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2018/05/05 05:29
<麻生太郎財務相は4日、女性記者へのセクハラを報じられ財務事務次官を辞任した福田淳一氏について「役所に迷惑を掛けたとかいろんな表現があるが、(そういう理由で)処分した」と述べた。マニラでの記者会見で語った。
セクハラ行為を認定した上で減給とした財務省の対応とは食い違う説明になる。麻生氏は福田氏がセクハラを否定していることを踏まえ「(福田氏の)言い分を聞かないと公平を欠く」と、これまでの主張を繰り返した>(以上「共同通信」より引用)
麻生財務相はいつの時代を生きているのだろうか。少なくとも男女平等が現憲法で謳われた日本国憲法が公布された1946年11月以前の男女観の持ち主のようだ。
福田氏がセクハラを働いたとして減給処分に処した財務省の対応を否定するもので、もう一度国会で福田氏がテレビ朝日の女性記者に働いた行為を審議しなければならないだろう。そうしなければ全国で頻発している社会的地位ある人のセクハラ行為が「日本はセクハラ天国」だという誤ったシグナルを世界に発信しかねない。
つい先日も某町の町長が女性にセクハラを働いたと報じられた。女性にキスしたり体を触ったもののようだが、本人は「合意の上」だったという。日本には愚かな観念があって「嫌よ、嫌よも好きの内」という表現がある。
女性は「押せば何とかなる」という誤った常識を信じるジコチューな男も少なからずいる。そうした誤った概念を増殖しているアイテムとしてAVがあるようだ。
日本ほど街中の店頭で堂々とセクハラ満載の雑誌や新聞が販売されている国はない。子供の目に入るコンビニにもセクハラを助長する記事や写真満載の雑誌が堂々と売られている。
イエロー紙と大衆紙との区別のつかない新聞が駅の新聞スタンドに並べて売られているのも先進国では日本だけだ。元来、日本は「性」に対しておおらかなお国柄だったが、それは前近代の歴史の中での話だ。
女性が男性の言葉や態度に性的な嫌悪感を覚えればセクハラだ。時代とともに常識は変わる。かつて欧米諸国はアフリカやアジアや南米に進出して植民地獲得競争を演じた。植民地では現地住民の人権を無視して牛馬以下の扱いを植民地政策として欧米諸国は国策として行った。それが1960年代までの世界の常識だった。しかし、現代ではそうした常識は通用しないし、通用させてはならない。
かつて宴会で同僚の女性に「酌」をさせるのは常識だった。しかし、そうした慣習が常識として受け入れられていた時代は過去のものだ。福田氏が女性記者を夜中の飲食店に呼び出す行為すらセクハラまたはパワハラとして批判されるべきものだ。
麻生氏にそうした認識は皆無のようだ。福田氏の人権も尊重しなければならない。と度々発言している。もちろん平時の福田氏の人権は尊重されるべきだが、財務省事務次官が立場を利用して女性記者に夜中に電話し「出ておいで」と、呼び出した挙句のセクハラ行為を働いた者の「人権」とは何だろうか。
知りえた情報をオフレコで記者に話したいのなら、時と場所を考えて男性記者を呼び出すのが常識ではないか。かつては時と場所を問わず喫煙できたし、それが常識だった。しかし現代社会では時と場所を選ばない喫煙は禁じられている。
かつては航空機内でも喫煙できたが、現在では航空機内のすべての場所で喫煙が禁じられている。それが常識というものだ。常識は時とともに変わるもので、人は時代の常識の中に存在していることを認識すべきだ。
麻生氏に「あなたの発言は現代社会では非常識だよ」と教える人はいないのだろうか。いや麻生氏だけではない。安倍氏に「あなたの内閣の仕出かした解釈改憲は後の歴史で違憲行為と認定される愚かな行為だ」と違憲する人も皆無のようだ。かくして、安倍内閣は立憲主義もものかはと暴走し、日本国民を戦争の淵へと追い立てて平然としている。
安倍氏は右翼の愛国者ではない。単なる戦争大好きの軍事マニアに過ぎない。いや、安倍氏単独では内閣は成立しないから、安倍内閣の全員と安倍氏を首班指名した国会議員とその国会議員を支持して当選させた日本国民は「戦争大好き、軍事マニア」だと断定せざるを得ない。
彼らによって日本は再び先の大戦以前の戦争まみれの時代へと逆行させられる。当然彼らの常識が先の大戦以前のものだとしたら、麻生氏の発言も是認しないが、理解できる。彼は大日本帝国の時代を今も生きている人だ、と。
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