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まっとうな人々が怒らない国 “退屈な国”にみえるのは当然だ!
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2018年02月24日 世相を斬る あいば達也
今日のコラムは、以下引用のコラムとは関係のないことを書く。ただ、当該引用コラムに触発されて書きだしたわけなので、敬意をはらう意味で、ここに引用しておく。
さて、自分の住んでいる国が、退屈な国か、エキサイティングな国か、危険な国か、目を覆いたくなる国か、豊かで温かい国か、平和な国か、民主的国か、感情的な国か、卑屈な国か、理知的な国か、金持ちな国か、卑怯な国か、大人な国か、子供な国か……その評価は、人夫々だろう。時には、海外から、自国がどのように思われているかにも興味があるだろう。
日本が「退屈な国」に見えるのは、デンジャラスが極めて少ないことなのだろうが、この点は、良いことのようだが、ツマラナイ点でもある。まっとうに生きている人々が、トンデモナイことが起きていても、まっとうに怒らない国なのだから、退屈なのは当然だろう。
国民規模のデモもなく、賃金が下がっても職があればめっけもの国民なのだから、欲望、熱気を感じない。過去の高度成長期やバブル期の資産が積み上がった国民の生活は、そこそこに豊かである。無論、蓄積を日々つまみ食いしているのだから、いずれの日にはなくなるが、なくなる日が自分の代でなければ、そういう生き方をしている国なのだ。そう、国民総茹で蛙化しているのだから、退屈な国は、真の姿で、反論する余地はない。
我が国ジャパンには、欧米人が感動するような国として、何が自慢できるのか、或いは旅行者に何を提供出来るのだろう。自画自賛の祖国愛にはウンザリだが、ジャパニーズは、それが好きなようである(笑)。日本礼賛本が書店に平積みなのだから。根本的な話だが、脱亜入欧した国だから、何ごとも中途半端な状態で推移している国がジャパンだ。欧米人を歓ばせるにはあまりにも欧米的で、異国情緒とはほど遠い。
良いように解釈すれば、明治維新の欧米猿まね文化のお蔭で、和洋折衷がほぼ完成形に至った日本ということが出来るが、折衷はしたが、融合していない。つまり、取って着けたような様相なので、異国情緒よりも違和感の方が際立つ。超高層ビルが林立する大都会TOKYOのビルには、満員痴漢電車で郊外から労働者が運び込まれているのだから、発展途上国と先進国の混合物に見えてくる。
地方色が豊かかと思うと、便利ではあるが、無機質な新幹線の駅舎は、金太郎アメ状況を呈す。幹線道路沿いには、大型ショッピングセンターが必ず常設されており、便利であるが、異国情緒を台無しにしている。無論、由緒ある名所旧跡は、日本人らしい律義さで、充分に保全されているので、それなりの佇まいは保持されている。つまりは、日本の様相は、便利に観光が可能な状況にあるが、そのことが異国性を生みだすかと言えば、まったく逆の効果をもたらしている。
日本が観光立国をめざすのであれば、都会は欧米に勝るとも劣らぬ準備をし、田舎は、その地の個性を十二分に打ち出すような仕組みがないと、異国情緒を生むことは困難だ。しかし、現実にそのような野望は成功しないだろう。中央集権国家の難点は、概ねすべての地方に平等を提供しようとする為、一律な文化をも、資金に添付して提供するからだ。つまり、欧米人にとって、本来的に、日本は異国ではないことになる。
まぁ、欧米人への観光という魅力を訴求することは、今日的に考えると、どのような手立てを駆使しようと、もう手遅れだ。しかし、焦る必要はない。日本はアジアの重要な一員であることを忘れず、アジア人にとって魅力的な国であることを目指すだけで、充分観光立国になる。欧米に目を向けるから、アジアの孤児になるだけで、アジアを見つめ直すことで、おのれを知ることが出来るに違いない。ターゲットを絞れ!マーケッティングの基礎中の基礎だ。日本人は、アジア人であることを、この際肝に銘ずるべきだ。少々強引なまとめだが、トランプの尻についていては、早晩碌な目に遭わないだろう。トランプはやる気だ、第二次朝鮮戦争に加担するな!
≪「日本は退屈な国」欧米人アンケートの衝撃結果に挑む観光庁の勝算
「日本は退屈な国」欧米人アンケートの衝撃結果に挑む観光庁の勝算(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/17/hasan125/msg/898.html
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