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【森友書き換え】検察のリークか…自民党内「安倍下ろし」本格化、次期首相は石破茂氏で調整
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22616.html
2018.03.10 構成=長井雄一朗/ライター Business Journal
写真:日刊現代/アフロ
森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書の書き換え疑惑を受け、理財局長時代に国有地売却に関連する文書を「廃棄した」と国会答弁していた佐川宣寿国税庁長官が9日、辞任した。さらに同日、森友学園への国有地売却交渉を担当した部署に所属していた近畿財務局の職員が数日前に自殺していたことも判明した。
「数日前から首相官邸では佐川長官の辞任はやむなしとの流れになっており、麻生太郎財務相の“身代わり”に辞任したかっこうです」(国会議員秘書)
政治ジャーナリストの朝霞唯夫氏は「安倍下ろしが水面下で本格的に始まり、安倍三選の阻止の号砲があがった」と語るが、果たして今後の政局はどう動くのか――。
■検察のリークか
そもそも、今回の書き換え疑惑は、なぜ突然浮上したのか。朝霞氏はいう。
「大阪地検特捜部が近畿財務局を捜査しているなかで書き換え文書を発見し、一時は見逃す動きもあったが、さすがにこれは看過できないと義憤にかられた捜査官の一人が、朝日新聞にリークしたのではないかと言われています。今や政府機関紙と化した読売新聞や産経新聞にリークしたところで、握りつぶされる可能性がある。一方、安倍政権と敵対関係にある朝日1社にリークすれば、確実に報道してくれると考えたのではないでしょうか。しかも、実は改ざん作業は近畿財務局ではなく財務省本省で行なわれ、このままだと握りつぶされてしまうという危機感が特捜部にはあったともいわれています」(朝霞氏)
前出・国会議員秘書も、「正義感にかられた捜査官が、親しい朝日記者にリークしたという見方が支配的」という。
では、なぜ佐川長官に辞任に及んだのか。
「政治と行政をリードしているという自負の強い財務省は、政治主導の内閣府人事局に人事権を握られ、屈辱的な思いをしている。そして佐川氏についても、『財務省内にはほかにも優秀な人材がいるのに、なぜ佐川氏が国税庁長官なのか』という声があります。時の政権におもねった人物が出世することと今回の文書書き換え問題は、密接につながっています。今回、自殺した職員の遺書のなかには佐川氏のほか、財務省内の職員名の名前があったといわれており、その情報を知った佐川氏は辞任に至ったというのが今回の顛末でしょう」(朝霞氏)
■安倍下ろし
では、これから政局はどう動くのか。前出・国会議員秘書は「政局がこれで流動的になるとは思えない」との見方を示すが、朝霞氏はいう。
「これで麻生包囲網が着実に狭まった。麻生財務相が辞任すれば、安倍首相を守る人がいなくなり、一気にダッチロールになる。そもそも麻生氏の敵は多い。国民の感情を逆なでにする答弁を行う麻生氏に対して、自民党内の石破茂氏や二階俊博幹事長は不満を持っています。二階氏は安倍下ろしに舵を切った。安倍三選はないでしょう」
自民党額賀派(平成研究会)の参院側が額賀福志郎会長の退任を求めていた問題をめぐり、額賀氏は3月14日に開く予定の同派の政治パーティーにあわせて退任を表明。後任には竹下亘党総務会長が就任する方向だ。そしてその額賀派に政治家引退後も大きな力を持つのが、“参議院のドン”と呼ばれていた青木幹雄氏だ。
「親安倍の額賀氏を会長から降ろした青木氏が、二階氏と手を組んだ。二階派は小派閥で冷や飯を食べているなかで、大経世会の復活を唱えています。それには、額賀派と二階派の連携が欠かせないと、両者が手を握ったということです」(朝霞氏)
今年秋に行われる自民党総裁選の出馬候補としては、安倍首相のほか、石破茂氏、岸田文雄政調会長、野田聖子総務相の名前が取り沙汰されている。
「これまで森喜朗元首相から安倍首相に至るまで、自民党は清和会に支配されていたといっても良い。その清和会支配を破壊するというのが、青木氏と二階氏の意向だが、額賀派も二階派も総裁候補が不在であり、そこで石破氏と連携する案が浮上しています。二階氏は憲法改正に舵を切る安倍首相を『やりすぎだ』と思うようになった。二階氏ほど嫌いな人間とも平気で笑って握手できる人間はいません。そこで次の総裁を物色しているなかで、石破氏への一本化を検討しているのです」(同)
一方、岸田氏は安倍三選に協力することで、次の首相の座を安倍首相から禅譲されることを狙っているともいわれている。
「麻生氏と菅義偉官房長官の仲が悪いことは知られていますが、河野太郎外相が仲介することで、和解ではないが距離は縮まった。そこで2人の間で、安倍三選がムリであれば次は岸田でもよいのではないかという話がありました。それを伝え聞いた岸田氏が今年1月、麻生氏に会いに行き、関係強化に力を入れているが、これが安倍首相の逆鱗に触れた。岸田氏は『総裁選に出る』と言わないことから、これまで支援してきた岸田派(宏池会)の実質オーナーである古賀誠元幹事長もさじを投げています。岸田氏も周囲に『私はギャンブルはしない。100%勝てる状態でなければ総裁選に出馬しない』と語っています。
これに古賀氏に、石破氏、青木氏、二階氏が反安倍で連携し、三選阻止に動き出した。これらの水面下の動きについては当然、安倍首相も熟知している。そこで地方議員の囲い込みを実施し、さらに反安倍の票を分散させるために、清和会の一部が出馬宣言している野田氏の推薦人に回ることもささやかれている」(朝霞氏)
野党の弱体化で政権交代の可能性も考えられないなか、国民のストレスは限界にきている。
(構成=長井雄一朗/ライター)
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