http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/407.html
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少し前から流れていた情報だが、昨夜、日米首脳電話協議が行われ、来週、日米首脳会談が行われるようになったという。
日本のメディアは、この日米首脳電話協議をこれまでと変わらないトーンで報じているが、米国のメディアは、トランプ大統領が、米朝の首脳会談前に“非常に重要な”日米首脳会談を行うと表明したと報じている。
「ベルリンの壁」崩壊や「ソ連分解」に匹敵する、しかも、今後の日本に決定的な影響を与える「朝鮮半島の平和的統一回復」という国際政治の大きなうねりが眼前で展開されているのに、従米属国ボケ(こんな表現は使いたくないが)の日本は、政治家も識者もメディアも、北朝鮮の完全非核化だ!拉致問題だ!と相も変わらず幼稚性丸出しの鈍感な対応で終始している。
メディアなどは、日本の立ち位置について、「蚊帳の外」という表現も使っているが、メディアをはじめとする日本の識者たちの“頭の中”こそが、世界史的流れにおいて「蚊帳の外」という自覚はないようだ。
6月12日(6月第3週)に予定されている米朝首脳会談の前の6月第2週は、その前哨戦として重大な行事が目白押しである。
安倍政権が日朝国交正常化に大きく踏み出す可能性もある日米首脳会談が最重要の行事になる可能性もあるが、6月8・9日G7カナダサミット、6月9日上海協力機構青島サミットと重要な国際的枠組みの会合が連続して行われるのである。
上海協力機構青島サミットは、習近平国家主席がホストを務め、ロシアのプーチン大統領をはじめ印パなどの加盟国首脳とオブザーバーであるイランのロウハニ大統領も顔を揃える。
これらの会合で打ち出させる宣言が、6月12日の米朝首脳会談に対する期待値を大きく上げ、「朝鮮半島和平サミット」への道筋を照らす可能性もある。
(少し間があくので難しいだろうが、プーチン大統領がそのままシンガポールに入る可能性もなきにしもあらず)
そのような週に日米首脳会談が開催されるのである。
昨日投稿した「6・12「米朝首脳会談」は中韓首脳も参加の「朝鮮半島和平サミット」=戦後史終焉の一大イベントになる予感:安倍首相は?」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/370.html
のなかで、
「6月12日にシンガポールで米朝首脳会談が行われるとしたら、日本が国交正常化(宣言レベルでも)で米国の後塵を拝しないためには、6月3日の週に訪朝し日朝首脳会談を行うか、シンガポールの「朝鮮半島和平サミット」に参加させてもらい日朝国交正常化を宣言するかしかない。
安倍首相がカナダG7サミットの前に訪米を模索しているようだが、トランプ大統領とはサミットで会談できるのだから、訪朝計画のダミーとして持ち出している可能性もある。」
と書いた。
トランプ大統領とも顔を合わせるG7サミットの前に、通常国会末期というタイミングで安倍首相がわざわざ別途訪米して会談する狙いは何かと考えざるをえない。
拉致問題を米朝首脳会談で取り上げて貰うような話なら、わざわざ新たに会談を組む必要はない。繰り返されたテーマというこれまでの経過に照らせば、G7サミットの機会でもいいし、電話でも失礼にはあたらないだろう。
私がトランプ大統領だったら、この期に及んで「拉致問題」を議題にするような日米首脳会談は拒絶する。
日米首脳会談後の記者会見でも、トランプ大統領は、いささか辟易したのか、「拉致問題」はシンゾウにとって重要な問題ということだから、私も気に掛けるといった少しよそよそしい発言で済ましている。
戦後史を振り返っても、歴代日本政府(自民党政権)は、国内受けの悪い政策を推進したい(しなければならない)ときは、“外圧”を利用してきた。
中国や韓国の“外圧”は逆効果というか、さらにより強い反発を生み出すことになるが、米国の“外圧”は、安全保障論まで持ち出し、「それなら仕方がない」という雰囲気を作り出す。
米国の“外圧”は、強硬論をぶっていて人たちまでを、一夜にして宗旨替えさせてしまう力を有している。
そうなるのなら、あまりの主体性のなさに嘆息せざるをえないが、“外圧”を利用するしか、対北朝鮮政策を転換できないというのなら、いつもの見慣れた景色でもあり、黙って見過ごすしかない。
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米朝会談前に日米首脳会談 共通方針のもと協力で一致[NHK]
5月29日 5時58分米朝首脳会談
米朝首脳会談の開催に向けた各国の調整が活発になる中、安倍総理大臣は28日夜、アメリカのトランプ大統領と電話で会談しました。このあと、安倍総理大臣は記者団に対し、米朝首脳会談の開催前に日米首脳会談を行い、日米共通の方針のもと協力していくことで一致したことを明らかにしました。
アメリカのトランプ大統領が来月12日に予定されていた米朝首脳会談の中止を表明したことを受けて、首脳会談の再設定に向けた各国の調整が活発になる中、安倍総理大臣は、28日午後9時半すぎからおよそ30分間、総理大臣公邸でトランプ大統領と電話で会談しました。
このあと、安倍総理大臣は記者団に対し、米朝首脳会談をめぐるこれまでの経緯の説明を受けたと述べたうえで、「今後、日米でしっかり連携しながら認識を共有し、共通の方針のもと、米朝首脳会談が意義あるものとなるよう協力していくことで一致した」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は、米朝首脳会談が開催される前に日米首脳会談を行う方針で一致したことを明らかにしました。
さらに安倍総理大臣は拉致問題について、「トランプ大統領には米朝首脳会談で取り上げることを約束していただいているが、本日お目にかかった拉致被害者の家族から話をうかがい、その気持ちをトランプ大統領に伝え、解決が絶対に必要で重要だということを話した」と述べました。
アメリカ側の発表
アメリカのホワイトハウスは、トランプ大統領と安倍総理大臣が日本時間の28日夜、電話で会談し、北朝鮮をめぐる最近の動向について協議し、引き続き緊密に連携するため、米朝首脳会談の前に日米首脳会談を行うことで一致したと発表しました。
また、両首脳は、北朝鮮の核兵器や生物・化学兵器、それに弾道ミサイルの完全かつ恒久的な廃棄を目指す方針を確認したとしています。
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米朝会談実現に期待=核実験場爆破を一定評価―安倍首相[時事通信]
5/28(月) 11:14配信
安倍晋三首相は28日午前の参院予算委員会で、トランプ米大統領がいったん中止を発表した6月12日の米朝首脳会談に関し、実現に向けた動きが再び活発化しつつあるとの認識を示した。
その上で「問題の解決に資する会談となるよう米朝首脳会談の実現を強く期待している」と語った。
首相は米朝会談について「核、ミサイル、そして何より重要な拉致問題が実質的に前進する機会にすることが大切だ」と指摘。「近いうちに、なるべく早くトランプ大統領と電話で首脳会談を行いたい」と改めて説明した。
北朝鮮が核実験場の坑道などを爆破したことに対し、首相は「今後、全ての大量破壊兵器、あらゆる射程の弾道ミサイルの完全、検証可能かつ不可逆的な方法での廃棄に向けた具体的行動につながっていくことを期待している」と一定の評価を与えた。
菅義偉官房長官は記者会見で、6月上旬にカナダで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の前に首相が訪米し、トランプ氏と会談する案が浮上していることに関し、「サミットの機会を含め、さまざまな検討を行っている。一つ一つについて(言及)は差し控えたい」と述べた。
最終更新:5/28(月) 12:29
時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00000023-jij-pol
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河野外相、シンガポール訪問調整=来月上旬、米朝実現なら延長も[時事通信]
5/29(火) 7:06配信
河野太郎外相が6月8、9両日を軸にマレーシアとシンガポールを訪問する方向で調整に入ったことが分かった。
再調整中の米朝首脳会談が同月12日にシンガポールで実現した場合、河野氏は滞在を延長する可能性もある。政府関係者が28日、明らかにした。
河野氏は、マレーシア、シンガポール両国の外相らと会談する意向。マレーシアで15年ぶりに復帰を果たしたマハティール政権との関係構築を図るとともに、東南アジア諸国連合(ASEAN)の今年の議長国であるシンガポールとの協力強化を目指す。北朝鮮の非核化に向けた連携も確認したい考えだ。
米朝首脳会談が開催される場合、ポンペオ米国務長官らの同行も予想されるため、河野氏は会談内容などについて米側から直接説明を受けたい考えだ。
最終更新:5/29(火) 11:02
時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180529-00000009-jij-pol
※ 関連参照投稿リスト
「恥を知らない言論の放恣な行為:北朝鮮が米国追随の中国をボロ糞に批判:「北朝鮮危機」は年内(平昌五輪前)に解決へ転換!」
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/675.html
投稿者 あっしら 日時 2017 年 9 月 23 日 02:42:48: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
「大詰めを迎えた日朝交渉:2・9安倍―金与正(平昌)会談で再開された日朝首脳級交渉」
http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/859.html
「大詰めを迎えた日朝交渉:「拉致問題」解決に向け大きく舵が動いた5月7・8日大連「中朝首脳会談」」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/149.html
「大詰めの日朝交渉:“帰国したい人だけ帰国”「拉致問題解決法」を青山繁晴氏やビートたけしに発言させ世間の反応を窺う安倍官邸」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/197.html
「トランプ大統領が6・12米朝首脳会談をキャンセルしたワケは優柔不断で主体性のない安倍首相への気遣い!」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/220.html
「6・12米朝首脳会談復活説は明日27日「安倍電撃訪朝」のシグナル!?:いずれにしろ日朝国交正常化の猶予は最大4ヶ月」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/285.html
「「北朝鮮核問題」ではなく「朝鮮半島統一回復」が主題と気づかぬ日本の政治家やメディアたちの精神を蝕んできた属国的戦後史」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/319.html
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