http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/216.html
Tweet |
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-6910.html
2018/05/06 04:45
<先月20日から国会審議を拒否している立憲民主党など6野党が大型連休明けに審議復帰へと動くことになった。加計学園問題をめぐり、柳瀬唯夫元首相秘書官が学園関係者との面会を国会で認める意向を固めたためだ。ただ、理由はそれだけではない。「17連休」を謳歌する野党議員には支持者らからも冷ややかな視線が注がれていた。
「少し事情が変わった」
立憲民主党の福山哲郎幹事長は5日の読売テレビ番組でこう語り、柳瀬氏の国会招致をきっかけに審議に復帰する方針を示唆した。与野党国対委員長と大島理森衆院議長らによる国会正常化に向けた調整が7日にも行われるとの見通しも示した。
柳瀬氏の国会招致は今月中旬に行われる方向だ。審議拒否という野党の圧力が招致につながった側面は確かにある。とはいえ、国会議員の「本業」である国会審議を拒み続けた戦術への批判は野党議員の支援者にも根強い。
「地元や親からも言われる。『そろそろ(国会に)出たほうがいい』と…」
希望の党の玉木雄一郎代表は3日のインターネット番組でこう明かした。連休明けに民進党と結成する新党「国民民主党」の方向性に関しては「原則、審議拒否はしない。審議に出ていって、おかしいことはおかしいと言う」と断言した>(以上「産経新聞」より引用)
野党が国会の審議拒否をしていることを多くの国民は怒っていない。多くの国民はフェイクを基に審議させた安倍自公政権に不信感を持っているだけだ。
一年以上に亘り、国会審議は官僚たちの嘘を基にして審議してきた。その間に現実的な獣医学部新設の動きは進み、真相解明されないまま文科省は「設置基準に反していない」と設置判定を行い、この四月に加計学園の獣医学部は開学部した。それが正しい資料に基づくのか否かの見極めもないまま、事態だけが「適切」に進行して開学部が正しいといえるのだろうか。
マスメディアも政府のと続き規定だけを問題にして、開学部にマッタを掛けなかった。手続きさえ正しければ全く問題ないというのなら、官僚や政府は手続きが完了するまでの間だけ公文書を改竄したり書き換えたり隠蔽したりして、素知らぬ振りをしていれば良い。或いは突然の記憶喪失を装っていれば、その間に手続きは進み、国会で圧倒的多数を占める与党議員諸氏の協力を得て「正しく」物事が成立する。
これが「正しく」ないのは誰の目にも明らかではないだろうか。国会審議に付すべき議案は正しい公文書と正しい現実認識を前提としていることは常識だが、安倍自公政権の少なくとも「戦争法」審議開始の二年前から。フェイクに基づいて進められた。解釈改憲で集団的事態に即応するのも「憲法違反」ではない、という安倍自公内閣だけの見解で物事が進められたのは前代未聞の異常事態だ。しかし日本のマスメディアにそうした認識は皆無とはいわないが、非常に希薄だった。
上記記事で産経新聞は審議拒否は職場放棄だと主張している。いや直接的にそうした表現はしていないが、野党国会議員が地元に帰った際に有権者から言われる、という「一部の真実」だけを引用して全体の意見であるかのように読者を誘導している。それはマスメディアが世論操作に用いる常套手段だ。
日本のマスメディアは二年以上も安倍自公政府が発表する「閣議決定」の違憲や、フェイクを基に行っていた議会に提出した議案などの結果によって「戦争法」が成立したことや加計学園が開学部したことに対して、いかなる見解を持つのだろうか。
戦闘状態にあったと自衛隊の「日報」が現地の空気を報告しているため、日報を隠蔽した、という由々しき国会軽視を基に行われた「集団的自衛権」や敵地攻撃議論などがいかに空疎な空想に基づくものか、を産経新聞は検証したのか。
海外派遣した政府の責任において、断じて派遣先で戦闘に巻き込まれない「保障」を行うべき立場にある。それが憲法に規定された「国際紛争を武力で解決しない」と定めた規定に従う政府の責任だ。
憲法はお飾りの空理空論ではない。政権を縛るための国民の総意だ。二度と先のような戦争を起こしてはならないという国民の総意だ。いかに米国に仕掛けられた戦争であるにせよ、米国が欧州戦線に参加する契機を得るために日本叩きのためだったとしても、日本はそうした米国に叩かれる状態の米国頼みの依存体制にあったことを反省すべきだ。だから現状の米軍頼みの国防や、食糧依存などに私は危険信号を発しているのだ。
茶道に「淡交会」という団体がある。その原典は荘子の「君子之交淡若水(君子の交りは淡きこと水の若し)」で、つまり親しいということは淡く交わるということ、と諭した言葉だ。米国と同盟関係を結ぶのは良いとしても、スブスブの関係は良くない。「淡交」で行くべきだ。
手続きさえ正しければ、審議がFakeであっても構わない、というのなら議会制民主主義の本会議主義は成り立たない。公文書が改竄されたり隠蔽される、というのでは文書主義は成り立たない。
しかし安倍自公政権は未だに政権を維持している。厚顔無恥というしかないが、厚顔であろうと何であろうと時の経過とともに手続きは進行して開学部して加計学園は獣医学部を傘下に置ける、というのなら日本から正義は失われる。そうした重大な場に直面しているという認識なき産経新聞の「審議拒否=税金泥棒」という記事の書き方はまさしくFake Newspaperだ。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK244掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK244掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。