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2018年05月22日 「ジャーナリスト同盟」通信
<生殺与奪の検事任せは不正義>
ひところ、森友事件関連で、安倍を擁護する大嘘を、国権の最高機関で連発した財務省理財局長・佐川宣寿刑事告発に対して、なんとなくやる気を見せた大阪地検特捜部は、結局のところ、メディアを躍らせただけで、佐川を不起訴にした。最初から分かっていたことだが、一時、国民は興奮して安倍犯罪の行方に注目したものだ。その衝撃波は今も消えていない。事件は検察審査会に移るが、肝心の検事・大阪特捜部はひるんで、官邸にかしずくだけである。ここは検事・特捜部長を罷免する運動を展開することが、主権者の義務である。犯罪者を生かすも殺すも、検察の独占事項というのは、民主主義を崩壊させるだけであろう。
<検察庁と国税庁は1個の卵>
佐川は安倍救済の嘘のお蔭で国税庁長官という高位に就いたことは、健忘症の国民も記憶している。ただ、国税と検察の深すぎる仲を知るものは少ない。
この二つの組織は、一個の卵と思えばいい。白味と黄味の関係である。一体なのだ。国税の協力なくして、検事は脱税事件を処理できない。
脱税事件は、国税の支援・協力で有罪にすることが出来る。両者は持ちつ持たれずの、切っても切れない関係にある。検察が手を出せない国税庁長官ポストに佐川を就任させた、あくど過ぎる安倍や菅の狙いでもあった。
そうしてみると、一時は「大阪は女の特捜部長だから、腐敗に屈しない。本気で佐川を退治するかもしれない。やれば一躍、検事総長候補にもなれるんだから」との観測もでたほどだ。しかし、国税を敵に回せる検事など、この日本にいない。それを証明してくれた。
<佐川不起訴の大阪特捜部長は罷免すべし!>
検察と国税の関係が分からないと、今回の不起訴は理解できない。検察は、とことん逃げるしかないのだ。要は、大阪地検特捜部は、国民を裏切っている。失格である。
正義を追及できない検察には、不適格な検事ばかりなのだ。救済策は、問題機関ではあるが、検事を罷免する審査会にかけて、検事失格を内外に明らかにするのである。
アメリカでは、選挙で選ばれた特別検察官が担当するため、政府の圧力を跳ね返すことが出来るのだが、その点で、生殺与奪の権限を、ペーパーテストの人間に全権を付与する日本の制度そのものに問題があるのである。
<検察官適格審査会にかけろ!>
日本は特別検察官制度に代わって、検察官適格審査会という法務省の審議会がある。そこで、検事の罷免の有無を決めることにしている。世論の動向が、審議会を大きく左右するだろう。
法務省の審議会という枠をはめている点に問題もあるが、ともあれ、この制度を活用する見識が、日本の市民運動に全く欠けている。これを日常的にやれば、検事も覚醒する、正義の検事も誕生するかもしれないのだから。
筆者も苦い経験がある。東芝医療事故事件で警視庁に告訴したものの、東京地検の松本朗に不起訴にされてしまった。この時、この制度を知っていれば、松本の罷免を審査会に申し出なければならなかった。無知だった。弁護士もこの制度について教えてくれなかった。本当に無知は犯罪である。
この制度は、一般の市民が申し出ると、審査会を開かなければならない。佐川事件追及の市民は、関係する検事を罷免する運動として、ここに申し出る責任がある。
<検察庁法23条の大改正が必要>
この検察庁法23条を大改正することが、議会の責任である。審議会のメンバーが、すべて政府寄りの学者や弁護士ばかりでは、やっても意味がない。検事罷免を獲得できない。
公正な第三者で構成される事が重要である。およそ政府の審議会でまともなものは一つもないといっていい。御用機関では無意味だ。
また、審議会は公開を原則にして、双方の言い分をテレビ中継させるなどの枠をはめると、かなり効果が出てくる。民主的なルールのもとで、悪徳検事を罷免する、そのような審査会に改編するのである。
<国民を裏切る反正義検事はすべて罷免せよ!>
それにしても、日本には正義を貫ける検事がいない。上司・上部の顔色をうかがいながら、生殺与奪の権力を行使して、それがまかり通っている現在の制度は、民主主義に違反している。
そのため、検事職を中途で辞める検事は、少なくない。魅力的な職場ではない。正義を貫ける検察にするためには、この検察官適格審査会の有効活用と、より強固な検事罷免審査会にする必要があろう。
今回の佐川事件を不起訴にするような大阪地検特捜部は、罷免しなければ、国民の怒りは消滅しないだろう。
<検察審査会は検事のダミー機関>
結局のところ、国民向けの最後の砦が、検察審査会である。ここは小沢一郎事件で多くの国民は、そのいい加減な不正義の検察審査会を見聞することが出来た。
11人のど素人を集めて、格好を維持しながら、とどのつまりは、検事の判断通りに不起訴相当という決定でおしまい、というものだ。実際に体験して、この不埒な国の機関を知ることが出来た。
最近では、TBS強姦魔事件の被害者の伊藤詩織さんが体験させられた。よほど有能な弁護人がつかないと、国民の見えないところで、不起訴相当という一通の書面で押し切られることになる。
検察審査会は、検事・検察のダミーの機関で、国民を欺くために存在している。
この機会に、国民運動に限らないが、検事罷免を忘れないで、検察官適格審査会に申し出ることを、実行することである。
2018年5月22日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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