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安保から働き方まで一事が万事 欺瞞に満ちている安倍政治
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/223683
2018年2月21日 日刊ゲンダイ 文字起こし
議会制民主主義への冒涜(C)共同通信社
予算委員会は「働き方改革」をめぐる論戦で紛糾している。裁量労働制の方が労働時間が短いという比較データは「不適切だった」として安倍首相が謝罪、引用した答弁を撤回したが、野党側は法案を通すためにデータを捏造した可能性を追及。このデータが、財界の意をくんで裁量労働制の拡大を目指す安倍政権にとって「うますぎる話」だからだ。
そもそも、まったく基準の違うデータを比べるなんて通常の役所仕事では考えられないし、あまりに単純な数字の食い違いは鉛筆ナメナメで偽装したと疑われても仕方ない。自民党の竹下総務会長も20日の会見で「小学生とは言わないが、高校生なら分かる間違いだ」と指摘したくらいだ。
法案の前提となるデータが不適切で、土台が揺らいでいるのだから、ここはいったん法案を撤回し、ちゃんと再調査した上で提出するのが筋だろう。ところが安倍は、再調査は「考えていない」と言い切り、「答弁は撤回するものの、データそのものは撤回しない」と居直った。準備が整い次第、関連法案を国会に一括提出するつもりだ。ここが、度し難いのである。
「安倍政権のやり方は、一貫しています。結論は最初から決まっていて、それに合わせた都合のいいデータだけ出してきて、一定の時間が過ぎたら数の力で強行突破する。国会審議はアリバイ的に時間稼ぎをすればいいという態度です。途中で問題が起きても、数の力で予定通りに押し切ってしまう。安保法もそうだったし、誰の目にも失敗が明らかなアベノミクスも都合のいいデータだけを並べて正当化する。モリ・カケ問題も根っこは同じです。疑惑が出てきても説明責任を果たさずにゴマカし続け、最後は数の力で封じ込めようとする。これは議会制民主主義への冒涜であり、誠実さのかけらもありません」(政治学者の五十嵐仁氏)
■国民はバカだと思い上がっている
こんな政権だから、データ捏造くらい朝飯前というわけだ。国会を軽視し、国民をナメ切っているから、前提データに疑義が生じても、このまま法案を成立させるつもりでいる。菅官房長官も働き方改革関連法案について、「今国会での法案提出と成立の方針は全く変わりない」と居直っているから唖然だ。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。
「安倍政権が先の衆院選に勝ち、真っ先にやったのは野党の質問時間を削ることでした。野党はつべこべ言わず黙って法案を通せばいいと思っているのでしょう。本音では、どうせ数の力で法案は通るのだから、審議・討論なんて不要だと考えている。だから情報隠蔽も捏造もいとわず、都合の悪い話が出てくればゴマカし、はぐらかし、批判に真摯に向き合わずに、野党に言いがかりをつける。これでは議論になりません。安倍政権によって国会は、政府が提出した法案を自動的に成立させるだけの下請け機関にされてしまいました。こうして国会審議を骨抜きにするのがファシズムの手法なのです。選挙民の声を聞くというより、『オレの言うことを聞け』という上から目線で、国民はバカだと思い上がっている。それは予算委員会での閣僚のフザケた態度にも表れています。安倍首相だけでなく、自民党全体が民主主義政治を壊そうとしているのです」
「国民なめんな!」(C)日刊ゲンダイ
立憲民主党敵視、国会軽視は過去のどの政権にもない危険水域 |
野党の質問を小バカにするような閣僚のニタニタ笑いを見ていると、はらわたが煮えくり返るという人は少なくない。それも当然で、あの態度は有権者をバカにしているのだ。
麻生財務相は虚偽答弁の佐川国税庁長官をかばい、納税者の抗議デモは「立憲民主党の指導で街宣車がやっておられたという事実は知っている」なんてデマを平然と言って野党を愚弄する。いかにも面倒くさそうに答弁する茂木経済再生相は、自分の立場を分かっているのか。“線香・手帳”の買収問題がクリアになったわけではないのだ。審議中に爆睡していた河野外相なんて税金泥棒以外の何ものでもない。専用機をおねだりしている場合か。本当に国民をナメている。
一事が万事で、バカな国民には説明しても分からないから黙って従えという「由らしむべし知らしむべからず」の傲慢な姿勢は、安保法から憲法改正まですべてに共通する安倍政権の本質なのである。働き方改革で偽造データを出してきたのは、野党や議会を蔑視する姿勢の到達点といっていい。
大メディアも国民も、ペテン内閣の欺瞞政治をいつまで放置しておくのか。
■法案だけでなく安倍政権の撤回が必要
早大法学学術院教授の水島朝穂氏もブログでこう書いていた。
<安倍流統治には5つの手法がある。すなわち「情報隠し」、「争点ぼかし」、「論点ずらし」、「異論つぶし」、そして「友だち重視」である>
<「情報隠し」は、歴代政権に例を見ない執拗で徹底したもので、隠していることが明白にわかっても堂々と居直る姿勢が特徴的である。特定秘密保護法という「究極兵器」を保持するとともに、立憲主義敵視、国会軽視・無視は過去のどの政権にもない危険水域に入っている>
<いま、この5つの手法を憲法改正に応用している。安倍首相は憲法改正について問われれば、ある時は「国会でお決めになることです」といって逃げ、ある時は自らの改憲論を前面に押し出し、「いよいよ実現する時を迎えている」と前のめりになる。憲法をめぐる論理も法理も投げ捨てて、ただ自らの手で憲法を変えたという実績だけを狙うかのごとくである。改憲が自己目的化されているとしか思えない。昨年5月に「9条加憲」を提唱してから、国会答弁では「9条を改正しても自衛隊について何も変わらない」と言い続けている。議員任期の延長についての憲法改正の議論も「フェイク改憲」である>
ハッキリしているのは、このまま安倍1強体制が続けば、政治も行政も私物化され、安倍の好き勝手がまかり通り、おそらく憲法改正の発議も数の力で強行されるということだ。
「安倍首相の独裁的な国家運営の手法はヒトラー同然で、民主主義を敵視しているとしか思えません。戦前・戦中も大政翼賛体制で議会が無力化し、国が進む道を誤った。今も同じことが目の前で起きているのです。安倍首相の支援者も、今の政府のやり方を見て、本当にこれでいいのか考えるべきでしょう。このままいけば、基本的人権も民主主義も葬り去られてしまう瀬戸際に来ています」(金子勝氏=前出)
働き方改革関連法案の撤回はもちろん、安倍政権の撤回をそろそろ国民は本気で考えるべき時だ。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年2月21日
【データ捏造くらい朝飯前】
『一事が万事 ペテン内閣の欺瞞政治』
「“安保”から“働き方”“憲法”まで全てに共通する民主主義に対する蔑視敵視」
「情報隠し、論点ずらし、争点ぼかし、ヤバくなれば居直り、ごまかし、言いがかり」 pic.twitter.com/xDarPQtF7V
思い起こせば官僚が真剣に忖度を始めたのは2014年12月第二次安倍改造内閣がスタートしてからでないか。翌2015年に疑惑のプロジェクトが本格化した分岐点では...5月に近畿財務局による森友学園の定期借地権契約の締結。6月には内閣府主体の獣医学部新設の閣議を決定している(この時点で加計有りき⁈)💥
— 37KESu (@37KESu1) 2018年2月21日
国会=嘘、虚言、妄想、お昼寝する場所ですね。ですからデータねつ造などはまたかくらいでやっぱりやっていたかですね。自らの言うことを聞かせるために。其処には主権者たる国民などはいない。
— fancylala (@fancylala1115) 2018年2月21日
「詐欺シンゾウ」一味の悪行三昧!
— 菊りん (@143Maharukita) 2018年2月21日
安保から働き方まで一事が万事 欺瞞に満ちている安倍政治 https://t.co/9GF6DwSEgI #日刊ゲンダイDIGITAL
— 小川将二郎 (@sok91329431) 2018年2月21日
一事が万事 ペテン内閣の欺瞞政治 データ捏造くらい朝飯前 「安保」から「働き方」「憲法」まで全てに共通する民主主義に対する蔑視敵視 情報隠し、論点ずらし、争点ぼかし ヤバくなれば居直り、ごまかし、言いがかり 法案だけでなく安倍政権の撤回が必要(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/r3bA69Ym7O
— KK (@Trapelus) 2018年2月21日
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