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セクハラ次官を許すのか 問われる“忖度”大マスコミの覚悟
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227417
2018年4月18日 日刊ゲンダイ 文字起こし
開き直った(C)共同通信社
財務省の福田淳一事務次官のセクハラ暴言疑惑がデタラメな展開になってきた。疑惑について、福田は当初、「週刊新潮」記者の直撃取材に対し、「誰がそんなこと言ってるんだ。あるわけないだろう」と色をなして反論していた。ところが、ネット上で音声が公開されるとダンマリを決め込んで報道陣から逃走。更迭・辞任やむなし、との批判が高まった途端、〈福田事務次官に関する報道に係る調査について〉と題した財務省発表の文書でまさかの全否定だ。
財務省は麻生財務相の指示で調査した、と説明しているが、なぜ、個人のセクハラ暴言疑惑について財務省が“代弁”する必要があるのか。
福田だって、文書で〈私(福田事務次官)への名誉毀損に当たることから、現在、株式会社新潮社を提訴すべく、準備を進めている〉と個人的な問題と認めているではないか。名誉毀損だから訴える――と断言するほど自信マンマンなら、福田本人が堂々と会見を開いて身の潔白を訴えればいい。それが出来ないのは、記者に突っ込まれてボロが出るのを恐れている証左ではないか。
■財務省は本気で福田次官のセクハラ暴言を調査する気がない
〈お恥ずかしい話だが、業務時間終了後、時には女性が接客をしているお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある。また、仲間内の会話で、相手から話題を振られたりすれば、そのような反応をするかもしれない〉
財務省の調査文書では「言葉遊び」との単語でごまかしているが、要するにクラブやキャバクラ、仲間内では日常的にセクハラ発言をしているかもしれない、と白状しているのだ。相手が記者ではなく、ホステスやキャバ嬢、知人であれば許されると思っているらしい。職業蔑視も甚だしいし、まったく常識知らずの暴言で、こんな男が国の金庫を預かる財務省の事務方トップなんて呆れるばかりだ。
セクハラに対する福田の認識の低さにも驚愕だが、財務省が〈福田事務次官との間で週刊誌報道に示されたようなやりとりをした女性記者の方がいらっしゃれば、調査への協力をお願いしたい〉――と、記者クラブ(財政研究会)の加盟各社に調査協力を呼びかけたことも非常識極まりない。
麻生は17日の閣議後会見で「状況が分かるように(被害者女性が)出てこないといけない。申し出てこないと、どうしようもない」なんて言っていたが、被害女性に対する“セカンドレイプ”にも等しい。しかも調査主体は財務省が顧問契約を結んでいる法律事務所なのだ。とてもじゃないが、公平中立な客観性が担保された第三者とはいえない。
被害女性が名乗り出た途端、あっと言う間に個人情報やセクハラ発言の詳細がクライアント(財務省)に筒抜けになると考えるのが当然ではないか。申し出られるワケがないだろう。元検事の落合洋司弁護士はこう言う。
「セクハラ発言の事実を確認するのであれば、民間企業のように申告窓口を設けるなど、被害女性が申し出やすい仕組みづくりが必要です。しかし、財務省にそうした姿勢は見られません。財務省のセクハラ調査の手法が先例化すれば、被害者が特定できないセクハラはセクハラがあったと認定されず、泣き寝入りの事態が蔓延しかねない。財務省が本気で調査する気があるとは思えず、恐らく『どうせ言ってこられないだろう』と思っているのではないか」
財務省の狡猾さがよく表れているではないか。
支離滅裂(C)共同通信社
セクハラ暴言問題の背景に横たわる記者クラブメディアの体質 |
「会話した相手の女性が記者とは思わなかった。だからセクハラ発言という認識もなかった」
要約すると、福田はこう言いたいらしい。「記憶によると」という枕ことばでウソを連発する安倍破廉恥政権の官僚ならではの子供じみた言い訳だ。満額の退職金を得るため、6月の人事異動まで事務次官のイスにしがみついて引き延ばす作戦だろうが、それにしても情けないのは大マスコミだ。
本来であれば、この問題は被害女性が所属するメディアが事実関係を確認し、自社媒体で徹底的に福田を糾弾するのがスジだ。財務省に限らず、他の省庁でも「くノ一記者」と呼ばれている女性記者がいつ同じようなセクハラ被害に遭うかもしれないのだ。ところが、そんな動きは見られないからクビをかしげてしまう。
府省庁幹部の夜討ち取材は「オフレコ」が原則。少しでも報じれば、そのメディアの担当記者は夜討ち取材だけでなく、ヘタをすれば記者クラブの出入りも禁止だ。大マスコミはそんな“縛り”にブルって真正面から報じられないのだろうが、福田もそんな記者クラブの「弱み」を知っているからこそ、強気の姿勢を続けていられるのだ。
そして調査協力という名目で記者クラブメディアを揺さぶり、「やれるもんならやってみな」と挑発しているのだ。「第4の権力」と言われ、その気になれば大臣や次官どころか、首相だって“瞬殺”できる大マスコミが随分とナメられたものではないか。
■ウヤムヤで終われば日本のジャーナリズムは死んだも同然
大体、福田のセクハラ暴言は今に始まったことじゃなく、主計局長時代から常態化していた、なんて話も流れている。それを大マスコミが勝手に“忖度”して問題視してこなかったために女性記者に対するセクハラ発言がエスカレートしたのではないのか。
被害に遭った女性記者はセクハラ行為を同僚や上司になかなか言い出しにくかったのだろうが、自社メディアではどうせ取り上げられないだろう――と週刊新潮にリークせざるを得なかった状況に、この問題の深刻さが隠れているのだ。
繰り返すが、財務省の調査協力の依頼文書は記者クラブメディアに対する恫喝、挑戦だ。クラブ総会を開いてアリバイ的に権力に立ち向かう――みたいなポーズを取っている場合じゃない。やるべきことは、尻尾を握られているのに余裕シャクシャクで逃げ切れるとタカをくくっている福田のクビを取ることだ。ゴロツキ政治家やチンピラ官僚の懐に突っ込んでいく女性記者は皆、真実を知っているハズだ。
仮にセクハラ暴言で「クロ」の確証は得られなくても、財務省トップとしてのセクハラに対する意識の低さは問題だし、会話した相手が記者ではなかったのであれば、なぜ、森友の8億円値引きについてベラベラ話していたのかを追及したっていい。いくらでも材料はある。この問題がウヤムヤに終われば財務省はしてやったり。他の省庁でもセクハラ暴言し放題になるだろう。
モリカケ問題や防衛省の日報隠蔽、厚労省の裁量労働制データの捏造などでヘロヘロの安倍政権を追い詰めるのも絶対ムリだ。元共同通信記者のジャーナリスト、浅野健一氏はこう言う。
「権力を監視するために懐に飛び込む、とは聞こえはいいが、いつの間にか権力に取り込まれてなれ合い関係に陥り、しまいには『仲間』になっているのが今の記者クラブメディア。いい加減、今回の問題を機に取材のあり方を見直し、福田次官はもちろん、安倍首相や麻生財務相などを本気で辞めさせる気概を持つべきです。安倍政権では疑惑が相次いでいるのに大臣も役人も誰ひとりとして責任を取っていない。メディアがバカにされているのですよ。このままでは日本のジャーナリズムも死ぬと思った方がいい」
大マスコミの覚悟が求められている。
テレビ朝日 会見 福田次官のセクハラ行為は事実 当社社員が被害
<財務次官セクハラ発言>テレビ朝日が緊急記者会見 2018-4-19
テレ朝女性社員決断「セクハラ曖昧にしてならない」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201804190000006.html
2018年4月19日0時12分 日刊スポーツ
辞任に追い込まれた財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題について、テレビ朝日は19日午前0時から緊急の記者会見を行った。東京都港区のテレビ朝日本社で会見した篠塚浩取締役報道局長は、「先ほど福田氏は財務事務次官を辞任する旨を発表し、その記者会見の場で週刊新潮が指摘したセクハラ行為を否定しておられますが、当社社員に対するセクハラ行為があったことは事実であると考えております」と話した。
当該の女性社員は精神的に大きなショックを受け、セクハラ行為について事実を曖昧にしてはならないとの思いを持っているという。テレビ朝日は、「福田氏による当社社員を傷つける数々の行為と、その後の対応について、財務省に対して正式に抗議する予定です」としている。
テレビ朝日は同日夜の「報道ステーション」の番組終了間際、社内調査の結果、福田氏に取材した同社の女性記者が福田氏からセクハラ被害を受け、その様子を録音していたことが分かったと報じた。
福田氏は18日の報道陣の取材に対し、「あーんな発言をしたことはありません」とあらためて疑惑を否定。裁判で争う姿勢を示していた。テレビ朝日の発表で、被害を受けた女性記者とその時の録音が実在することが明らかになった。福田氏の主張と対立しており、福田氏は、今回のテレビ朝日の会見を受け、再度説明する機会が必要になりそうだ。
テレビ朝日の緊急記者会見の案内は、テレビ朝日から18日午後10時半過ぎに発信され、「(セクハラ問題について)緊急にご説明いたしたく、ご参集くださいますようお願いいたします。急なご案内となり誠に申し訳ありません」との内容だった。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年4月18日
【“忖度”大マスコミに問われる覚悟】
『セクハラ暴言 自分のメディアで書けないのか』
「財務省の非常識な調査依頼にも呆れたが、その気になれば、次官、大臣、そして首相も瞬殺できるのに、なぜやらないのか、できないのか」
「ここでこの政権を追い詰められなければ万事休す」 pic.twitter.com/wvlsheNJZE
大手メディアも官僚との癒着があり忖度があるかも。記者クラブ制度の弊害もあるでしょう。現場の記者はともかく幹部連中は自分らの既得権益を守るために厳しく報道しないようにしているかもしれません。
— 産経新聞とネトウヨが大嫌いな保守 (@wanpakuamatsuka) 2018年4月18日
え⁉️
— ジョニー🔖 (@hatthefumy) 2018年4月18日
6月まで、このまま安倍政権に好き放題にされるのはもう嫌です。
一刻も早く退陣してほしい。
気分が悪いし、こちらの方がストレスで病気になりそうです。
「財務省の非常識な調査依頼にも呆れたが、その気になれば、次官、大臣、そして首相も瞬殺できるのに、なぜやらないのか、できないのか」
— FM横須賀 (@FM34311178) 2018年4月18日
↑
確かに!
自分がやったとは認めていないようだが、辞任することとなった。麻生大臣もやめるべきだ。
— Hosokoshi(fu-dao-le) (@SIANDLS) 2018年4月18日
セクハラ次官を許すのか 問われる“忖度”大マスコミの覚悟 https://t.co/Awq4RWVj1n #日刊ゲンダイDIGITAL
セクハラ暴言 自分のメディアで書けないのか 忖度<}スコミに問われる覚悟 財務省の非常識な調査依頼≠ノも呆れたが、その気になれば、次官、大臣、そして首相も瞬殺できるのになぜやらないのか、できないのか ウヤムヤで終われば日本のジャーナリズムは死んだも同然(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/5yN0fAw1uw
— KK (@Trapelus) 2018年4月18日
福田財務次官が辞任の記者会見で、セクハラ疑惑を否定するふてぶてしい態度を示した。そこで被害はテレ朝社員と報道局長が記者会見。報じるべきと女性社員が相談したが、上司は本人が特定され二次被害はまずいと拒否していた。そうではなく、テレ朝が財務省から睨まれるから困ると考えたのではないか。
— 鳩山由紀夫 (@hatoyamayukio) 2018年4月19日
テレ朝の会見。「当社社員が取材活動で得た情報を第三者に渡したことは報道機関として不適切な行為であり、遺憾」ではなく、「当社社員が取材活動で得た情報を自社で報道せず、第三者に渡さざるを得ない状況を作ってしまったことは、報道機関として不適切な行為であり、遺憾」でしょう。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2018年4月18日
セクハラ被害者が名乗り出にくいということに加えて、今回はテレ朝記者が情報を週刊紙に流すという取材上の問題があることも十分わかった上で、相手は名乗り出てこないだろうという魂胆が透けて見える財務省の対応ほんとクソだわ。
— キャオ@大阪トホホ団亡者戯 (@tohohodan) 2018年4月18日
セクハラ被害はテレ朝社員の会見を受けて。玉川徹「公益通報だ。会社に上げても伝えられない中で、正義感と良心から週刊誌に持ち込まざるを得なかった。やったことは正しかった。テレ朝も反省が必要。財務省は被害者が出てこれないと思っていた。ここから過ちを変えるようにしなければならない」同感! pic.twitter.com/8ox2yFEBBN
— knamekata (@knamekata) 2018年4月18日
モーニングショーでテレ朝セクハラ被害。田崎史郎さん「率直に申し上げて、この女性記者を尊敬する。この人が話さなければ表に出なかった」玉川徹さん=テレ朝社員「女性記者の行動はいわば、正義感と良心に基づく公益通報。会社に言ってもダメだからと。今でもテレ朝が伝えるべきだったと思う」
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年4月18日
「週刊誌に扱われたことで、人権上の問題が興味本位に扱われた」とか言う学者のコメントが笑止。オウム真理教という人の命や人権に関わる問題も、ずっと週刊誌がやってきた。テレ朝の女性記者は、詩織さんの人権問題にしっかり取り組んだ週刊新潮を選んだのではないか。その選択は正しかったと思うよ。
— Shoko Egawa (@amneris84) 2018年4月19日
テレビ朝日「社員からセクハラ情報があったにもかかわらず、適切な対応ができなかった事に関しては深く反省しております」と述べた。
— umekichi (@umekichkun) 2018年4月19日
TBSも元社員の山口敬之が、就職話を利用して女性を呼び出し、性行為に及んだ事は、少なくとも報じろよ。逮捕状まで発付されたんだからさ。https://t.co/nGJDy8M4ou
モーニングショーでテレ朝セクハラ被害。田崎史郎さん「率直に申し上げて、この女性記者を尊敬する。この人が話さなければ表に出なかった」玉川徹さん=テレ朝社員「女性記者の行動はいわば、正義感と良心に基づく公益通報。会社に言ってもダメだからと。今でもテレ朝が伝えるべきだったと思う」
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年4月18日
テレ朝の篠塚浩報道局長。かれはあっち側の人ですね。批判が出てきたので、仕方なく会見したのだろうが、もともとセクハラ報道を抑えていた。これだとセクハラを認めたことになるので、被害者はやむなく他社の週刊新潮へ。それを遺憾だとするところに、隠蔽できなかった篠塚の正体と限界が見える。
— 兵頭正俊 (@hyodo_masatoshi) 2018年4月19日
福田財務次官、辞任するもセクハラは否定「裁判で引き続き争っていく」。玉川氏「何を争うのか、誰と争うのか。新潮社?テレビ朝日の会見で、週刊新潮の記事の信憑性は証明された」。田崎スシロー「個人のお金で、裁判なさればよろしい」。羽鳥モーニングショー pic.twitter.com/Xsr2guV2eK
— 加藤郁美 (@katoikumi) 2018年4月19日
大和田獏 「テレ朝は 深く反省しておられるので立派」
— 祭主 (@Nonbrenoir) 2018年4月19日
Wwwwww#バイキング pic.twitter.com/bl1v3YVCsh
坂上忍「僕今回の件で、テレ朝さんが偉いなと思ったのが…」 #バイキング pic.twitter.com/1Boez02yNT
— パトラ♢ (@MEMO_CHOUCHO) 2018年4月19日
情報番組、記者擁護の声 テレ朝対応には批判「反省を」 #ldnews https://t.co/KGE8AYWo5S
— ㄜㄘƕこ (@sachinko931) 2018年4月19日
テレ朝玉川徹氏、同僚女性記者は「正しかった」「本当はテレビ朝日が伝えるべき」 - ライブドアニュース https://t.co/qbBsYEDIMG
— 水谷繁之 (@mizutaniTwitte) 2018年4月19日
実に立派な女性だ。それに引き換え変態セクハラ野郎のおぞましいこと、みぐるしいこと。
— 哲夫:反ファシズム (@bbtetsuo) 2018年4月18日
↓
テレ朝女性社員決断「セクハラ曖昧にしてならない」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース https://t.co/pRO5KO41jJ
マスコミ関係者は自分達の業界には甘いな。
— ひげぼうず (@hige_boz) 2018年4月19日
情報番組、記者擁護の声 テレ朝対応には批判「反省を」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/BiTIox7xTT @YahooNewsTopics
「#MeToo」セクハラ疑惑:女性の録音「身を守るため」テレ朝局長説明 - 毎日新聞 https://t.co/Zlt2REN41a
— まい (@mai_1800) 2018年4月19日
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