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安倍政権閣僚に新疑惑。吉野正芳復興相の秘書官が環境省発注の中間貯蔵関連工事をめぐり、同省幹部を議員会館に呼びつけ、地元選挙区の支援者の名前をあげ「下請けに入っていない」などとして、元請けゼネコンを調査するよう事実上の“圧力”をかけていた疑惑が浮上しました【赤旗日曜版4/8号】 pic.twitter.com/3OLXcRqwXL
— こちら赤旗日曜版 (@nitiyoutwitt) 2018年4月4日
<スクープ>吉野復興相 重大疑惑 秘書官が環境省に“圧力”/“地元支援者が下請けに入ってないぞ”
「しんぶん赤旗・日曜版」 2018年4月8日号 1面
復興事業をめぐる吉野正芳復興相(衆院福島5区)の重大疑惑が浮上しました。吉野復興相の秘書官が環境省発注の中間貯蔵関連工事をめぐり、同省幹部を議員会館に呼びつけ、地元支援者の名前をあげ、下請けに入っていないなどとして、元請けゼネコンを調査するよう“圧力”をかけていたことが編集部の取材で判明しました。発注者に調査させることで、支援者を下請け参入させるという巧妙な“作戦”。内幕は…。 取材班
吉野氏の秘書官・高橋彰氏が呼びつけたのは、原発事故の除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設担当の環境省大臣官房審議官。審議官によると、3月ごろ議員会館に呼ばれ、“中間貯蔵関連工事を受注した五洋建設が下請けに地元業者を入れていない。(福島県)双葉のA氏がうるさいので確認してくれ”と調査を求められました。
審議官は、中間貯蔵施設担当の参事官に調査を指示。参事官は編集部の取材に「高橋秘書官からの要請だといわれ、五洋の旧知の役員に連絡した。『双葉のA氏』について下請けに入れているかなどを聞いた。五洋は、A氏のことは知っているが理由があり下請けには使っていないとのことだった」と話します。
「双葉のA氏」は、双葉町商工会会長も務める建設業者。吉野氏の選挙支援もしています。疑惑をさらに追います。 (35面につづく)
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(1面のつづき)
福島・中間貯蔵施設工事/吉野復興相秘書官“圧力”
東京電力福島第1原発事故にともなう除染事業で発生した汚染土壌や廃棄物。現在、福島県内の各自治体の仮置き場や住宅の庭などに一時保管されています。これを輸送して、保管するのが、福島県双葉町・大熊町に建設される中間貯蔵施設で、総額約1・6兆円の巨額復興事業です。
ゼネコン関係者は「除染事業でも、ゼネコンや一部の地元有力業者、それに政界関係者もからんで食い物にしていた。そのターゲットがいまは中間貯蔵になっている」と明かします。
吉野正芳復興相の高橋彰・政務秘書官が問題にしたのは、環境省発注の「平成29年度中間貯蔵に係る焼却灰保管場設置等工事(大熊町・双葉町)」。中間貯蔵施設建設地内に焼却灰保管場を設置し、福島県内から焼却灰等を輸送し保管します。昨年12月に36億6260万円で西松建設・五洋建設・フジタの共同企業休(JV)が落札・受注しました。
高橋秘書官は編集部の取材に、環境省の審議官を議員会館に呼び出し、地元企業の下請け採用を求めたことは認めました。しかし「五洋建設」や「双葉のA氏」という具体的な名前を出したことについては否定しています。
「双葉のA氏」は、吉野復興相や高橋秘書官については「よく知っている」と説明。吉野復興相の選挙を支援したことも認めました。しかし五洋建設への下請け参入を吉野氏側に頼んだことについては「記憶はない」といいます。
他方、環境省審議官は、高橋秘書官が五洋建設、「双葉のA氏」の名前を出したといいます。同省参事官も「高橋秘書官が五洋建設や『双葉のA氏』という名前を出したと審議官から聞いている」としています。
発言に食い違い
食い違う発言。環境省審議官らはウソをつく必要はありません。なぜ高橋秘書官は「五洋建設」や「双葉のA氏」という具体的な名前を出したことを否定するのか−。
そもそも問題の工事を受注したJVの幹事社は西松建設です。ふつう下請け業者を決めるのはJVの幹事社。ゼネコン関係者が明かします。
「実は、幹事社の西松は、他の工事が多忙のため、この工事では実質、五洋が差配をしている。そのことは大臣秘書官などが知っている情報ではない。業者に教えてもらわない限り分からないことだ。秘密の暴露だ」 「双葉のA氏」についてはどうか−。
五洋建設に問い合わせた環境省参事官が語ります。
「審議官によれば、『双葉のA氏』と五洋の間で、なにかトラブルのようなことがあったという。五洋に聞いてみると、詳しくは教えてもらえなかったがA氏とはひともんちゃくあり、下請けには使っていないという説明だった」
参事官は、「双葉のA氏」を下請けに使っていないという五洋建設の回答を審議官に報告。審議官は高橋秘書官に「地元の業者を採用するのは難しい」と伝えたといいます。
しかし高橋秘書官は、「どんな報告だったか記憶にない」といいます。
発注者の“指示”
ゼネコン関係者は指摘します。「発注者は下請けについても広い権限を持っている。その発注者から“○○は使っていませんか”と聞かれれば、“○○を使え”という“指示”だということは誰もがわかる。政治家が発注者を使った、巧妙な下請け参入の典型的なやり方だ」
「双葉のA氏」とはいったいどういう人物なのか−。
双葉町商工会の会長で県商工会連合会副会長のA氏。原発事故後の2012年2月に設立した建設会社A社の代表取締役会長です。
工事経歴書などによると同社は、前田建設工業が元請けの除染事業の下請け工事を多数受注。双葉町の国直轄除染事業をはぼ独占している前田建設工業と、双葉町のA社との関係は業界では有名です。
A社が中心となる「双葉町ふるさと復興事業協同組合」。「組合員の事業に係る除染業務の共同受注」などが目的で理事長はA氏です。
この組合の顧問になっているのが前田建設元幹部。元幹部は在職中、「慰安会」と称して、下請け業者に費用負担をさせ、たびたび海外旅行に行ったなどの疑いが浮上しており、前田建設が社内調査中です。ゼネコン関係者は「下請け業者が元幹部について前田本社に告発したこともあった。しかし土木部門の役員らが元幹部を守り、逆に告発した下請けを切った」と明かします。
除染につづく巨額復興事業の中間貯蔵施設建設。その闇の一端が見えてきました。
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