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2018/03/07 04:50
<韓国大統領府は6日、北朝鮮が非核化に向け米国と対話する意向を表明したと発表した。協議中は核開発計画を停止すると述べたという。北朝鮮への特使団を率いた鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長が帰国後の会見で明らかにした。
韓国と北朝鮮は厳密にはまだ戦争状態だが、朝鮮半島情勢は2月に平昌で開催した冬季五輪以来、緊迫感が和らいでいる。韓国政府は五輪で、北朝鮮選手団を受け入れたほか、女子アイスホッケーで合同チームを結成。また、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は文在寅(ムン・ジェイン)大統領を首脳会談に招待した。北朝鮮のトップが韓国の大統領を首脳会談へ招待したのは初めてだ。
鄭義溶氏は「北朝鮮は朝鮮半島を非核化する意向を明確にした。軍事的脅威がなく北朝鮮の体制が保障されれば、核開発計画の必要はないと述べた」と話した。「北朝鮮はまた、非核化や関係正常化に向け米国とざっくばらんに対話する意向があるとした」と付け加えた。国際的な協議を進めている間は核やミサイル開発を進めることはないと述べたという。
これに対してトランプ米大統領は、ツイッターで「どうなるかみてみよう」と投稿した。鄭義溶氏は米国へ移動し、協議について米当局に報告する。同氏は北朝鮮からトランプ氏へ伝言があると述べた>(以上「ロイター」より引用)
北朝鮮訪問の韓国代表団に金正恩氏が直接面会し、しかも会談と晩餐会とを合わせると実に四時間半も顔を合わせていたのは異例だ。それほど金正恩氏は韓国代表団を歓迎したということだろう。
それを対話のための対話と見るのか、それとも北朝鮮が本気で平和的解決を望んでいると見るのか、見極めが難しいところだ。時間をかけて北朝鮮の動きを観察するしかないが、基本的に戦争回避を望むのは関係諸国に共通の願いだ。
小野寺防衛相は「制裁が利いている」と自画自賛して、「今後とも見極める必要がある」と当たり前のことを述べている。だが金正恩氏が最初から会談の席に臨んだのは「制裁が利いている」という段階ではないような気がする。
既に北朝鮮は体制崩壊の危機に瀕しているのではないだろうか。金正恩氏はこれまで北朝鮮国民が200万人も餓死しようが食糧の緊急輸入よりも核開発を優先してきた。その金正恩氏が「体制の維持が保障されれば核放棄をしても良い」と発言するとは余程のことだ。
小野寺氏は「北朝鮮の言葉は信用ならない」と警戒の色を見せているが、米国や中国が北朝鮮内部の「協力者」に手をまわして体制内部深くに楔を打ち込んでいるのではないだろうか。そうでなければ金正恩氏が韓国の代表団といきなり面会して話し合うとは考えられない。
金正恩氏は叔父や兄をリンチ同然にして粛清し、軍幹部ですら大量に粛清してきた。それも金正恩氏の身に迫る危機感の裏返しだろう。もはや中国は当てにならない、というよりも中国とのチャンネルを壊してしまい、金正恩氏が頼るべきは敵対している米国しかない。ロシアはいつ最大の支援国から侵略国に変貌するか解ったものでないことは歴史が証明している。
安倍自公政権はこれまで積極的に北朝鮮当局と対話を試みたことはない。拉致問題で「協議」してそれを基に北朝鮮を援助したことはあったが、途切れて久しい。
拉致問題を抱える日本は制裁を続けるだけで良いのだろうか。北朝鮮の金体制が崩壊した場合、連鎖して韓国までも経済崩壊しかねない。戦争も勿論だが、北朝鮮の体制崩壊から大量の経済難民が流出するという事態も防がなければならない。それこそが日本の治安に直接的な影響をもたらす。
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