http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/388.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52211699.html
2018年05月10日 「ジャーナリスト同盟」通信
<日中韓首脳会談に正直、違和感>
1%の安倍信者には、不快であろうが、久しぶりの日中韓首脳会談での安倍晋三に違和感を抱くのは、東アジアの多くの庶民ではないだろうか。政治は、多くの思惑の中で動くもので、流れの混濁を分析しないと、判断を誤ってしまうものだ。「クラスの暴れん坊が、急にいい子ぶって、もう一方に正義ぶってみせた5・9三者会談だった」「馬賊の大将のような人物が、半島の和平を牛耳れるか」「中韓両国が花を持たせるには、それなりの計算があってのことさ」など識者の観測は複雑である。
<北がへそ曲げないか不安>
2018・5・9の日中韓首脳会談の分析は、いま控えるのが賢明だが、昨日正午前の共同記者会見でのNHK報道では「あの岩田の後輩女性記者が、興奮気味に安倍の成果、成果と解説していた」と友人が伝えてきた。
安倍支援のNHKにとって、久しぶり胸を張れる「式典」だったらしい。この5年間の安倍・日本会議外交を俯瞰してきて、反吐が出る思いをしてきた健康的な評論家は、すんなりとは喜べないものだ。
「日中韓共同宣言に拉致問題解決が明記された」と官邸は、鬼の首を打ち取ったようにはしゃいでいるのも、なんとも虚しい限りだ。「この5年間、拉致を政局に悪用してきた裏返しであるという事実にも気づかない官邸と外務省」といっていい。
北への圧力一辺倒の日本会議外交に、もろ手を挙げて拍手できるのか。数々の安倍犯罪を、なかったこと、チャラにでも出来ると思い込んでいるのだろうか。
心配なことは、安倍に花を持たせ過ぎて、北がへそを曲げて、目の前に届いてきている非核の半島政策が、崩壊しないのかどうか。そのことが不安でならない。そもそも半島の和平は、米戦争屋ネオコンと安倍・日本会議にとって、好ましいことではないのだから。
<安倍に半島処理の資格はない!>
はっきりと断言できることは、東アジアに緊張をばらまく安倍外交の5年間は異様だった。ある時からそれを東と南の海から、半島に切り替え、いまその延長線上にある。ものすごく大事な時である。国際五輪と韓国の必死の努力に北が応えた南北和平の動きに、ワシントンも応じるという画期的な場面においても、ひたすらこれに水を差してきた安倍・日本会議だった。
自らは、大陸と半島問題を、意図的にこぶしを振り上げて、超軍拡予算を、財政破綻の下で5年も継続してきて、財閥ともどもほくそ笑んでいる。結果、遂に「貧困」という日本語が誕生してきた現在である。大陸と半島封じ込めに、50兆円もの血税を世界にばらまいてきた事実を何とするか。
<安倍・日本会議の内外政の真実>
生活保護世帯の増加と同レベルの年金生活者、そしていつ首を切られるか不安な低賃金労働者(非正規社員)の増大、そんな中で安倍夫妻は、連日、血税である官房機密費で浪費の日々である。
安倍・日本会議の嘘に追随する霞が関の官僚・役人たちは、高額の報酬を懐に入れて、嘘の連発で安倍犯罪を隠すことに懸命だ。他方で、所得の無くなった高齢者医療負担を倍増する政策が、突然、具体化して、足腰の立たない老人社会を崩壊させている安倍・日本会議である。神主のお祓いなど効果なしである。
国内の54基もの危険極まりない原発の再稼働で、核の材料となる核のゴミ・プルトニウムを山のようにため込んで、国際社会から警戒されている。これこそが東アジアの危機・不安定要因ではないのか。しかも、将来にわたって、核のゴミは消去されない。半島は核・放射能まみれといっていい。第一、311の東電福島原発の廃炉さえ、処理の見通しは立っていない。人間の能力では、手に負えない核エネルギーなのである。
21世紀はなんとか見通せても22世紀の将来を、確信を持って予想できる人間は、この地球にはいない。嘘は可能だが、真実は不可能である。
<花を持たせた中韓首脳は正義か?>
列島で「犯罪首相」という不名誉な評価を下されている日本会議の安倍晋三は、善人ではない。悪人である。
安倍暴政は、戦後、歴史の教訓から誕生した日本国憲法を、尊重し擁護する義務に違反してきている。非核三原則・武器輸出三原則に穴をあけてきた悪人である。
公明党創価学会の支援を受けて、特定秘密保護法を強行するや、戦争を100%禁じている9条に真っ向から違反して、集団的自衛権の行使を可能にした「戦争法」も、創価学会を巻き込んで強行した安倍・日本会議の政府である。
この自衛隊参戦法は、大陸と半島に向けられたものだ。加えて共謀罪の強行である。これによって、いかなる人物でも拘束できる。言論を封じ込めることが出来る。日本国憲法を封じ込めているのである。
筆者は27歳ごろから政治記者として永田町を取材の標的にしてきた。その対象は官邸と自民党本部である。政権与党の、それぞれの派閥である。その群像を、20年後の記者生活の卒業論文の形で「自民党派閥」(ぴいぷる社)として発表して、政治評論の世界に入った。
<平和軍縮派の宇都宮徳馬を忘れるな!>
「権力に屈するな」と毎日のように薫陶をしてくれた人物が、軍縮平和の巨頭といわれた宇都宮徳馬である。宇都宮あっての政治評論家として今日の自分がある。宇都宮政治の根幹は、寛容・友好である。弱者への熱い思いだ。彼の行く先は、モスクワ・北京・平壌・パレスチナなどだ。ワシントンでは、ネオコンと対決するリベラル派だった。
<隣人は右翼宗教政党に翻弄されるな!>
彼ほどの政治家は、いまだアジアに現れていない。河野洋平は、彼の弟子のはずである。安倍・神社本庁は、日本再生のために約束した日本国憲法を破壊してきている。それに追随する公明党創価学会の大変質である。この悪しき宗教政党と、東アジア諸国はどう向き合えばいいのか。
大陸と半島の日本研究の深化を期待したい。安倍に花を持たせると、自らの首を絞めることになるのだが、それを覚悟してのことか。あえて指摘、諫言しようと思う。宇都宮を知る河野洋平らの心情もここにあるだろう。
2018年5月10日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK244掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK244掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。