http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/859.html
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この数ヶ月、水面下で活発で濃厚かつ多国間を含む「日朝交渉」が行われているのに、経過どころかその事実さえ報じられることはほとんどない。
詳細がわからないので「大詰めを迎えた日朝交渉」と表記したが、日朝国交正常化(=拉致問題解決)について、ほぼ合意に達している可能性もあると思う。どのレベルまで交渉が進んでいるのかは、あと一週間ほどで明らかになると思っている。(来週月曜日までに明らかにならなければ、まだ交渉途上ということ)
日本で対北朝鮮外交が秘匿され続けるのは、昨年4月30日(5月1日)そして今年の1月17日と二度企てられた「安倍電撃訪朝」が頓挫してしまったことさえ報じられないのだから当然と言えば当然なのかもしれない。(※末尾に参照投稿リスト)
昨年9月、衆議院の解散前に、
「恥を知らない言論の放恣な行為:北朝鮮が米国追随の中国をボロ糞に批判:「北朝鮮危機」は年内(平昌五輪前)に解決へ転換!」
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/675.html
投稿者 あっしら 日時 2017 年 9 月 23 日 02:42:48: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
という投稿を行った。
※ その投稿で、安倍首相が「国難突破」と銘打った解散総選挙については、「安倍首相が憲法違反(不信任決議案可決ナシ)の衆議院解散に打って出るとしたら、14年末の総選挙と同じく、「拉致問題」が絡むため政治的に吉と出るか凶と出るかわからない平壌訪問(日朝国交正常化交渉加速)後も内閣を率いて国交正常化にこぎつけなければならないという判断が第一の理由」と書いた。
その投稿は、厳しい危機的状況のなかそれを打開するきっかけさえ見えない朝鮮半島(北朝鮮)問題を、朝鮮半島問題について重大な国際的政治任務を負っている安倍首相が解決に向けた転換の第一歩を踏み出すという想定で書いたものだ。
それは、将来の日本にとって重大な政治的使命でもあると強く思ったからであり、日本の支配層もそれくらいは深く思慮して統治に関わる判断を行っていると考えたからである。
歴史的道義、政治的名誉の観点に照らし日本が率先して行うべき朝鮮半島の平和構築は、けっきょく、朝鮮半島南北両国そして米国トランプ政権の主導と尽力によって進められることになった。
トランプ大統領が二つの空母打撃艦隊まで朝鮮半島近海に派遣して最大限の危機を演出してくれた4月30日が、「安倍電撃訪朝」にとってベスト選択(その会談によって核やミサイルの実験が凍結されれば世界中が安倍首相を賞賛しただろう)だったが、戦略的理念的歴史的な判断ができない安倍政権は訪朝を断念した。
解決に向けて転換する経路や経緯は予測を外したが、歴史的現実が、朝鮮半島の平和構築にむけて間違いなく進んでいることを心から喜んでいる。
大局の話は別途追々説明することとして、表題の「安倍首相―金与正さん(平昌)会談」について触れていきたい。
会談が行われた2・9は、平昌冬季オリンピックの開会式の日である。
平昌冬季オリンピックの開会式は、金正恩委員長の妹金与正さんが出席するということで世界的に話題を集めたが、安倍首相は、ペンス米副大統領とともに金与正さんと会談した。
会談したのは、日韓首脳会談が終わった後からレセプションが始まるときまでと考えられる。
その日の韓国発の映像はずっと追っかけていたが、まず、安倍首相とペンス副大統領が二人揃って同じ車で10分間ほど遅刻してレセプション会場に到着したことで“何かあった!”と思った。
ペンス副大統領は顔だけ見せてすぐにレセプション会場を後にしたが、安倍首相は、会場で、北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長に近づき言葉を交わしている。
その会話の内容は一部だけ、「拉致・核・ミサイル問題の解決を求める日本の意思を金正恩委員長に伝えてほしい」と話したと明らかになっているが、NHKだけがクローズアップ現代+で、「日朝平壌宣言に従って進めていきたい」と話したことを明かしている。
このように、安倍首相と北朝鮮側との接触は、金永南最高人民会議常任委員長との立ち話の挨拶程度しかなかったことになっている。
しかし、平昌冬季オリンピック開会式のスタジアム映像を見て、“何かあった!”の何かが、安倍首相−金与正さん会談だと確信した。
放送を見た人ならわかっているだろうが、貴賓席の下の方に文大統領・安倍首相・ペンス福大統領が並んで座り、その後ろ上に金与正さんと金永南最高人民会議常任委員長が並んで座っていた。
安倍首相と金与正さんの距離は、直線にして2mほどしかない。それなのに、安倍首相と金与正さんは挨拶どころか会釈さえ交わしていない。(映像が貴賓席を常時流しているわけではないが、二人が挨拶を交わしていればそれなりのニュースバリューがあるので別途取り上げたはず)。
安倍首相は、開会式の直前に、金永南最高人民会議常任委員長とは挨拶しているのだから、金与正さんと挨拶を交わすことに“政治的ハードル”はないはずである。
安倍首相は、金永南最高人民会議常任委員長と言葉を交わしたことについて、公明党の山口委員長に、「ここしかないというところでチャンスを生かした」とも語っている。
「ここしかないというところでチャンスを生かした」というのなら、北朝鮮の実質No.2であり金正恩委員長の妹でも金与正さんと言葉を交わさない手はないではないか。
ざっとこういう見方から、安倍−金与正−ペンスの会談が行われたと判断した。
※ ペンス副大統領は東京経由で韓国に入っている。2月7日に安倍−ペンス会談を行っていることから、二人が会談していたためにレセプションに遅刻したとは考えにくい。
のちに、ペンス副大統領と北朝鮮側の会談が元々設定されていたと明らかになった。
まず、ペンス副大統領は、韓国からの帰国の機内で、米紙ワシントン・ポストの取材に「北朝鮮が対話を望むのなら米国は対話する」「最大限の圧力と関与を同時に進める」などと語っている。(トランプ大統領より1ヶ月も早い段階で米朝対話を打ち出したことになる)
ワシントン・ポスト同紙は「ホワイトハウスが前提条件なしで対話をするという考え方を認めたのは、極めて重要な意味がある」と評価し、ペンス発言を受けて安倍首相は、衆院本会議で「ペンス氏とは平昌でも今後の方策を綿密にすり合わせており、圧力を最大限まで高めていく方針で完全に一致している」と説明した。
そして、“秘密の会談”から10日も過ぎた2月21日になって、「米朝会談計画 北朝鮮断る 副大統領と金与正氏」というタイトルの記事が報じられた。
米国務省のナウアート報道官は、「副大統領側には会談の用意があったが、北朝鮮側が会談を行わないと決めた」として会談の予定があったものの、北朝鮮側の申し入れで直前で取りやめになったと説明した。
安倍政権も、菅官房長官が、「安倍総理大臣とペンス副大統領の間の一連の意見交換では、十分な時間をかけて、北朝鮮代表団への対応など綿密にすりあわせを行っており、必要な情報共有は受けている」と述べ、事前に説明を受けていたことを示唆している。
このような傍証からも、2月9日の平昌オリンピック開会式当日に、安倍−金与正−ペンス会談が行われたことは間違いと考えている。
ペンス−金与正会談に安倍首相が特別参加したのか、安倍−金与正会談の立会人としてペンス副大統領がいたのかわからないが、3人で政治的対話が行われたはずである。
※関連参照投稿リスト(昨年4月30日今年1月17日の安倍訪朝断念関係)
「お詫びと総括:ロンドンで待機した安倍首相が土壇場で“電撃訪朝”を断念したワケ」
http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/114.html
投稿者 あっしら 日時 2017 年 5 月 01 日 04:29:36: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
「北朝鮮「半島情勢、峠越す」 報道官が談話:日朝首脳会談頓挫とともに「朝鮮半島危機」劇に幕」
http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/310.html
投稿者 あっしら 日時 2017 年 5 月 02 日 11:03:11: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
「東欧歴訪からの帰路、「安倍首相電撃訪朝」はあるのか?!」
http://www.asyura2.com/17/kokusai21/msg/662.html
投稿者 あっしら 日時 2018 年 1 月 16 日 04:14:07: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
「NHK「北朝鮮ミサイル発射」誤報は「一斉通知メール」の代替?!」
http://www.asyura2.com/18/senkyo238/msg/549.html
投稿者 あっしら 日時 2018 年 1 月 17 日 18:46:40: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
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