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9月の総裁選へ再びやる気の安倍首相/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804230000181.html
2018年4月23日8時46分 日刊スポーツ
★米国最優先の首相・安倍晋三が、さして成功ともいえない日米首脳会談を終え、何やら再びやる気をみなぎらせている。図らずも森友・加計学園疑惑からスピンアウトした財務事務次官セクハラ問題は、週刊誌のゴシップから社会問題になった。財務省内の浮世離れした価値観や女性観、無意識のパワハラが露呈。それに輪をかけて、世間ずれした副総理兼財務相・麻生太郎の、これまた忖度(そんたく)のない発言に国民はげんなり。その結果、首相への攻撃や関心が薄れたことに気を良くしたのか、首相は9月の自民党総裁選に向け動きだした。
★また、沖縄市長選の勝利、新潟県知事の辞任など、与党には好材料が続く。官邸周辺は「些細(ささい)なことでもいい話だと、官邸全体が鼓舞する感じだ。財務次官の対応で官邸内もキリキリしていたが、辞職して一息ついた感じだ。今週、野党やメディアは麻生の去就を焦点にするだろうが、麻生は、今秋の消費税最終決断に意欲を燃やしている。人事に着手して体制を立て直すつもりだし、首相はそれを支えるつもりでいる。次官辞任で、財務省はリセット感を出すだろう」と、乗り切ったと考えているようだ。
★首相にも、東アジアの安全保障は自分にしかできないし、中国、ロシア、韓国、北朝鮮対策は、米国と万全に取り組んできたという自負がある。しかし、拉致問題にしても、自らの政権で前に進めたということはなく、今回もトランプ米大統領に陳情しただけではないか。この“国難”を利用して、政権の浮揚を図る。「安倍にしかできない」をアピールするようだが、北朝鮮はさまざまなチャンネルを使い「安倍政権の時には(外交を)動かさない」というシグナルを出している。国会は、カジノを含むIR整備法案と働き方法案の審議は無理せず、会期末までおとなしくしている。自民党総裁選に向け、人事と内閣改造で切り抜ける。官邸の腹積もりはこんなところか。(K)※敬称略
9月の総裁選へ再びやる気の安倍首相https://t.co/ZnCGJANzoa
— 猫面冠者 (@nekomenkaja) 2018年4月23日
財務省内の浮世離れした価値観や女性観、無意識のパワハラが露呈。それに輪をかけて、世間ずれした副総理兼財務相・麻生太郎の、これまた忖度のない発言に国民はげんなり。その結果、首相への攻撃や関心が薄れたことに気を良くしたのか……
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