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2018年05月08日 「ジャーナリスト同盟」通信
<自衛隊を改憲組織にするための工作が!>
国民が気が付いたときには、国営放送と軍隊を抑えられていた?という時代が、この平和憲法下の日本に生まれつつあるようだ。日本会議の野望は、世人の想像をはるかに超えている。凡人がネットで好きな主張をしている間に、それは進行していた。一部の中国研究者は「毛沢東をまねている。ヒトラーだけではない」と指摘している。NHKと自衛隊を牛耳れば、再び軍国主義の大日本帝国を誕生させることが出来る?これを虚構といえるだろうか。その一端が判明した。NHKに次いで、武力装置の自衛隊を、改憲運動の主体にしようと企む日本会議を注視する必要があろう。
<手始めがOBの「隊友会」工作始動>
ネット掲示板に自衛隊OBの「隊友会」という公益法人が、改憲運動の担い手となっていることが紹介され、真相の一角が判明した。
日本会議代表の安倍晋三首相が、自衛隊行事に必ず出席する理由を、しっかりと認識する平和運動家はまだいないかもしれない。安倍・日本会議は、自衛隊を改憲陣営の手足にしようとしているのである。
現在の安倍改憲論が「9条に自衛隊明記」を叫び始めている理由を、何人の日本人がわかっているだろうか。永田町には、一人もいないのがわびしい。隣国の指導者を騙すことなど容易なのだ。主権者である日本人、そして国民の代表を欺くことなど、日本会議にとって常套手段なのだから。外国の日本研究者にとって、全く手が届こうとしていない。
最近になって、野党議員に向かって「お前は国民の敵である」とほざいた自衛隊幹部が現れて、議会と有権者に衝撃を与えたばかりだ。貴重なPKOの自衛隊日報を隠ぺいすることは、平気の平左の自衛隊である。
文民統制は、どうやら絵に描いた餅であることも分かってきた。
極右化した自民党と公明党、衰退した野党という政治環境の下で、議会と主権者が知らない不気味な事態が進行している。その一つが、自衛隊22万人の改憲組織体にする日本会議の工作進行であり、その発覚と言っていい。
<基地司令官室に神棚>
筆者は、以前、リベラル派の愛野興一郎代議士の部屋に出入りしていた自衛隊幹部にたのまれて、富士山のふもとで、数百人の自衛隊員を前にして講演をしたことがある。
PKO問題が沸騰していたころで、日本国憲法が想定していない危険な違憲行為であると反対論をぶちまくった。その後に自衛隊の「オピニオンリーダー」に選任され、最近になって、ようやく任を解かれた。この間、自衛隊の基地取材の機会があり、都合がつけば、行楽気分で参加した。
これは一般の市民には出来ないことである。そうして、大発見の機会を手にした。なんと司令官室で神棚が飾られていた。
日本会議は、神社神道の神棚の宗教組織体である。戦前の国家神道である。靖国参拝派の心臓部である。それこそ政教分離の日本国憲法に違反する組織体である。
憲法どころか、国家公務員法と自衛隊法に違反する。この神棚信仰に驚愕したものだ。つまり戦前の日本軍・皇軍を支配した神棚信仰そのものである。国会議員を「国民の敵」と決めつける異様な自衛隊幹部の信念、文民統制が機能しない自衛隊の正体を気付かされて当然かもしれない。
この驚くべき事実は、本に書いて紹介したものだ。
<基地内に神社>
靖国神社を頂点にして、司令官室の神棚、そしてもう一つが、基地内の神社である。国家神道の自衛隊組織なのだ。議会での徹底審議が求められている。
それをまさしく確認したのである。国会議員は、一度は国政調査権を行使して、自衛隊の基地内を全て踏査するといいだろう。神棚は軽い木箱だから、簡単に隠蔽することが出来るだろうが、基地内の神社は、そうもいかない。
信仰は自由である。憲法が保障しているが、公的な施設内での宗教施設は許されない。神棚も神社も禁じられている。しかし、自衛隊内では、戦前の戦争装置・神社信仰が、隊員に強制されていることになる。事情を知らない米兵などは「もう一度戦争する気か」と怯えるかもしれない。
<見学者を神社参拝を強要>
ある基地では、基地幹部が基地近くの中規模の神社に参拝させるのである。これには閉口した。無神論者は、そこでの行事を呆然として見学するだけだったのだが。
気の利くジャーナリスト・評論家であれば、カメラのシャッターを切っていたところだ。予想も出来なかった基地幹部の対応に、そうした物書き気分になることが出来なかった。ジャーナリスト失格である。
しかし、冷静になって考えると、神社参拝を見学者に公然と参拝を強要する自衛隊基地幹部の信念には、衝撃を通り越してしまう。
70年前の神社神道と神風という、まさに幻想そのものなのだが、戦前の皇軍体質を継承していることに、内外の専門家のみならず、自衛隊の存在そのものに対して、日本国民も重大な覚悟を求められていまいか。
国民の多くは、災害時の支援・救済活動について、自衛隊の存在を認めているのだが。安倍の9条明記は、とても危険この上ないことが理解できるだろう。軍拡は危ない。軍縮しないと大変なことになろう。
<自衛艦・出雲(いずも)の空母化と関係?>
靖国と伊勢と出雲は、神社神道の中核と認識する人間だが、出雲の島根県出身が、安倍支持母体の細田派会長で、自民党改憲組織の責任者である。「安倍を裏切れない細田」という陣容で、9条改憲を強行しようというのだ。
いまの出雲経済は、予想以上に落ち込んでいる。人口が急減している。観光もさっぱりだ。夜間に人影がいない、と心配する市民は多い。三基の原発が市内に存在することも理由の一つである。竹下登も小泉純一郎と同じく、原発の安全神話を信じたせいである。新潟の田中角栄もその仲間だ。原発の危険性を承知している福田赳夫や中曽根康弘の群馬県にはないだろう。
改憲に向けた国民投票では、NHK・読売を先頭に、憲法改悪の改憲世論を巻き上げられると、そして投票開票に機械的操作を加えると、とても危険な結果を、主権者は甘受しなければならない。安倍晋三が退陣しない真相ではないのか。
縁起を担ごうとしているのか。自衛艦の名称に神社の名前が今も戦前同様によく使われる。神風を信じているわけではないだろうが、いま「いずも」を空母化しようとしている。「二度目の上海攻撃が狙いか」と驚愕する向きもあるという。
<警鐘乱打!命を大事にする自衛隊員に告ぐ!>
自衛隊は、大きく変質している。特にこの5年間で、変貌を遂げている。戦闘地でのPKO活動だけではない。自公政権によって、自衛隊がアメリカの戦争に参戦を強いられる「戦争法」が実現した。集団的自衛権の行使を強要されてしまった。
反対する市民や言論に対して、特定秘密保護法と共謀罪で襲い掛かる制度も実現させられた。男子のいる家庭は不安このうえない。自公の戦争党の次なる暴走が、以上見てきた日本会議主導で進行中である。戦争が出来ない日本を、戦争する日本に改編させようとしている。財閥と神社神道・日本会議の野望である。
自衛隊の守護神は憲法である。9条が健全であれば、自衛隊員の命は保障されている。9条あっての自衛隊員である。日本会議の危険な工作に乗ってはならない。
2018年5月8日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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