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2018年04月13日 「ジャーナリスト同盟」通信
<安倍・日本会議に対抗、奮い立った94歳杖なし列島行脚>
時代は老人の世紀である。老人が弱々しいと、孫や子は死に絶えるしかない。今はその瀬戸際かもしれない。都知事選に何度か挑戦した憲法学者を、御存じの東京都民は多いに違いない。畑田重夫さん、94歳である。5年前に、2度目の政権をむしり取った安倍晋三に対抗して奮起、全国的に講演をしている、と昨年暮れに手紙をくれた。我が家も不幸の連続で不義理を重ねてしまったのだが、護憲の憲法学者は、杖なしで列島を行脚している。上京するのも一苦労するジャーナリストも、せめて94歳までペンを握らねばなるまい。
<信念と行動の人が、まだ日本にいた!>
昨年の12月からの北京生活で、日本を離れていた。その12月7日付の畑田書簡である。なつかしさに何度も読んだ。残念ながら、都知事選出馬の印象は薄い。次男・正文の医療事故で、頭の中が真っ白だったせいかもしれない。
恐ろしい運命の渦に巻き込まれていたせいだろう、しかし、畑田さんとは何度も年賀状のやり取りはしていた。間に入ってくれたのは、多分、日刊ゲンダイの記事だと思う。「12月7日の日刊ゲンダイを読んで、なつかしい名前を見て手紙を書いた」と感動するような文面である。
後輩からだと、当たり前のことだろうが、日本から姿を消してしまった識者の中で、多分、一人敢然と護憲リベラルの主張をする信念と行動の94歳である。感動するのが当然である。恐れ多くて、紹介する時期が遅れてしまったかもしれない。
<河上肇の「貧困物語」へと落ち込んでいる日本>
畑田さんは、講演録も挟んで送ってくれた。そこに川上肇というカリスマ的な、マルクス経済学者のことを紹介していた。
学生時代でも、研鑽する機会のなかった怠惰な人間だったので、マルクスも知らない、川上肇も知らない、いわんや有名な「貧困物語」も知らないジャーナリストでしかなかったが、現実の日本は、マルクスはともかくとして川上研究が復活する時代状況かもしれない。
それもこれも、この5年の間の神社宗教政党・日本会議の暴政と関係している。追い打ちをかけるような、安倍の官房機密費に群がる政治屋・言論人は、どうみても善人ではない。国家神道の戦前を知る畑田さんは、全く違う。その言動は、われわれの100倍、1000倍の威力を発揮する。現に、そのことを実践している。すごい、立派な日本人なのだ。
筆者にとって、川上肇という名前は、水戸高から京都帝国大学に学んだ、宇都宮徳馬や同僚の水田三喜男を引き付けた人物と聞いた程度であるが、国家主義の日本会議政権が暴走する中で、否応なしに注目されるのであろう。
<史上最低の愚劣な首相いただく日本>
94歳にして全国行脚する憲法学者・畑田重夫さんから、多くの日本人は「行動する勇気」をもらっていることになる。
「こんなにひどい政治なのに、行動を起こさない日本人は、とても不思議でならない」という言葉を外国人から聞かされる昨今である。そうした非難を少しでも押し返そうとして、ペンを磨いているジャーナリストだが、まだまだ力不足もいいところである。相手は、史上最低の愚劣極まりない首相退治に手間取っているのだから。
列島で眠っている識者よ、声を上げよう、行動を起こそうではないか。府中市の佐々田さんは、白髪をなびかせて、デモの先頭を走っている!いい日本を残そう運動全開の時である。
2018年4月13日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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