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(回答先: 渡具知名護市長、定例記者会見を廃止 「本人の意向」(報道陣の質問には答えない?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2018 年 2 月 26 日 21:22:46)
タイトルは言い過ぎでは?そう思ったが。
本文を見るとほぼその通りだった。何時まで逃げ続ける新市長なのだろう。
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名護市長選で当選した渡具知武豊市長の露骨な「記者選別」
2018年02月23日 政治・経済
https://hbol.jp/160792
渡具知武豊・名護市長が当選翌日の2月5日9時前から自宅で初会見に臨んだ。当選を一面で伝える地元紙を手にして写真撮影に応じた後、質疑応答となったが、そこで浮き彫りになったのは、小池百合子都知事に負けるとも劣らない露骨な記者選別(排除)だった。筆者の再質問に否定のコメントを発して以降は7回も質問を無視し続ける一方、他の記者には答えるという差別的対応をしたのだ。
*(画像)語るとぐち氏 当選の記事が一面に載った新聞を前にして、集まった記者たちに語る渡具知市長https://hbol.jp/wp-content/uploads/2018/02/f9b4f23deae7ee500f13c16b8117a245-550x368.jpg
私の最初の質問は「(政策協定を結んで推薦を決定した)公明党の『(海兵隊の)県外・国外移設』を掲げて当選されたわけですから当然、『海兵隊用の新基地は必要がない。(沖縄から)出て行く海兵隊用の基地は必要ない』と(お考えでしょうか)」で、渡具知市長は次のように答えた。
「必ずしも私はそう思っておりません。海兵隊はこれまで米軍再編等において県外・国外に移転するというようなことがあります。それを早く推し進めて下さいということです」
米軍再編全体の一般論を聞いたのではなく、渡具知市長は公明党と政策協定を結んで「海兵隊の県外・国外移転」を掲げたので、当然「海兵隊用の辺野古新基地は不要」という立場であるのかどうかを確認したかったのだ。
「新基地建設が必要かどうか」に関する質問には答えず
だるま
当選を祝い、だるまに目を入れる渡具知新市長
しかし首尾一貫しない意味不明の回答しか返って来なかったので、次のような再質問をした。
――(県外国外に)海兵隊が出て行けば、辺野古新基地は必要ないのではないか。それは矛盾しないのでしょうか。
しかし渡具知市長は「矛盾しないと思う」と否定した後、私の質問を無視して記者会見を早々と切り上げようとした。
――それなら(辺野古)新基地は何のために作るのですか。
渡具知市長「(質問には答えずに)よろしいですか」
これに対して別の記者が「米軍再編交付金(基地マネー)は選挙の時も言及されていたが、支給があれば受け取るということか」と聞くと、一転して渡具知市長は丁寧に答え始めた。
「再編交付金についてはまた言葉尻を捉えられても困るので、それは『受け取れない』という報道があるわけでしょう。だから『再編交付金は対象にならないという認識』と報道されているので、そういうことだと思う」
質疑応答がしばらく続いた後、新基地関連の市長の権限に関する質問をぶつけた瞬間、渡具知市長は「よろしいでしょうか」と再び会見を終了しようとした。そこで「市長の権限を使って(辺野古新基地建設)工事を止めるのか」と再質問をしたが、無視された。2回目の無回答だった。
記者選別はこの後も続いた。私以外の記者の質問には答えるやりとりが続いた。上京についての質疑応答となった時に「東京で基地問題について何をおっしゃるのですか」と聞いても一言も返ってこない(3回目の無視)。
●都合の悪い質問は徹底して「無視」
*(画像)都合の悪い質問に対しては徹底して「無視」の渡具知新市長https://hbol.jp/?attachment_id=160805
その後も別の記者とのやりとりは続き、辺野古新基地に関する質疑応答に戻ったので、「辺野古新基地に代わる代替案は模索しないのか」と尋ねると、渡具知市長は「他に質問はありませんか」と再び会見終了の構えをみせたが(4回目の無視)、即座に別の記者が質問をして会見は継続。このパターンが何度も繰り返されたので、以下は私の無視された質問内容を列挙しておくことにする。
●5回目(名護市でもオスプレイが飛行、住宅地上空の飛行禁止を申し入れるとの発言を受けて)
――日米地位協定改定についてどう思われますか。そこを変えないと(危険な米軍機の訓練が)禁止できないのではないか。(5回目の無視)
●6回目(菅官房長官からの電話はなかったとの回答を受けて)
――菅さんにはどう報告されるのですか。(6回目の無視)
●7回目(市長選を振り返る質疑応答が出たのを受けて)
――公明党支持者を騙したのではないか。(7回目の無視)
これから市議会で渡具知新市長の徹底追求が始まる
渡具知市長は市長選でも公開討論会への出席を何度も断っていた。当選後の記者会見でも、都合が悪い質問には答えないという、同様の対応をしたのだ。辺野古新基地反対の公明党と政策協定を結び「海兵隊の県外・国外移転(=海兵隊用の辺野古新基地不要)」を掲げて選挙を戦ったのだから、辺野古新基地推進の安倍政権との食い違いは明白だ。政策が正反対の自公両党の推薦を受けて当選はしたものの、埋め難いギャップについて説明するのは誰にとっても至難の業である。
しかし3月から始める市議会では、論戦から逃亡することは許されない。基地反対派(稲嶺派)市議たちが、基地問題への立場や選挙演説で語った内容の矛盾などについて、渡具知・新市長を徹底的に問い質そうと準備しているのはこのためだ。
少数与党の渡具知市政が早々に立ち往生、安倍政権に屈服する形で新基地容認を打ち出し、実質的な公約違反で支持率激減を招く事態も十分に考えられるのだ。
【取材・文・撮影/横田一】
ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)に編集協力。その他『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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