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監督の熱い思いが伝わった「タクシー運転手」!  
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投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 5 月 06 日 18:10:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


監督の熱い思いが伝わった「タクシー運転手」!
http://85280384.at.webry.info/201805/article_43.html
2018/05/05 23:56 半歩前へ

▼監督の熱い思いが伝わった「タクシー運転手」!

  映画が終わりスクリーンにスタッフらの文字が映し出された。劇場が暗いうちに次々、席を立つ観客。泣き顔を見られるのが恥ずかしいのだろう。それほど深い感動が会場を包んだ。観終わった時、思わず拍手をしたくなる衝動にかられた。

 1人のジャーナリストとタクシー運転手の勇気がなければ、「光州の悲劇」は謎を残したまま封印されていたことだろう。

 韓国映画「タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」を観た。

 光州事件が起きた時、私は衝撃を受けた。民主化を求めた学生や市民に銃口を向けた全斗煥率いる軍事政権の残虐行為を許すことが出来なかった。韓国語が分からない私が「チョン・ドゥファン」(全斗煥)という言葉だけはいまだに鮮明に覚えている。それほどショックだった。

 全斗煥は1980年5月17日、韓国全土に戒厳令を布告。金大中ら野党幹部を逮捕・軟禁した。これで民主化運動に火が付いた。

 映画「タクシー運転手」は、決死の覚悟で光州事件を取材したドイツ人記者と韓国人ドライバーをモデルにドラマ化したものだ。

 ドイツARDの東京特派員、ピーターは光州での異変に気づき、東京からソウルに飛んだ。出会ったのがタクシー運転手マンソプ。

 ピーターを乗せて、たどり着いた光州で見たものは、見境なく学生に殴り掛かり、足蹴にする兵士の姿だった。怒った市民が加わりデモは日増しに数を増した。ついに軍隊はデモ隊めがけて一斉射撃を繰り返し、多数の死傷者を出した。

 ピーターとマンソプも標的となり狙われるが、学生や光州のタクシー仲間が盾になって2人を守った。戒厳令が敷かれる中、報道は完全に遮断され、真実は全く世界に伝わらなかった。

 学生や光州市民は自分の命と引き換えに、「光州で起きていることを世界に伝えてほしい」と2人に託した。

 ピーターが決死の覚悟で撮った映像が世界に喧伝された。軍事政権による“光州虐殺”の真実が初めて明らかになった。

 映画は、厳しい検問をかいくぐりソウルからやってきた2人を“仲間”として歓迎、「腹が空いただろう」と握り飯を手渡す市民との心の触れ合い。

 父と子の2人だけの生活で、ソウルに残した11歳のひとり娘が気がかりなマンソプの葛藤する親心。

 非常線が張られた中ソウルへの帰途、軍隊の検問に引っかかった。光州ナンバーに偽装したが、将校が車のトランクを開けた。隠した元のソウルナンバーが見つかった。だが、彼は黙って部下に開門を命じた。義経と弁慶の安宅関を思わせる場面だ。

 まだまだ見どころいっぱいの映画は、観客を飽きさせないように随所に「見せ場」を作っている。見事な演出である。これだけの映画を作った監督を高く評価したい。

 命を懸けて民主化に立ち上がった学生や市民。独裁政権は時として銃口を市民に向ける残虐ぶりを余すところなく伝えた映画だった。監督の熱い思い、メッセージは観る者に十分、伝わった。

 暴走を続ける安倍晋三は改憲に夢中だ。自民党の改憲案には「緊急事態条項」が仕込んである。猛毒である。だから映画「タクシー運転手」は、日本の若者にぜひ観てほしい。

 どんな毒かは私のブログ「半歩前へ」をご覧いただきたい。



















関連記事
この映画は必ず観に行く!「タクシー運転手」 ! 
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/630.html


 

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コメント
 
1. 2018年5月06日 18:37:57 : PMFjq86Yrg : nZrJgmdYJvA[1]
 投稿記事の筆者に同感。これはホント、素晴らしい、感動的な映画。2018年はまだ半分にも満たないが、ことしのナンバーワン映画に推したい。

 最初のうちは笑い転げる。でも、徐々に徐々に…。でも、変に重たくない。深刻なストーリーでもない。でも、徐々に、徐々に…。
 でも、韓流のハンサムな俳優は出て来ない。
 でも、韓国はすごい。あの残酷で残忍な光州事件をテーマにしたこんな映画を作ってしまうなんて。

 ネタバレはまずいが、民主化を求める市民、学生のデモを、軍事独裁政権の兵隊たちは銃撃して殺す。
 80年に光州で起こった実際の出来事。光州はソウルから離れた場所。高速道路は軍隊によって閉鎖されている。
 東京に赴任していたドイツの特派員が身分を偽って取材に向かう。でも、光州に向かう足がないから、ソウルのタクシー運転手を雇う。

 光州のメディアはこの事件を報道しない。独裁者の悪辣さを伝えない。テレビは惨劇の映像を流さない。むしろ、市民、学生たちが悪役になり、警備の警官が殺されたと報じる。
 いまの時代の日本メディアがお得意のフェイクニュース。

 血を流して勝ち取った民主主義だから、韓国の民主主義は強いと思わずうなってしまう。

 日本では…とは考えまい。民主主義を望む日本の意識も残念ながら、韓国ほど高くない。
 でも、仮に…。国会議事堂前で起きた日本の市民、学生のデモを日本の警察、自衛隊が銃撃して殺す…。あってはならない。

 でも…。


2. 2018年5月07日 08:50:37 : AjsjlODzdU : UDWXfciskC0[2]
 わたしも観た。

 後半は涙が止まらなかったし、独裁者の怖さを知った。日本を“民主国家”だと勘違いしているひとは観るべし。


3. ぢっとみる[21] gsCCwYLGgt2C6Q 2018年5月11日 07:04:22 : LLC16YRhF6 : 2yUQTAqpjc8[21]
3月に図書館から除籍になった雑誌を何冊か貰ってきた。その中にこんな記事があった。

週間金曜日 2015年12月25日号
「11・22事件」から40年
『青春を祖国の獄に埋めた者たち』
康宗憲 (カン ジョンホン), 韓国問題研究所代表〔死刑判決後13年間服役 2010年再審申請 2015年無罪確定〕

〔以下、記事引用〕
 1975年11月22日、韓国中央情報部(現、国家情報院)は「学園浸透母国留学生スパイ団」を摘発し、11名の在日朝鮮人青年学生とその関連者である韓国内学生ら、合わせて二十数名を国家保安法・反共法違反などの容疑で逮捕したと公表した。発表日にちなんで、この事件を「11・22事件」と呼ぶ。韓国では「在曰同胞母国留学生事件」とも呼ばれてきた。
〔中略〕
 75年になぜ、このような「母国留学生スパイ事件」が量産されたのだろうか。72年に戒厳令下で憲法を改悪し、長期独裁体制(維新体制)を導入した朴正熙政権は、青年学生を中心とする全国的な民主化運動で窮地に追い込まれていた。また同年4月にベトナムで北が南を武力統一したことは、同じく反共を掲げる分断国家の権力集団に深刻な危機感を与えたことだろう。局面転換のためには“北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の脅威”を煽り「スパイ事件」を大々的に公表することで、学生運動を沈静化する必要があったのだ。
〔中略〕
 朴正熙(1961〜79年)・全斗煥(80〜87年)・盧泰愚(87〜92年)と続く韓国軍事政権は、30年間に及んだその統治期間に、数多くのスパイ事件を捏造した。韓国政府の発表によると、70年〜79年の期間に摘発したスパイ事件は681件で、そのうち「日本関連事件」が204件(30.0%)にのぼる。80年〜89年では、全285件のうち115件(40.4%)が「日本関連事件」である(国防部「過去事件真相究明委員会の総合報告書」、2007年)。
 国防部が分類した「日本関連事件」とは、
(1)在日朝鮮人が渡韓し、在学または在職中に摘発された事件、
(2)国内居住者が就業または親族訪問の目的で渡日し、
在日朝鮮人との接触が問題となり帰国後に摘発された事件、の二つである。
〔引用おわり〕

ナチスだけでは無く、こういうのを見習って憲法を弄ろうとしているのではないかと思うと恐怖です。また、軍事政権を手先に使うというのは南米でもアの国の手口のひとつだったので恐怖二倍です。


4. ぢっとみる[22] gsCCwYLGgt2C6Q 2018年5月11日 08:06:14 : LLC16YRhF6 : 2yUQTAqpjc8[22]
> 3 の続きです

週間金曜日 2015年12月25日号
「11・22事件」から40年
  『維新独裁の残滓が、いまも民主化勢力と せめぎあう韓国』
   金元重 (キム ウォンジュン), 千葉商科大学人間社会学部教授
    〔7年間服役 2011年再審申請 2012年無罪確定〕

〔以下、記事引用〕
 11・22事件40年を期して大阪で開かれた「在日韓国人政治犯とあい次ぐ再審無罪判決の意味を考える11・22市民集会」は和やかながらも熱気に包まれて始まった。挨拶、基調報告に続いて昔のニュースが上映された。私は思わずその古い「大韓ニュース」(文化公報部、1058号)の画面にくぎ付けになった。
〔中略〕
 私は11・22事件を伝えた「大韓ニュース」を初めて見て戦慄が走った。私の顔写真が映し出されていたからではない。記者団を前にブリーフィングをしていた白皙の男が当時対共捜査局(中央情報部第5局)長金淇春だと教えられ責任者だったのか…」知らなかった。
〔中略〕
 公安検事出身、朴正熙政権で維新憲法の草案作りに参画し、その後青瓦台秘書室に入り、法務部長官にまでなったまさしく維新体制の化身である金淇春。そして何よりも朴槿恵大統領が就任5ヶ月目にして大統領秘書室長に抜擢し、今年2月まで権力中枢で朴槿恵大統領を支えた「第2人者」とも「副統領」とも呼ばれた男。
〔引用おわり〕

こういう似た所はアの国(イの国)からの指示なのか?
それとも、日本(の政治)が自分から進んで「勉強」した結果なのか?


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