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米軍ヘリ墜落事故の査察を拒否されていた日本の主権放棄
http://kenpo9.com/archives/3682
2018-05-06 天木直人のブログ
共同通信が衝撃的なスクープ報道をした。
米軍が、ヘリ墜落事故の安全確保のために日本政府が派遣しようとしている自衛隊の受け入れを拒否し続けているというのだ。
とんでもない事である。
これまでの経緯をざっと振り返るとこうだ。
沖縄県では1月以来、米軍ヘリの墜落事故が相次いだ。
国民の怒りにたまりかねた安倍政権は2月に在日米軍機の運用に関して、「安全確保を最優先課題として日米で取り組む」(安倍首相)と強調して、米軍普天間飛行場への自衛官派遣を米軍に申し入れた、と胸を張った。
そころが、何と米軍がこれを拒否し続け、5月になる今でも安全点検の作業がまったく進んでいないというのだ。
自衛隊の派遣目的は、米軍によるヘリ点検整備が本当なのか、十分なのか、その確認や、検証であり、整備の技術的知見のある自衛官を2月1日に送る予定だった。
米軍はこれをいったんは容認したことになっていた。
ところが、派遣当日の2月1日に、「さらなる準備が必要になった」として延期を要求し、その後いつまでたっても「調整中」(防衛省補償課)が続いているという。
いくら防衛省が照会してもなしのつぶてだという。
防衛省幹部は「見通しは立っていない。実現は難しい」との認識を明らかにしたという。
問題は、このような自衛官の派遣が、最初から、いかさま合意だったのではないかと疑われることだ。
安倍政権が自衛隊派遣を打ち出したのは2月の名護市長選挙の直前だった。
米軍機トラブルによって自公政権推薦の候補者が不利になることを避けるため、やる気もないのに、そう言ってみただけだったのではないのかという疑惑だ。
というもの、米軍は、墜落ではなく不時着で、不時着は事故を未然に防ぐための予防措置で、自衛隊の査察を受け入れる筋合いはないと、一貫して言い張っているからだ。
安倍政権もまた知っていたはずだ。
米軍には日本の主権は及ばない。
だから自衛隊の査察など米軍が受け入れるはずがないことを。
それを知っていながら、選挙対策上、日米で取り組むと言い、そのための自衛官派遣と言ってみただけはないのか。
そのうち国民もメディアも忘れるだろうと高をくくって、できもしない事を打ち出したに違いない。
それを証拠に、自衛官の派遣が頓挫しているにも関わらず、そして安倍首相も小野寺防衛相もそれを防衛省から報告を受けているに違いないのに、動こうとしない。
それとも、あの日報と同じように、聞いていないというのだろうか。
もしそうなら、それはそれで噴飯物だ。
さらに言えばメディアも結託していると思われる。
このような大スクープを共同通信が配信したにもかかわらず、きょう5月6日の各紙は、東京新聞をのぞいて、見事にスルーしている。
この共同通信のスクープ報道を知らないはずはないというのに。
それとも大手紙はみな知っていたのに申し合わせて書こうとしなかったのかもしれない。
たまりかねて共同通信が書いて、東京新聞だけがそれにつられて書いたのかもしれない。
来週からは野党が拒否していた国会が始まるらしい。
ならば野党はこの共同通信の大スクープを追及すべきだ。
安倍政権は米軍に主権を奪われたまま抗議ひとつもしないのかと。
もしこの共同通信のスクープ記事を取り上げないなら、自公政権も野党も日米同盟問題から逃げているということだ。
もういい加減、おためごかしの政治には終止符を打つべきだ。
日米同盟最優先の政策を続ける限り、日本が米国の植民地状態にあることは、もはや誰もが知っている。
今度の米軍による自衛隊の査察拒否もそのひとつだ。
日本が米軍の植民地状態にあることを日本国民が受け入れるなら、何が起きても文句を言うべきでない。
どんなに腹立たしい事でも受け入れるしかない。
日本人の安全も生命も米軍に任せるしかない。
それが嫌なら、米軍を日本から叩き出すしかない。
どっちを選ぶか。
この国の政治は、はっきりと国民にその事を問うべき時期に来ている。
新党憲法9条はその事を政府に迫る政党である。
もちろん、憲法9条を優先し、在日米軍を日本から叩き出す事を政府に迫り、国民はそれでいいのか、どう思うかと、国民に問う政党である(了)
自衛官普天間派遣、米反発で頓挫 沖縄ヘリ不時着の安全策
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018050501001872.html
2018年5月6日 02時04分 東京新聞
沖縄県で1月に相次いだ米軍ヘリコプターの不時着を受け、政府が2月にも安全確保策で実施するとしていた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への自衛官の派遣について、米側が具体的な協議に応じず頓挫していることが5日分かった。防衛省幹部は「米側はなしのつぶて。見通しは立っていない。実現は難しい」との認識を明らかにした。
政府は、在日米軍機の運用に関して「安全確保を最優先課題として日米で取り組む」(安倍晋三首相)と強調するが、実際の対策の実効性に疑問の声が上がりそうだ。
関係者によると、米軍側は日本側の報道などから、派遣を「査察」と受け止め、反対姿勢を取っている。
(共同)
米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾市
自衛官普天間派遣、米反発で頓挫 沖縄ヘリ不時着の安全策 | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス https://t.co/DEYVdHX2Rr @theokinawatimesさんから
— ステイメン@打倒!凶人安倍! (@deskain) 2018年5月5日
沖縄での米帝軍ヘリのトラブル対策として、#凶人安倍幕府 は普天間への自衛官配置を約束したが、米帝軍側の拒否に遭い反故にされたようだ! pic.twitter.com/L5fAzIF8rk
自衛官普天間派遣、米反発で頓挫 沖縄ヘリ不時着の安全策 | 2018/5/6 - 共同通信 https://t.co/eyM8lrSGzR
— Last Samurai (@Samurai_1954) 2018年5月5日
大使館や政府を通してでも訴える必要がある。安全保障にも関わる重要な問題の一つだ。
どこにある基地だと思ってんだよ!思いやり予算&ワガママん!安倍総理の「安全確保」なんか取り敢えず言っとけだろ。#基地はいらない
— 過猶不及 (@yominoashiro136) 2018年5月5日
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自衛官普天間派遣、米反発で頓挫 沖縄ヘリ不時着の安全策(共同通信) - goo ニュース https://t.co/GCJTsXqe2f
— 懸衣翁 (@keneou) 2018年5月5日
👿「日米同盟」なんて言ってるのは、日本会議と安倍だけだ。鬼畜米国から見れば、所詮、日本は敗戦国で(おてこ)の役割、地位協定が全てで、真実は隠して、教えないのが当たり前‼
「防衛省幹部は「米側はなしのつぶて。見通しは立っていない。実現は難しい」との認識」
— マタカ (@1368mataka) 2018年5月5日
国民を守るために動けない自衛隊
それでも尻尾を振り続ける安倍ポチ
改憲より地位協定の改定・破棄!
自衛官普天間派遣、米反発で頓挫 沖縄ヘリ不時着の安全策 | 2018/5/6 - 共同通信 https://t.co/7ZmXAs8igb
共同◆自衛官普天間派遣、米反発で頓挫 沖縄ヘリ不時着の安全策 https://t.co/96AgVeRkeA 「政府が2月にも安全確保策で実施するとしていた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への自衛官の派遣について、米側が具体的な協議に応じず頓挫」
— deepthroat (@gloomynews) 2018年5月5日
自衛官普天間派遣、米反発で頓挫 沖縄ヘリ不時着の安全策 | 2018/5/6 - 共同通信 https://t.co/4jorL9KGtf
— まるま (@mrusciante) 2018年5月5日
「政府は、在日米軍機の運用に関して『安全確保を最優先課題として日米で取り組む』(安倍晋三首相)と強調するが、実際の対策の実効性に疑問の声が上がりそうだ」
酷いな。
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