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2018年04月07日 「ジャーナリスト同盟」通信
<イラク派遣部隊29人自殺の真相解明が先>
安倍晋三の心臓は、なかなかのものである。岸信介の血か、田布施・日本会議の遺伝子か、敵ながらあっぱれだ。他方で、イラク自殺者29人と事情通が知らせてきた。「イラク派遣部隊の自殺者」というのである。国民の代表者は、29人の無念を明らかにする責任がある。遺族の無念はいかばかりであろうか。人間の命は、地球よりも重い。
<オピニオンリーダー卒業?>
国民は知らないだろう。以前、PKO法が強行されるさいに、防衛省幹部の依頼で講演を頼まれた。「PKO反対」を自衛隊員の前で訴えたところ、意外や「オピニオンリーダー」という10数人の仲間に組み入れられた。
そこで何があったのかというと、自衛隊の部隊見学である。現場の様子と、自衛官の声を聞く機会を手にした。在京政治部長会でも、何度も声がかかったが、自衛隊嫌いは、それをスポイルしてきた反省もあって、オピニオンリーダーでは、現地視察会には出来るだけ時間を割いた。
最大の成果は、司令官室の部屋に神棚のあることを確認した。自衛隊基地内に神社もあった。なんのことはない、戦前の皇軍・侵略軍の体質をそっくりと継承していたのだった。
安倍が自衛隊の行事に率先参加して、訓示に力を入れて、危機を煽り続けてきた理由なのだ。こうした自衛隊の内情を、国民も野党議員の多くは知らない。むろん、外国人は全く知らない。
正直なところ、危ないと感じた。このオピニオンリーダーの集まりが、安倍内閣と共になくなった。経費が無くなったのだろう、と気にもしていなかった。すると、先日、防衛省から速達が届いた。一方的に「委嘱終了」と市川という広報課長が指示してきた。
税金の無駄遣い組織と交流することは、あまり趣味に合わない。足腰も田舎だと、声をかけられても、その気になれない。十分、勉強させられたが、その間に「自衛隊員の自殺」が国民の平均をはるかに上回っている、という異様な様子を知ることが出来た。
そして今回、事情通の「イラク関連で29人の自殺」を指摘されると、その一人一人の無念がわが心に伝染してきた。野党は、29人の無念を明らかにする義務を負っている。詳細を国民に公開す
べきだろう。
わが息子は、生きようとしていたが、帝京大学病院に続いて東芝病院で命を奪われた。ちょうど8年前の今日である。
29人の自衛隊員は、自ら死を選んだ。二度とない命を絶った原因を、納税者は知る権利がある。
<戦闘地域に送り込んだ悪徳政府>
今回のイラクと南スーダンPKO派遣部隊の、大事な日報をなぜ隠したのか。
専門家なら、即答できるだろう。派遣してはならない戦闘地域への派遣であった、と事情通は解説したものだ。そう、法律で禁止した危険地域に派遣していたのだ。これを時の政府要人は知っていた。派遣される自衛官は、政府に騙されて現地入りさせられたものだ。
これは法治国家として由々しい一大事である。国権の最高機関も、埒外に置かれていた。国民・議会も、騙されていた。哀れな直接被害者は、派遣された自衛隊員である。それだからこそ特別手当が用意された。全てを隠ぺいした原因というのだ。
自殺した自衛官の無念はいかばかりか。遺書は焼却されたのか?ここは明らかにされなければならない。平和憲法で一番安全な自衛隊員が、突如、危険な戦闘地帯に送り込まれていた、その可能性は高い。
イラク派遣に即応した英国首相は、責任を追及され、政治的に失脚させられた。「ブッシュのプードル犬」ブレアである。東京のポチは小泉純一郎である。彼の周りに東芝OBが暗躍、郵政民営化に取り組んで、自ら社長に就任した西室泰三である。英米原発企業のWHを子会社化して、東芝は沈没した。
愚かな政治リーダーのもとで、自衛隊員も東芝社員も泣いている。
<文民統制機能せず>
今回、ないはずの日報が、次々と見つかっている。想像するに、自衛隊内の善良な隊員が、内部から告発している様子を目にすることが出来る。
森友事件の主犯である安倍夫妻の暴政にいたたまれなくなっている財務省の良識派が、決起したことで、公文書改ざん・偽造事件が表面化している、これと同じことが、防衛省で起きている。
悪逆非道な安倍・日本会議政府が、内部から突き上げを受けて、安倍の心臓を揺さぶっていると認識できる。
いうところの、シビリアン・文民統制不在の防衛省を露呈しているのである。この事件発覚で、安倍の御寵愛の稲田が、久しぶりにテレビの前に登場し、けしからんと息巻いている。その前に、シビリアンを貫徹できなかった自らの非を、日本国民と議会に謝罪することである。
文民統制が存在しない日本の現状は、深刻この上ない。石破も小野寺も失格である。稲田を起用した安倍も同罪である。
憲法違反を公然と口にする政治屋を、防衛幹部は信用しない、信頼の対象ではない。人間の命を大事にしない政治屋・経済人を、国民は信用しない。命と向き合っている人たちは、なおさらのことである。
<無能大臣にソッポ向く自衛隊員>
その時の雰囲気で選任される防衛大臣が、25万の隊員の尊敬を受けることはない。議会で大嘘を突く犯罪首相の訓示に、耳を傾ける自衛隊員はいない。ここがまるで分かっていない永田町である。
無能大臣は、いまの小野寺もそうである。「修身斉家」の人物でないと、防衛大臣は務まらない。人間の命は、ことほど重い。小野寺に忠誠を尽くせる自衛隊員が、一体、何人いるだろうか。ワシントンに安倍と共に、盲従する小野寺に忠誠を尽くせるわけがないだろう。
不動産屋の大統領に催促されると、二つ返事で高額武器を購入する内閣総理大臣を尊敬する日本人はいない。
<防大教育に欠陥も>
防衛大学校を知っている日本人が何人いるだろうか。一度、防大を見学したことがある。校内にある書店をのぞいてみた。
日本の立ち位置である日本国憲法関連の本は、一冊もなかった。戦後体制の日本を教える本がないのだ。どなたか現地で確認するといい。
防大の教育に問題がある。シビリアンをわきまえない防大卒業生が、いまの自衛隊を統率している。常識をわきまえない若者が、自衛隊の中枢にいる。
事情通は、防大にも目を向けて欠陥を指摘している。日本国憲法を知らないまま、自衛隊の中枢で、防衛の任務についている。「高卒で数年、頑張ると、家を建てることが出来る」とずいぶん前に聞かされたものである。
「防大生の質」に問題がある、と事情通は決めつける。防大にまともな教育者が不在なのだ。政治屋が選任する防大に人材などいない。まともな卒業生は、民間へと走っていく。意図的に敵をつくる安倍・自公政権では、なおさらのことであろう。
<違憲の改憲軍拡に指揮あがらず>
日本には、右翼を含めて愛国者がいない。ワルはいっぱいいる。時代錯誤の天皇教など、皇室が迷惑している。歴史の教訓を放棄するような改憲軍拡政権を、誰も尊敬しない。そしてゴマすり防大OB指揮官に、命をささげる自衛隊員はいない。根幹が問われている!
2018年4月7日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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