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嘘で覆われていた日本の空の一郭に風穴があきました。
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2018-05-23 10:38 谷間の百合
総理の天井知らずの嘘で世も末感がたちこめていたところに、日大のアメフト選手が記者会見で見せた勇気は青天の霹靂ともいえる衝撃でした。
前川さんが投じた一石と同じかそれ以上のインパクトがありました。
もう、嘘に我慢できなくなった日本の神が動いたのかと言えば大袈裟に過ぎるでしょうか。
かれはアタックの直後に事の重大さを思って泣いていたそうですが、
コーチはその優しさがいけないと言い、監督も相手のことはどうでもいい、オマエがそれで成長できるかどうかだと言ったそうです。
つまり、相手に怪我をさせても動揺しなくなることが「成長」だと、総理と同じように「情」のかけらも持ち合わせていないことがその風貌にも表れている監督は言ったということです。
どうやら人の上に立つ人間に「情」や「恥」は不要なようです。
わたしが思ったのは、かれと両親の関係でした。
会見の前に、すでに3人で相手の家を訪れて謝罪をしていたそうなのですが、しかし、そんな内々で済ませられる問題ではないと思われたのではないでしょうか。
こういう場合、たとえ息子がカメラの前に立つと言っても、親は息子の将来を思って悩むことでしょう。
しかし、この両親はここで顔と名前を出さないと、息子は一生影の人生を送ることになると思われたのではないでしょうか。
その決断にいたる苦悩はいかばかりであったろうと推察します。
それにしても、二十歳の青年が会見で見せた思慮と分別には驚きを禁じ得ません。
かれは事実を語ることだけに徹していました。
監督、コーチについても事実だけを淡々と述べ、責めることも擁護することもありませんでした。
記者の質問には、記者の方に首だけではなく、体を向き変えて軽く会釈をしていました。
こういう落ち着いた態度は生来のものだとしてもスポーツを通じて身についたものであることも否定はできないように思いました。
かれにとっては、たとえ監督やコーチの指示とはいえ、自分で判断しなかったことが最大の悔恨になりました。
きのう、高プロ法案に反対して過労死の遺族も加わって抗議集会がありましたが、これからは嫌なことは嫌、できないことはできないと言えるような社会にしていかないと若い人がどんどん死んでいきます。
しかし、家庭でも学校でも嫌なことは嫌だと言いなさいとは決して教えないのです。
学校嫌なら休んでいいよと言える親はいないのです。
嘘で覆われていた日本の空の一郭に風穴があきました。
その穴を広げていけるかどうかに日本の未来がかかっています。
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