http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/285.html
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以前、トランプ大統領は「問題を大きくすれば解決策の輪郭が見えてくる」というアイゼンハワー大統領の言葉を肝に銘じながら政策を考えていると書いた。
だから、トランプ大統領のはちゃめちゃなパフォーマンスについては、“騒いで実のところは何を達成したいのか?”を考える基礎資料くらいにしか思っていない。
そういう意味で、トランプ大統領の米朝会談キャンセル表明を世界中のメディアが競って報じ、訳知り顔の評論家やコメンテーターがあれこれ大騒ぎしてからわずか24時間で、6・12米朝首脳会談が復活する可能性もあるというトランプ大統領の発信を聞いても、へぇー、安倍訪朝が具体化した可能性があるんだと判断するネタになるだけ。
米朝首脳会談の準備で米国の先遣隊がシンガポールに向け出発する(会談キャンセル表明でもシンガポール行きのキャンセルはしていなかった)そうだから、24時間前の会談キャンセル劇は、メディアや評論家があれこれ言っていたような非核化合意問題や中国の影響問題ではないことがわかる。
本当にそれらが問題だったら、24時間で解決することはない。
末尾に添付する北朝鮮のキム第1外務次官の論評(これが会談復活の理由)を読めば、非核化問題で北朝鮮が“妥協”した形跡はない。
トランプ大統領の米朝首脳会談キャンセル公開書簡は、公式的(表面的)に言えば、北朝鮮の態度にむかついて勢いで発せられたということになる。
「トランプ大統領が6・12米朝首脳会談をキャンセルしたワケは優柔不断で主体性のない安倍首相への気遣い!」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/220.html
で、
トランプ大統領が、6月12日の米朝首脳会談を「キャンセルした理由は何なのかといえば、表題にある通り、日朝首脳会談に乗り込んで日朝国交正常化交渉に決着を付けられない日本政府(安倍首相)の動きである。
ずばり言えば、安倍首相が6月12日までに日朝国交正常化にめどをつけられないという現実である。」
と説明した。
こ の推理に即して言えば、米朝首脳会談が6月12日で復活する可能性もあるというトランプ大統領の発信は、安倍首相がいよいよ覚悟を決めてそれまでに「安倍訪朝」を実現する気になったと判断する材料になる。
安倍首相は、現在、モスクワでプーチン大統領と会談をしていると思われる。
モスクワには当然のように北朝鮮の重要な大使館もあり、「電撃訪朝」の詰めを行うには最適の地だ。北朝鮮とロシアの良き関係を考えれば、プーチン大統領が日朝暫定合意見届け人の役割を果たすこともできる。
表題で「いずれにしろ日朝国交正常化の猶予は最大4ヶ月」と書いたのは、トランプ大統領というか苦しい選挙を強いられている与党共和党は、今年11月の米連邦議会選挙を少しでも有利に闘うために、「北朝鮮の非核化」を成果としたいと強く願っているからである。
昨夜放送のNHK「時事公論」で、米国の世論調査を紹介し、15年のオバマ大統領時代の「イラン核交渉」に賛成する人は49%にすぎなかったのに対し、今年5月の世論調査で、「北朝鮮核交渉」には71%ほどが賛成し期待を寄せているそうである。
核を政策推進のネタに利用する米国特有の瀬戸際作戦は国内世論的に大きな効果があることがわかる。
イランと北朝鮮での支持の差は、心情的(大使館占拠事件や反イスラムなど)なものもあるが、核兵器をつくろうとしている国と核兵器&ICBM保有国という現実的脅威の違いが最大の要因だろう。
トランプ大統領と共和党が、中間選挙で「北朝鮮の非核化」を成果として目いっぱい利用しようと思ったら、10月初めまでには米朝合意を実現しなければならない。
そのためには、米朝国交正常化に後れをとるわけにはいかない日本は、9月中に日朝国交正常化の基本合意にこぎ着けなければならないことになる。
(トランプ大統領自身は、20年の大統領選が主目標で、5年ほど前まで民主党に献金していたことや言葉とは裏腹にけっこうオバマ政権の政策を踏襲していることから、民主党が多数派になったらなったで、民主党(の一部)を味方に引きつけて政策を実現していくだろう)
さらに言えば、安倍首相自身の“政治寿命”という決定的な問題もある。
安倍首相も側近も、モリカケではそれこそ万死に相当する不始末を起こしている安倍首相の政治的寿命は、どんなに頑張ってもあと1年くらいと考えていても不思議ではない。
(安倍首相の最大の政治的使命である日朝国交正常化=「拉致問題」解決を達成するため、退陣時期で野党と“取り引き”を行っている可能性もある)
いろいろな意味で、任期中に「拉致問題」を解決する=日朝国交正常化を達成するという安倍首相の絶対的公約(最大最高の国際公約)を果たすために残された時間は少ないのである。
それなら、できるだけ早く日朝国交正常化にめどを付けなければならない。条約締結後も、国会で批准を得るなど時間を要するからである。
安倍首相は、昨日のサンクトペテルブルグ経済フォーラム(プーチン大統領・マクロン大統領・劉岐山国家副主席なども同席)で、「国政政治ではサプライズが起きることもある。たとえば、ワールドカップサッカーで日本とロシアが決勝を戦うことになるような・・・」といった発言もしている。
モスクワから帰りに平壌に立ち寄るという機会を逃すと、来月8日・9日のG7カナダサミットの前後ということになる。
米朝首脳会談を予定通り6月12日に行うとしたら、「安倍電撃訪朝」のタイミングは、明日27日かG7カナダサミットの前後しかない。
(通常国会開催中でもあり、外遊は国会の承認が必要というだけでなく、平壌に行くという話を事前に明かすと、会談の目的は?合意の条件は?など大きな議論(騒動)になるたことは必至なので電撃で訪問したいはず)
※関連参照投稿
「大詰めを迎えた日朝交渉:2・9安倍―金与正(平昌)会談で再開された日朝首脳級交渉」
http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/859.html
「大詰めを迎えた日朝交渉:「拉致問題」解決に向け大きく舵が動いた5月7・8日大連「中朝首脳会談」」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/149.html
「大詰めの日朝交渉:“帰国したい人だけ帰国”「拉致問題解決法」を青山繁晴氏やビートたけしに発言させ世間の反応を窺う安倍官邸」
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/197.html
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[安倍首相のサンクトペテルブルグでの北朝鮮絡み言動]
平成30年5月25日
米朝首脳会談についての会見[外務省]
平成30年5月25日(現地時間)、安倍総理は、ロシア連邦のサンクトペテルブルクで会見を行いました。
総理は、米朝首脳会談について、次のように述べました。
「北朝鮮の問題については、米朝首脳会談に向けてトランプ大統領と緊密に連携をとっており、その方針、認識について完全に一致してきています。
その中で、今回、米朝首脳会談が実施されなくなったことは残念ではありますが、今回のトランプ大統領の判断を尊重し、支持します。
大切なことは、核、ミサイル問題、そして何よりも重要な拉致問題が実質的に前進する機会となる、そのような首脳会談にしなければならないということであります。
今後、日米、そして日米韓、またロシア、中国、国際社会としっかりと連携し、様々な問題の解決のために全力を尽くしていきたいと思っています。」
また、今後の日本としての働きかけについての記者からの質問に対し、次のように述べました。
「まず、帰国後、来週国会日程等もありますが、時間が合えば、なるべく早く、トランプ大統領と電話会談をしたいと思っています。もちろん、NSC間において、あるいは外務省間において、我々は緊密に連携をとっておりますが、大統領と、また今後の方針等について、私と大統領とでよく話をしたいと、こう考えております。
また、明日は日露の首脳会談もあります。今回の中止を受けて、今後の対応についても、プーチン大統領ともじっくりと話をしたいと思います。
いずれにいたしましても、国際社会でしっかりと連携をしていくことが大切であり、国際社会が一致、結束をして、この核問題、そしてミサイル問題、日本にとって重要な拉致問題の解決に当たっていくということではないかと思います。そのために、日本も努力をしてまいります。」
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201805/25bura01.html
安倍晋三内閣総理大臣と王岐山中国国家副主席との立ち話[外務省]
平成30年5月25日
サンクトペテルブルク国際経済フォーラム出席のためロシア・サンクトペテルブルクを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,同フォーラムの会場において,王岐山(おう・きざん)中国国家副主席との間で短時間の立ち話を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,王岐山氏の国家副主席就任への祝意を述べた上で,同氏が副総理時代に日中ハイレベル経済対話の議長として日中関係の発展に貢献したことへの謝意を表明しました。
2 その上で,双方は,先般の李克強・中国国務院総理による訪日が大きな成功を収めたことを踏まえ,現在の日中関係改善の流れの下で,経済を始めとする各分野における両国間の交流や協力を更に拡大していくことで一致しました。
3 また,安倍総理から,現下の情勢を受け,北朝鮮問題における日中両国の連携を強化する重要性を指摘し,王副主席からも賛意が示されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/rss/hoppo/page25_001358.html
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朝鮮外務省第1次官が談話を発表[朝鮮中央通信]
【平壌5月25日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省の金桂官第1次官は25日、委任によって次のような談話を発表した。
今、朝米間には世界が非常な関心の中で注視している歴史的な首脳の対面が日程にのぼっており、その準備も最終段階で推し進められている。
数十年の敵対と不信の関係を清算し、朝米関係改善の新たな里程標を立てようとするわれわれの真摯(しんし)な模索と積極的な努力は内外の一様な共感と支持を受けている。
そのような中で24日、アメリカ合衆国のトランプ大統領が突然、すでに既定事実化されていた朝米首脳の対面を取り消すという公式立場を発表した。
トランプ大統領はその理由について、わが外務省の崔善姫次官の談話内容に「大きな憤怒と露骨な敵対感」が盛り込まれているからであるとし、久しい前から計画されていた貴重な対面を行うのが現時点では適切でないと明らかにした。
私は、朝米首脳の対面に対するトランプ大統領の立場表明が朝鮮半島はもちろん、世界の平和と安定を願う人類の念願に合致しない決定だと断定したい。
トランプ大統領が取り上げた「大きな憤怒と露骨な敵対感」というのは事実上、朝米首脳の対面を控えて一方的な核廃棄を圧迫してきた米国側の度の過ぎた言行が招いた反発にすぎない。
この忌まわしい事態は、歴史的に根深い朝米敵対関係の現実態がどんなに重大であり、関係改善のための首脳の対面がどんなに切実に必要であるのかをありのまま見せている。
歴史的な朝米首脳の対面について言うなら、われわれはトランプ大統領が過去のどの大統領も下せなかった勇断を下して首脳の対面という重大な出来事をもたらすために努力したことについて依然として心のうちで高く評価してきた。
ところが、突然、一方的に会談の取り消しを発表したのは、われわれとしては意外のことであり、非常に残念に考えざるを得ない。
首脳の対面に対する意志に欠けてか、でなければ自信がなかったせいか、その理由について推し量るのは難しいが、われわれは歴史的な朝米首脳の対面と会談自体が対話を通じた問題解決の第一歩として、地域と世界の平和と安全、両国間の関係改善に意味ある出発点になるとの期待をかけて誠意のある努力を尽くしてきた。
また、「トランプ方式」というものが双方の懸念を共に解消し、われわれの要求条件にも合致し、問題解決の実質的作用をする賢明な方案になることを密かに期待したりもした。
われわれの国務委員長も、トランプ大統領と会えば良いスタートを切ることができると述べて、そのための準備に努力の限りを尽くしてきた。
にもかかわらず、米国側の一方的な会談の取り消し公開はわれわれをして今まで傾けた努力とわれわれが新しく選択して進むこの道が果たして正しいのかということを再び考えるようにしている。
しかし、朝鮮半島と人類の平和と安定のために全力を尽くそうとするわれわれの目標と意志には変わりがなく、われわれはつねにおおらかに開かれた心で米国側にタイムとチャンスを与える用意がある。
一分は寸の始まりと言われるが、会ってひとつずつでも段階別に解決していくなら現在より関係が良くなるはずであって、より悪くなるはずがないということぐらいは米国も深く熟考してみるべきであろう。
われわれは、いつでもいかなる方式でも対座して問題を解決していく用意があるということを米国側に再び明らかにする。−−−
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