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2018/05/08 17:58
<麻生太郎財務相は8日の閣議後会見で、「セクハラ罪という罪はない」との4日マニラでの発言が批判を受けていることについて受け止めを問われ、改めて「セクハラ罪という罪はない、事実を述べただけだ」と答えた。その上でセクハラは被害者の告訴がなければ起訴できない親告罪だと指摘した。
4月27日に福田淳一前財務次官を処分した理由について「調査に時間をかけることは被害者の保護という観点で問題がある」として「福田(前)次官から特段の反論、また反証がない限り、テレビ朝日で明らかにしている内容を前提として事実認定し、セクハラ行為があったと判断して処分した」と説明した。
<文書改ざん「どの組織でもありうる、個人の問題」>
森友学園問題の文書改ざんついては「どの組織でもありうる話で個人の問題」と指摘し、財務省が「組織全体でそういったことが日常茶飯事で行なわれていることはない。個人の資質によるものだ」と説明した。
基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化する財政健全化目標の達成期限を従来の2020年度から25年度に延期するとの一部報道について、「内閣府でいろいろやっているので、詳しい内容を知っているわけではない」とコメント。その上で「消費税の2%の引き上げがずれ込み、増税分で社会保障に回る分を増やすため、結果的に財政の収入が減る結果として、2020年度の目標到達はずれ込むことにならざるを得ない」と指摘した。
黒字化の達成時期は「計算しているのが今の段階と思うが、今は、2025年までにということになっているそうだが、その内容が果たして、2025年までに(達成することが)いくのか、経済成長率はどの程度かなどによる」と付け加えた。
2019年に福岡市で開催が予定されている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会合の日程について6月8━9日と発表した>(以上「ロイター」より引用)
麻生氏という人物は御し難いアナクロニズムだ。セクハラ罪という罪はない、との屁理屈をいつまで繰り返せば気が済むのだろうか。それはたとえば「絞殺罪」という罪はないというのに酷似している。
絞殺の結果として殺人罪が成立する、という法体系の成り立ちが麻生氏には理解出来ていないようだ。セクハラは名誉毀損罪(刑法第230条)や侮辱罪(第231条)として罰せられるか、或いはわいせつな画像を常時パソコンに表示した場合は、わいせつ物陳列罪(第175条)として刑法に抵触することになる。それらのすべてが親告罪でないことは明らかだ。
森友問題に関する公文書改竄を「個人の資質」だとしているのは大問題だ。そして他の省庁でもありうる、と言うに事を欠いて言及するとは何たることだろうか。
麻生氏は公文書改竄が個人の資質の問題だから財務省全体が問われるべきことではない、と言いたいのだろうがそうはいかない。財務省の一職員が公文書改竄に関わった、という生易しいことでないのは既に解明されているだけでも明らかだ。しかも改竄を指示された担当職員が自殺しているではないか。
麻生氏の言葉は彼の政治家としての資質を疑わせる。一事が万事という言葉を彼は知らないのだろうか。しかも公文書という国家行政の根幹をなす記録が改竄されるとは前代未聞だ。
さらにプライマリーバランスに言及しているが、国民生活よりもプライマリーバランスが優先するかのような発言も政治家として大問題だ。財務官僚の発言なら「職務に忠実なだけの偏屈者」との認識で済むが、政治家なら政府財政のためなら国民生活を困窮させても平気だ、というかのように聞こえる。
かつて仁徳天皇は都の高殿に登られて「民の暮らしやいかに」と竈から立ち上る煙を眺められた。それほどいにしえの政治家は治世に関して民の暮らしを気にかけていた。麻生氏は仁徳天皇の爪の垢でも煎じて飲むが良い、いや70才を過ぎた老政治家では余りに遅きに失したか。
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