森友文書改ざん 「昭恵夫人」削除は会計検査院対策だった
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/225487
2018年3月21日　日刊ゲンダイ

　　
　　　安倍首相と昭恵夫人（Ｃ）日刊ゲンダイ

　連日のように文書改ざんの新たなデタラメが明るみになる中、夫婦ともども疑惑のド真ん中にいる安倍首相は「妻は全く関わっていない」「忖度がなかったことは明確だ」などと居直り答弁を繰り返している。しかし、次々に浮上する新事実は昭恵夫人の関与への疑いを深める一方だ。

　１９日の参院予算委員会の集中審議でも昭恵夫人についての新事実が発覚した。

　一連の怪しい土地取引の入り口ともいえる「特例承認の決裁文書」について、太田充理財局長が「２０１７年の４月４日に変更している」と答弁。その際に昭恵夫人の動向が削除されていた。特例承認文書は改ざんされた１４件の文書のうち、本省の理財局が唯一決裁したもので、この改ざんから１週間後には会計検査院が近畿財務局への実地検査を開始。売却価格の妥当性を調べ始めた。偶然のタイミングとは思えない。

　決裁文書が改ざんされたのは１７年２月下旬から。安倍首相が衆院予算委で「私や妻が関係していたことになれば首相も国会議員も辞める」と豪語したのは昨年２月１７日だ。

　国会答弁で検査院を持ち出したのも安倍首相だ。昨年３月２日の参院予算委で「会計検査院がしっかり審査すべきだ。それに全面的に対応するのが政府としてできる最大限のことだ」と吠えていた。

　これを受ける形で、同６日に参院予算委は検査院に対する特定事項調査の要請を議決。間もなく、昭恵夫人の名前が「特例承認文書」から消されたことになる。

　法大名誉教授の五十嵐仁氏（政治学）はこう言う。

「問題の国有地取引は前例のない優遇措置を取らなければ実現できなかったのは明白です。近畿財務局は『特例的な内容』を認める決済承認を得るため、昭恵夫人の関わりなどの背景を詳細に記載して“特殊性”を訴える必要があった。それをそのまま検査院に提出すれば、不正取引を指摘されるのは避けられない。そう判断した結果、検査院による実地検査の直前に昭恵夫人の動向に関する記載の削除に至ったのでしょう」

　そうでなくても、この時期は昭恵夫人に対する疑惑が積み上がっていた。昨年３月２３日に森友学園の籠池泰典前理事長が偽証罪に問われる証人喚問で、「昭恵夫人から１００万円を受け取った」などと答弁。昭恵夫人の立場をめぐり、「公人か、私人か」で騒ぎにもなっていた。

　財務省が昭恵夫人の項目を削除した後も、安倍首相は昨年４月１２日の衆院厚労委などで「会計検査院がしっかりと調査し、結論を出すのを待ちたい」と、「検査院が」「検査院が」を連呼。説明回避の言い訳と時間稼ぎに利用してきたが、改ざんに手を染めた職員たちにすれば、「アンタが検査院を持ち出すからこうなったんだ」と叫びたい心境だっただろう。

　外堀が完全に埋められる前に、夫婦ともども観念したらどうなのか。

昭恵夫人の動向が削除されていた特殊承認文書は、改ざんされた１４件の文書のうち、本省の理財局が唯一決済したもので、この１週間後には会計検査院が近畿財務局への実地検査を開始。偶然のタイミングとは思えません。 https://t.co/97wCbEpKTT #日刊ゲンダイDIGITAL

— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年3月20日

森友文書改ざん 「昭恵夫人」削除は会計検査院対策だった https://t.co/xlqldkDBcL
次々とバレますねwww pic.twitter.com/870jF1OKys

— tama nekono (@tomcat2013) 2018年3月20日

【森友文書改ざん】「検査院が」「検査院が」で昨年の国会は言い逃れ　「昭恵夫人」削除は会計検査院対策だった　財務省職員の心境は「アンタが持ち出すから」　外堀が完全に埋められる前に、夫婦ともども観念したらどうなのか（日刊ゲンダイ） pic.twitter.com/H5rvO1zvsp

— KK (@Trapelus) 2018年3月20日

森友文書改ざん 「昭恵夫人」削除は会計検査院対策だった https://t.co/JoEw70LSX6 次々に浮上する新事実は昭恵夫人の関与への疑いを深める一方だ。１９日の参院予算委員会の集中審議でも昭恵夫人についての新事実が発覚した。

— ★☆NAOKI☆★ (@morino_9ma3) 2018年3月20日

「外堀が完全に埋められる前に、夫婦ともども観念したらどうか」
森友文書改ざん 「昭恵夫人」削除は会計検査院対策だった https://t.co/214M6rvk8F #日刊ゲンダイDIGITAL

— 橋詰 健 (@zmk25) 2018年3月20日

コメント
1. 2018年3月21日 09:18:07 : bC7BzPnf9Y : IhosJKwkKQY[152] ▲△▽▼ 昭恵さん。A◯Aホテルの女社長と顔つき目つきが似てきました。
2. ひでしゃん[1916] gtCCxYK1guGC8Q 2018年3月21日 10:23:54 : hjTsd0XdN2 : TcB2NvmzLxs[120] ▲△▽▼ 佐川宣寿元財務相理財局長の証人喚問が実施される それなら 当時のキーマンとして 森友学園顧問弁護士　酒井康生 元財務省理財局長　　迫田英典 も同時に証人喚問すべきである 森友学園顧問弁護士　酒井康生は国有地売却交渉に終始関与していたのだから地中のごみの有無や程度その他の詳細を知り得た立場にいた 価格交渉に際しゴミを根拠に財務省の担当を厳しく追及したことが想定できる この弁護士には価格交渉中の国有地にゴミがあったことを証明する責任がある もうひとつ 顧問弁護士として活動している途中で突然辞任したことについて説明責任がある 委任者森友学園が学校設置認可申請を取り下げた経緯についても説明責任がある 弁護士法違反を疑う事由がさまざまにある 元財務省理財局長　　迫田英典は国有地売却決定時の財務省理財局長である 当時安倍晋三と何回か会っている 本件国有地売却に関しても話題になったのではないか？ 迫田本人は山口県出身であり選挙区が山口県である安倍晋三との関係を周囲に吹聴していたというから本件についても経過報告を頻繁に行っていた可能性は高いだろう 特に安倍晋三の妻が名誉校長を引き受けていた事情や改竄される前の公文書に安倍昭恵の名前が複数回出ていることで明らかではないか その他にも傍証として 安倍晋三首相夫人付秘書　国家公務員　谷査恵子 の行動記録などの文書開示も必要だ
3. 2018年3月21日 10:23:57 : CzYJx39lTc : FaXl5LfuFC0[487] ▲△▽▼ 『森友文書改ざん 「昭恵夫人」削除は会計検査院対策だった』 「あり得る」あり得る。 いい所を突いている。 「会計検査院」も安倍の「会計検査院の結論を待ちたい」の発言を「忖度」して 「曖昧な表現」の検査報告書を出した。 安倍は「忖度」を期待して、「強気の発言」をする方法を発明し、多用している。 「私も妻も、事務所も関係していたら、総理大臣も国会議員も辞める」の発言は その一例。
4. ひでしゃん[1917] gtCCxYK1guGC8Q 2018年3月21日 10:27:25 : hjTsd0XdN2 : TcB2NvmzLxs[121] ▲△▽▼ 更に恥を忍んで追記する 公文書改竄にまで手を染める公務員 ここで思い出されるのが ＮＨＫ番組改変事件の共犯者 安倍晋三と故中川昭一である もう二十年近く前のことになる 従軍慰安婦問題を扱った報道特集番組が放映されることを事前にキャッチした安倍と故中川の二人がＮＨＫの役員を呼びつけて強引に内容を骨抜きにさせた事件である この時の手口が古賀茂明氏の報道特集事案でも使われた 「報道の自由」や「国民の知る権利」を徹底的に嫌いこれを妨害するのは安倍晋三の生来の性悪を物語るものである この森友学園問題でも財務省の役人を恫喝して公文書改竄の犯罪行為に手を染めさせたことは疑いない 安倍晋三本人が直接手を下すことなく周辺の人物を手先に使う狡猾な手段であった可能性もある 財務省当局は安倍晋三の国会での大見得切った発言でとばっちりを食らったのである 部下に厳しかったという噂があるくらいの小心者に見える佐川宣寿が権力を背景とした安倍晋三からの恫喝に耐えられるだろうか？ 八億円の値引きの根拠が無いことと併せ文書改竄という重ねて犯罪行為を強いられた財務省役人も節操がなかった罪は有るだろう しかしナチスのアイヒマン裁判でハンナ・アーレントが呟いたように 組織の中で組織の論理に縛られて行動したものを罰することは易しいが本源を絶つシステムをどのように構築するかが問われるのであるということ 佐川の立場で獰猛な安倍晋三らを相手に常識的行動を求めることはできなかったと思う 正常な思考状態ではない状況に追い込まれたものの行動は 刑法で言うところの「緊急避難」と同じく罪を責めることはできないということになるのではないか 佐川宣寿が証人喚問に招致されたなら洗いざらいすべてを自白すべきだろう 刑事訴追の可能性を理由に証人喚問の際に証言を拒否することは当然許されることである しかしこのチャンスを生かすべきだ 敢えて真実を吐露することで上記のとおり刑罰法規から「緊急避難」を主張し佐川自身が自らを守ることになると信じる
5. 2018年3月21日 10:58:51 : ksbgNRP0Ag : ihXIurNoqP8[398] ▲△▽▼ 安倍が国会で会計検査院を持ちだしたから隠ぺい・改ざんしたんじゃなくて、 隠ぺいの根回しが済んだから、安倍がかっこよく会計検査院を持ちだした。 そう考えるのが自然だよね。
6. 2018年3月21日 11:03:38 : tbvdfAa8Rg : WBNS8j2KLCA[69] ▲△▽▼ 権力とは恐ろしい、小泉竹中たった二人で日本を破壊してアメリカに献上した、安倍は国家の財産を他国に献上するだけでなく私物化した。
7. 2018年3月21日 14:49:51 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-3131] ▲△▽▼ 2018年3月21日(水) きょうの潮流 　保守政党の総裁選で巨額の買収費がばらまかれる。それを穴埋めするために巨大ダム建設の入札が談合され、多額の賄賂が政権の中枢へと流れていく▼実際の事件をモデルに描いた山本薩夫監督の映画「金環蝕（きんかんしょく）」です。「まわりは金色の栄光に輝いて見えるが、中の方は真っ黒に腐っている」。タイトルに込めた政界汚職の構図の中で大きな意味をもたせたのが、首相の関与を裏付ける“総理夫人の名刺”でした▼いま森友問題をめぐり安倍首相の妻、昭恵氏のかかわりが改めて焦点になっています。改ざん前の財務省の決裁文書にも８億円を値引きした国有地取引の重要な局面で登場。国会の集中審議でそれを問われると、理財局長は「総理夫人だから」と▼自分も妻も関与していないと、しらを切り続ける首相。しかし、森友学園が国有地につくろうとした小学校の名誉校長まで務めた影響力は絶大でした。学園の籠池元理事長も「神風が吹いた」「何らかの見えない力が動いた」と証言しています▼それにしても安倍政権のもとでの役所の体たらくぶりは深刻です。公文書改ざんの財務省をはじめ、日報隠しの防衛省、裁量労働制のデータをねつ造した厚労省、事務次官だった前川氏の授業に異常な圧力をかける文科省―▼志位委員長は「安倍強権政治の“毒”が政府全体に回っている」。「金環蝕」でも登場人物が周りの腐敗堕落を嘆く場面があります。「腐ったリンゴは、となりのリンゴも腐らせる」。国の危機を招いている元凶を絶たねば。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-21/2018032101_06_0.html

▲上へ　　　　　 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・ＮＨＫ241掲示板　次へ 　前へ

フォローアップ:

★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):

▲上へ　　　　　 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・ＮＨＫ241掲示板　次へ 　前へ

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。