に約束している安倍氏の政治的使命を知っているからこそ、即刻退陣以外に落とし前の付けようがないモリカケ問題でも、“寸止め”で倒すこところまでは追い込まないのである。
読売新聞や産経新聞はじめとするメディアも、最高レベルの幹部たちは安倍首相が抱える裏事情を知っているので、棺桶に下半身全部が入っている状態になっている安倍氏でも、必死に醜いほどの擁護を続けている。
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