http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/153.html
Tweet |
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-6906.html
2018/05/04 09:26
<北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は3日、訪朝した中国の王毅国務委員(副首相級)兼外相と平壌で会談した。中国外務省によると、金委員長は「朝鮮半島の非核化の実現は我が国の揺るぎない立場だ」と改めて述べた。両者は中朝の連携強化を確認し、王氏は今回の訪朝で中朝の経済協力の推進を表明。金委員長は中国の後ろ盾を得て、6月初旬までに行われる予定の米朝首脳会談に臨む姿勢を明確にした。
金委員長は会談で「中国が半島の平和、安定に果たす貢献を高く評価する」と表明。また「半島の平和を脅かす根源を取り除くために討議する」と述べ、対話を通じて非核化などの問題を解決する意思を示した。
王氏は金委員長に対し、4月27日の南北首脳会談と「板門店宣言」への支持を表明。朝鮮戦争休戦協定を平和協定に転換し、戦争終結を目指すことにも賛同した。さらに、王氏は金委員長が4月20日に「経済建設に総力を集中する」とした路線転換を歓迎した。
王氏は平壌入りした2日、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相と会談した際に「中朝経済貿易の実務協力の推進」に言及。外相会談には北朝鮮側から対外経済省の具本泰(クボンテ)次官も同席しており、制裁緩和を視野に入れた中朝の経済連携について話し合った模様だ。中国側には北朝鮮との関係改善を通じて朝鮮半島情勢での影響力を確保する狙いがあるとみられる。
一方、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、中朝外相会談を報じた。ただ「両国の親善、協力関係を新たな高い段階に拡大、強化し、発展させる問題」と「朝鮮半島情勢をはじめ共通の関心事となる問題」について意見交換したとし、非核化については直接言及しなかった>(以上「毎日新聞」より引用)
強硬姿勢で膠着していた朝鮮半島が金正恩氏の突然の軟化によって動き出した。すぐに南北統一されるとは勿論思っていないし、期待もしていない。実際に統一までの過程を考えてい見ると、核の放棄やICBM開発の放棄は南北統一の第一歩を踏み出すための条件の一つに過ぎないからだ。
まず南北どちらの体制で統一するのかが何も決まっていない。いや、金正恩氏は核放棄とICBM開発放棄と引き換えに「体制の保障」を願っているだけだ。つまり金正恩氏の独裁体制の存続を前提にしている話に過ぎない。
南北統一に向かっているかのような幻想を抱いている人たちは金正恩マジックに騙されているだけだ。彼独特の恐怖によるマインド・コントロールを利用したのは日本の安倍氏も同じだ。先の選挙で北朝鮮が今にも核ミサイルで日本を攻撃して来るかのような演出で「国難突破」選挙を大勝利に導いた。
しかし現実の北朝鮮は核開発やICBM開発でなけなしの外貨を使い切ってエンスト寸前だった。国民は飢餓の瀬戸際に追い込まれ、金正恩独裁体制も揺らぎかねない状況になっていた。
だから彼は蛮勇を奮って独裁政者についてから初の外遊で北京を訪れ、次に板門店で南の大統領と会談した。彼にとってはクーデターの危険を冒してのことだったのではないか。
さて、朝鮮半島は今後どうなるのか。南北統一は当分あり得ないのだけはハッキリとしている。金正恩氏に独裁者の椅子を放棄する意思はないし、韓国人が喜んで北朝鮮の体制に呑み込まれることもないだろう。
南北対立は続く、というよりも対立のない南北二ヶ国の朝鮮人の国家が並存すると考える方が現実的だろう。どの程度まで南北交流が自由化するか、元の木阿弥に帰さないともいえず予断を許さない。
ただ幸いなことに安倍氏は南北対話の蚊帳の外に置かれている。日本が朝鮮半島と関わって良かったことは一度もない。かつて古代日本の大和朝廷が百済を支援した任那日本府も663年の白村江で新羅・中国軍に敗れて撤退した。その後の歴史もご存知の通りだ。
朝鮮半島のことは朝鮮人が決めれば良い。それが民族自決主義だ。ただ中国は握っている北朝鮮のハンドルを離さないだろうし、米国も握っている韓国のハンドルを離さないだろう。朝鮮人も自ら独立戦争を戦って独立した歴史はなく、絶えず大陸国家のご機嫌を窺う立場に甘んじてきた。
そして現在の朝鮮半島の枠組みを決めた「朝鮮戦争休戦条約」に日本は入っていない。休戦条約のオブザーバーでもなかった日本が大きな顔をしてシャシャリ出る必要はない。朝鮮半島とは距離を置いて、冷ややかに眺めていれば良いだけだ。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK244掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK244掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。