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冷戦時代のイデオロギーから抜けられない「親米派」の蹉跌 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229165
2018年5月17日 日刊ゲンダイ
小学校で行われた避難訓練で身をかがめる児童(C)共同通信社
外交政策に詳しい野党ベテラン議員が「外務省はどうしようもない」と怒っている。
「結局、外務省主流の親米派は、米朝首脳会談が失敗し決裂して、前のような『いつ戦争が起きるか』という緊張状態に戻ることを熱望している。だから、2月に平昌に行った時には『五輪後には米韓軍事演習を延期するな』と煽るようなことを安倍晋三首相に言わせるし、もはや和平交渉の流れが不可逆的になった今でも、まだ『北が膝をついて全面的に核放棄をしない限り圧力をかけ続けるべきだ』と米中韓を説得して、対話機運に水を掛けようと躍起となっている。
その姿勢を貫こうとすれば当然、今まで通り、北のミサイル発射に備えた四半期に1度のJアラート訓練もやめるわけにいかないので、今年度の第1回を5月16日に実施する。どう思います、これ。国際社会が北の核・ミサイルの危険を除去しようと全力を注いでいる真っ最中に、その努力には何の貢献もせずに、相変わらず自分の国には北の核ミサイルが飛んでくるという前提で、国民に避難訓練をさせているなんて。南北中米から『アホか』と言われてしまうでしょう」と。
どうしてこれほどまでに、日本は世界からズレてしまうのか。
前出の議員は「外務省の親米派が単なる親米派なら、米国が君子豹変したらそれでも何でも付いていくのだろうが、彼らは冷戦時代の親米派の化石で、盟主=米国を押し立てて、その左右両脇を日本と韓国で固めた『米日韓反共軍事同盟』を強固にして、北朝鮮あるいは中国を攻めるという時代錯誤のイデオロギーから抜けられないのだろう」と推測する。
その背後には、米国にもまだリチャード・アーミテージを筆頭とする冷戦的安保マフィアが生き残っていて、軍産複合体をスポンサーにアジアでほどほどに危機を煽りながら最新兵器の売り込みを図って商売にしている。
ところが、当の米国はトランプになって「盟主」を辞めてしまい、自国の利益第一に徹している。気に入らない協約や枠組みは平気でブチ壊す「離脱マニア」になり、後の秩序がどうなろうと、そんなことはおまえらが考えろという態度である。
そうすると、奇妙なことが起こってきて、日本の親米派(というつもりの冷戦派)はトランプの米国に「米国らしくない」と不満を抱き、トランプの米国はそういう日本を「役立たず」として切り捨てるかもしれない。
安倍が今、直面しているのは、そのような未体験の日米関係の歪みである。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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— 齋藤一弥<穏やかなレジスタンス&里山資本 (@rainasu) 2018年5月17日
外交政策に詳しい野党ベテラン議員が「外務省はどうしようもない」と怒っている。
「結局、外務省主流の親米派は…
《国際社会が北の核・ミサイルの危険を除去しようと全力を注いでいる真っ最中に、その努力には何の貢献もせずに、相変わらず自分の国には北の核ミサイルが飛んでくるという前提で、国民に避難訓練をさせている》🙈
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冷戦時代のイデオロギーから抜けられない「親米派」の蹉跌 https://t.co/C2fimGABzJ #日刊ゲンダイDIGITAL⇒的をえている。「親米派」は冷戦思考の化石だ。北東アジアの緊張が続くことを望んでいて、米朝会談の失敗を願っている。
— @h-yamachan (@yamavhan) 2018年5月16日
冷戦時代のイデオロギーから抜けられない「親米派」の蹉跌
— KK (@Trapelus) 2018年5月16日
奇妙なことが起こってきて、日本の親米派(というつもりの冷戦派)はトランプの米国に「米国らしくない」と不満を抱き、トランプの米国はそういう日本を「役立たず」として切り捨てるかもしれない
永田町の裏を読む 高野孟(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/DnjA497lv6
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