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対話による平和的解決 志位委員長語る米朝会談への期待 スペシャルインタビュー(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/658.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 5 月 16 日 22:35:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


対話による平和的解決 志位委員長語る米朝会談への期待 スペシャルインタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229077
2018年5月16日 日刊ゲンダイ

 
 「このチャンスを絶対に逃してはならない」と語る志位和夫委員長/(C)日刊ゲンダイ

 米朝首脳会談が6月12日、シンガポールで開催される。会談には、中国の習近平国家主席が出席するともいわれ、朝鮮戦争の「休戦協定」に署名した米中朝の3カ国首脳による「終戦宣言」が現実味を帯びてきた。米朝韓中など関係6カ国に平和解決に向けた要請文を送った日本共産党の志位和夫委員長にあらためて米朝会談への期待や、安倍外交に対する見解を聞いた。

 ――南北会談が実現し、史上初の米朝首脳会談の開催も決まりました。どう評価していますか。

 私たちは、関係6カ国への要請文で、「朝鮮半島の非核化」と「北東アジア地域の平和体制の構築」を一体的、段階的に進めてほしいと提起しました。南北首脳会談の「板門店宣言」で、「完全な非核化」と「年内の朝鮮戦争終結」が合意され、米朝首脳会談も日時と場所が決まった。まさに対話による平和的解決の歴史的チャンスが生まれており、北東アジア地域の情勢をがらりと変える世界史的な大変動が起こり得る情勢にきている。このチャンスを絶対に逃してはなりません。

 ――トランプ大統領、金正恩委員長ともに米朝会談の成功に自信をみせています。

 私が注目したのは7〜8日に金正恩委員長が中国・大連を訪問して習近平国家主席と会談し、直後に米中首脳の電話会談が行われ、中国側は「段階的な解決」や、「北朝鮮の安全保障上の懸念を考慮」することを米側に求め、米側は「中国の立場を高く重視し、役割を称賛する」と応じたことです。

 その直後の9〜10日、ポンペオ米国務長官が訪朝し、金委員長は「満足のいく合意に達した」述べました。そして米朝首脳会談の日時、場所が発表され、トランプ大統領は「大成功を収めるだろう」と。米朝首脳会談が成功を収めることを、かなり期待してもいいところまできているのではないでしょうか。

■安倍政権は失敗を認め政策の転換を

 ――米中は急速に北との距離を縮めていますが、対照的なのが日本の安倍政権ですね。

 北朝鮮問題に対する安倍政権の姿勢は一言で言うと「対話否定」「圧力一辺倒」。これが今、大破綻していると思います。トランプ政権は一方で「圧力」を唱えながら、他方で「対話」を選択肢とするという「一定の幅」を持った対応を行い、今回は「対話」にぐっと舵を切った。しかし、安倍政権は「対話否定」「圧力一辺倒」できたために、こうした事態についていけない。ひとり取り残された状態です。

 拉致問題についても、せっかく解決のチャンスが生まれているのに、「対話のための対話では意味がない」「拉致問題の解決が対話の前提だ」といって対話に自らハードルをつくるという態度です。これでは道は開けません。

 ――日中韓の3カ国首脳会談でも、安倍首相は「最大限の圧力」を訴えていました。

 東京で行われた中韓首脳会談では、「北朝鮮に対して一方的に要求するのではなく、北朝鮮が完全な非核化を実行する場合、体制保証と経済開発支援などの明るい未来を保証するうえで、米国を含む国際社会が積極的に参加すべき」という内容で合意しています。「圧力一辺倒」の安倍政権との落差が際立ちました。このままでは歴史的な流れからさらに取り残されることになります。

 ――とはいえ、北の非核化に懐疑的な見方があるのも事実です。どこがポイントになるのでしょうか。

 非核化は最大の目標ですが、その実現のためには北朝鮮に「核がなくても安心だ」と感じさせる環境――南北、米朝、日朝の緊張緩和・関係改善・国交正常化を進めることが必要です。非核化と平和体制構築は一体で進めてこそ両方を実らせることができる。

 その実行方法は、2005年9月の6カ国協議共同声明に明記された「『約束対約束、行動対行動』の原則に従い、段階的に実施する」。双方が合意したことを誠実に実行することによって、相互不信を解消し、信頼醸成を図りながら目標に到達する。これが最も現実的な方法です。非核化には、核兵器や核物質、核関連施設がどこにあるのかを申告させ、それを検証し、次に廃棄し、さらに検証という段階がどうしても必要になると思います。

 ――安倍政権は今後、北に対してどう向き合うべきだと考えますか。

 安倍首相は北朝鮮問題を「国難」と言い募って解散までやった。北朝鮮の脅威を最大限利用し、安保法制(戦争法)や9条改憲などを進める口実にしてきました。しかし情勢の前向きの激変が起こっている。これまでの「対話否定」「圧力一辺倒」の失敗を認め、政策を大転換することを強く求めたいと思います。






















 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国[8373] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年5月17日 01:20:50 : tjevCJiThs : l09LSDCg_vE[2]

まず朝鮮戦争を終わらせよう。その先の心配は、それから、だ。

2. 2018年5月17日 15:54:38 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2435]
吉川はじめ‏認証済みアカウント @YoshikawaHajime · 2 時間2 時間前
日曜討論に出ることになりました。5月20日(日)午前9時から10時15分の拡大版でNHK総合で生放送です。
https://twitter.com/YoshikawaHajime?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fwww5.sdp.or.jp%2Findex.html


3. 2018年5月18日 22:36:20 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2406]
2018年5月17日(木)

「圧力一辺倒」転換を

北非核化への対応提案 井上氏

 日本共産党の井上哲士議員は15日の参院外交防衛委員会で、朝鮮半島の非核化をめぐり、日本政府が北朝鮮への「最大限の圧力」を維持し、段階的な制裁解除の措置は行わないとする姿勢を批判し、「非核化と平和体制の構築を一体的・段階的に進める方向で関係国と連携を強めるべきだ」と転換を求めました。

 井上氏は、6カ国協議共同声明の「平和的な方法による、朝鮮半島の検証可能な非核化」と平和体制構築を一体で進めること、「『約束対約束、行動対行動の原則』に従い、意見が一致した事項について段階的に実施していく」という原則に従い、ねばり強く交渉することが必要だと強調しました。

 その上で、中韓首脳や米国務長官が金正恩氏と対話し、非核化の進展がある場合は体制保証や経済開発支援などを行う意志を表明するなど国際的な連携が進んでいると紹介。「私たちが提起した方向と同一であり、事態の打開と今後の米朝会談成功のカギとなる」と指摘しました。

 河野太郎外相は、一連の国連安保理や経済制裁の結果として北朝鮮が非核化を表明したとして、「今後も圧力を維持しながら見守っていく」と従来の立場に固執しました。

 井上氏は「圧力一辺倒、段階措置を認めないという特異な立場をとり続けるならば日本政府は蚊帳の外になり、今後の事態打開の上で足をひっぱるだけだ」とただしました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-17/2018051704_07_1.html


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