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2018/04/28 12:00
日本が壊れている、と思うのは私だけだろうか。本来なら永久保存のはずの行政公文書が「廃棄された」とか「書き換えられた」とか、飛んでもない事態が日常的に起きている。
自衛隊の「特措法」に基づく海外派遣は憲法に抵触しないように厳重な縛りをかけたはずだが、現地業務報告書たる「日報」が隠蔽されて、イラク派遣に関しては2003年(平成15年) 12月から2009年(平成21年)2月まで行なわれていたものの、日報が「発見」されたのはつい先日のことだ。国会で審議し検証すべき「日報」なしで、国会議員は政府の小泉首相は「自衛隊のいる所が非戦闘地域だ」という人を馬鹿にした答弁を行った。
そうした状態は国会軽視という段階ではなく、日本の国が法治国家としての体をなしていないという、恐るべき状態にあるとの危機感を国民は覚えるべきだ。そして一度あることは二度あるの譬え通り、南スーダンの平和維持活動に派遣された自衛隊も戦闘に巻き込まれる寸前の危機的状態にあったことが分かっている。
当然リアルタイムで日報が国会へ報告されていれば、与野党を問わず議員諸氏は自衛隊を帰還させるべきと採決したはずだ。しかし防衛省は「日報」を隠蔽して「自衛隊の海外派遣」の実績を積んだ。
自衛隊の海外派遣の実績を積んだのは「戦争法」を成立させるために必要だったからだ。駆け付け警護を可能とし、友軍が攻撃されていれば駆け付けて戦闘に加わっても良いとする「集団的自衛権」の行使を可能にするための実績作りに利用した。
こうした自衛隊・防衛省の思惑通りに安倍政権は「戦争法」を制定し、北朝鮮の脅威を千載一遇の好機ととらえて護衛艦を空母に改装する愚挙を行っている。それに対して日本のマスメディアは沈黙したままだ。空母が攻撃兵器であることは論を俟たない。憲法違反は明白だ。
「モリ カケ」疑惑の問題点は公文書の改竄と官邸が関わっていたことの隠蔽にある。もちろん安倍友優遇政治という前近代国家のような権力のありようには反吐が出るが、統治機構として日本の総理官邸が公文書改変の司令塔だということはホトホト呆れてモノも言えない。
そこに降って湧いた財務次官のセクハラだ。福田某氏にも人権がある、とバカなことをのたまった麻生氏の常識も桁外れだ。それでは容疑者はなぜ身柄を拘束されるのか、犯罪者以前の容疑者でも逮捕され身柄を拘束される。福田某氏はセクハラというおぞましい犯罪を日常的に働いていたのは状況証拠から明らかだった。それでも庇った麻生氏も福田某氏と同様の人格者だということだろうか。
この国を破壊しているのは安倍自公政権だが、彼らは国民によって選挙で選ばれている。つまり国民が選挙で誤った選択をしたために、日本は壊されている。いい加減、日本の有権者は自らの不明に気付くべきだ。
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