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ポスト安倍、「石破・岸田・野田聖子・進次郎」はこう動く
http://diamond.jp/articles/-/170197
2018.5.17 清談社 ダイヤモンド・オンライン
相次ぐスキャンダルの発覚と内閣支持率の低下によって、先行き不透明なものになってきている「安倍3選」。政局が混迷を深める一方、注目されるのは次期総裁選への出馬がうわさされる「ポスト安倍」の有力候補者たちの動向と実力だ。総裁選に向けた彼らの動きについて、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏に聞いた。(取材・文/清談社)
ポスト安倍一番手は
地方票で人気の石破茂元幹事長
ポスト安倍の一番手と言える石破茂氏。地方で抜群の人気があることが強みだが、一方で石破派の国会議員は20人しかいない。他派や無派閥の議員の協力を取り付けられるかどうかがカギとなる Photo:AFLO
安倍政権の屋台骨が揺らぐなか、与党内からは安倍首相の自民党総裁選不出馬や内閣総辞職、はたまた疑惑払拭と政権延命のための“黒い霧”解散まで様々なシナリオがささやかれはじめた。ポスト安倍の面々はどのような動きを見せているだろう。
まずポスト安倍の一番手とも言えるのが、石破茂元自民党幹事長だ。最近では、相次ぐ政権の不祥事について「政治は正直で、誠実で、親切で、丁寧でなければいけない」と発言するなど、安倍政権への批判的なスタンスを隠そうとはしない。また新聞などの「次の総裁にふさわしいのは誰か」という世論調査でも、安倍首相を抑えてたびたび1位になるなど、ポスト安倍候補のなかで、国民からの知名度や期待度は群を抜くものがある。
「石破元幹事長は、現在、自身が率いる石破派(水月会)の議員たちと一緒に総裁選へ向けた政権構想をまとめているところです。通常国会終了後に、それを発表するのと同時に正式な出馬表明をすることになるのではないでしょうか。順当にいけば、そのスケジュール通りの動きになると思います」(鈴木氏、以下同)
石破氏の強みといえば、やはり自民党の一般党員が投票する地方票だろう。6年前の総裁選でも、5人の候補者が乱立するなかで、地方票300票のうち55%にあたる165票を獲得し、安倍氏を圧倒した。
「今でも地方での石破人気は根強いものがあり、講演依頼も多い。石破氏も意欲的で、国会の委員会を終えた夕方から、地方に講演のために駆けつけることもあるほどです。来年には統一地方選と参院選があるから、石破氏に対して、選挙の顔を期待する声は今後さらに高まっていくはずです」
石破氏の政策は
安倍首相とは対照的
地方票以上に重要なのは、もちろん国会議員票。石破派は石破氏を含めて国会議員は20人しかいないため、他派や無派閥の議員の支持を得ることは必須だ。
「今も石破派の議員たちが他派や無派閥の議員と接触を繰り返していますが、どこまで国会議員の支持を広げられるかが、総裁選では鍵になるでしょう」
政策的な面では、石破氏の掲げる政策は、安倍首相とは対照的なものになるという。
「現政権は『夢よもう一度』と言わんばかりの成長路線。GDPの拡大や、生産性上昇をひたすらうたっていますが、株価対策も限界が来ています。こうしたことから石破氏は、少子高齢化や経済の縮小を前提とした身の丈に合った経済政策を訴えるはず。地方創生もその柱の1つになるはずです。そのあたりも総裁選の争点といえます」
石破氏に続くポスト安倍候補として挙げられるのが、岸田文雄政調会長だ。昨年8月に政調会長に就任すると、党内に2050年の日本経済や社会像について議論する「未来戦略研究会」を新設するなど、独自の政策づくりにも励んでいる。
「岸田氏は宏池会会長。リベラル派で政策的には安倍首相とは路線を異にするために、本来なら振り子の原理で揺り戻しがあってもおかしくはありません。4月18日の宏池会のパーティーでも、リベラル色を掲げた政策骨子を派閥としては発表しています」
岸田氏の今後の戦略は
安倍首相次第
政調会長就任前の岸田氏は、第2次安倍政権の発足以降、5年近くにわたり外相を務め、オバマ前大統領の被爆地・広島への訪問も実現させている。
「在職期間が長いだけあって、世界各国に知己は多い。ですが、安倍外交の先鞭をつけるという役目が多く、独自色はなかなか出せなかった。岸田カラーを見せたのは、オバマ前大統領の広島訪問くらい。今後を考えると、外交も含めて、首相になったら何をするかを具体的に打ち出してアピールしていく必要がある」
岸田氏の現在の戦略は、もっぱら安倍首相からの禅譲狙いといわれている。実際はどうなのか。
「今のところは禅譲狙いのため、まだまだ支持率をじっと見ている段階。政権批判を強めることも、総裁選への出馬意欲を明言することもありません」
ただし政権の支持率が低迷し、安倍首相が3選出馬を断念した場合には、岸田氏をめぐる状況は大きく変わる。鈴木氏によれば、「岸田氏周辺は、『石破有利の展開になれば、その時は見過ごせない。いち早く手を挙げて、一転攻勢に出て、各派閥に働きかけて多数派を形成する』と語っている」という。
結局、岸田氏は、今後の政権の支持率と安倍首相の進退次第のため、ギリギリまで表立っては動けないようだ。
無派閥の野田氏は推薦人がネック
小泉進次郎出馬は21年か
昨年8月の内閣改造で、総務相に就任した野田聖子も、総裁選への出馬に意欲を示している。最近では、福田淳一前事務次官のセクハラ問題における財務省の対応について、麻生太郎財務相に「違和感」を直接伝えるなど、積極的に発言をしている。
「野田氏は、女性や障害者、高齢者など誰もが参画しやすい共生社会の構築を掲げて、『女性初の総理大臣誕生』をアピールする作戦です。今年の4月からは、地元の岐阜県で女性向けの政治塾を開講するなど、意欲的に動いています」
野田氏は、出馬を目指した3年前の総裁選では、20人の推薦人が集まらず、最終的に断念している。今回は、その際に野田氏擁立に動いた古賀誠元幹事長(前宏池会会長)や、尾辻秀久参議院議員の支持が得られるかもまだ分かっていない。鈴木氏によると、「無派閥の野田氏にとっては、推薦人を集められるかどうかがポイントになってくる」という。
国民の間では、小泉進次郎氏についても、その動向に注目が集まっている。前回の総裁選では、石破氏への投票を総裁選後に明かした進次郎氏。今回の総裁選ではどのように動くのか。鈴木氏の見立てでは「進次郎氏自身の総裁選への出馬は、今回はないだろう。あるとすれば、3年後の2021年の自民党総裁選だ」という。
2021年といえば、東京五輪終了による景気の後退が予測される時期だ。また、5月4日の総務省の発表で、15歳未満の子どもの数が37年連続で前年を下回ったことからも明らかなように、少子高齢化も一層進んでいる可能性が高い。進次郎氏はその時、どのような政策を掲げるのか。
「2021年には安倍首相の掲げた出生率の上昇や、東京一極集中の緩和による地方創生が絵空事だということが明らかになる。進次郎氏は、その時期に照準を合わせて、低成長、マイナス成長を前提とした時代に必要とされる政策を掲げて総裁選に臨むのではないでしょうか」
9月の自民党総裁選まで、残りわずか4ヵ月。石破氏、岸田氏、野田氏、そして小泉進次郎氏がどのような動きで、党総裁の座を目指すのか、今後も注目していきたい。
自民党内の地方票に抜群の強みを持つ石破氏ですが、石破派は20人しかいないため、国会議員票には課題があります。 - ポスト安倍、「石破・岸田・野田聖子・進次郎」はこう動く https://t.co/0Ffkpo7Pqy
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2018年5月17日
ポスト安倍、「石破・岸田・野田聖子・進次郎」はこう動く | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/32JbNT6wRo
— 石田周二 (@iammrpostman) 2018年5月17日
→石破氏は安倍首相と比べると嘘をつくことに抵抗があるから、それが国会議員の票を集め難い原因でもある。地方は元々「真面目」さを重視するから良いけれど。。
ポスト安倍、「石破・岸田・野田聖子・進次郎」はこう動く ;クオリテイーを持たない、野心だけ満々な政治家たちの見え見えな権力争いは全く「ガキのケンカ」の様だ。情けない野党、与党の日本の政界にに落胆する。なんでこんな政治家たちしか出てこないのか?
— hooktoo (@hooktoo) 2018年5月17日
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