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“官邸御用新聞”産経がまたしてもフェイク記事を 望月記者に答えた菅官房長官コメントを加筆捏造!(リテラ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo240/msg/150.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 2 月 17 日 15:50:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

“官邸御用新聞”産経がまたしてもフェイク記事を 望月記者に答えた菅官房長官コメントを加筆捏造!
http://lite-ra.com/2018/02/post-3807.html
2018.02.17 横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」31 産経が菅官房長官発言を捏造 リテラ


    
    2月8日午前の会見であざ笑うように書類を片付け始める菅官房長官(政府インターネットテレビより)


 “官邸御用新聞”のような産経新聞がまたしてもフェイクニュース騒動を巻き起こしている。それが「菅官房長官 名護市長選を疑問視する東京新聞記者に反論」と銘打った8日17時44分のネット配信記事だ。これは同日、東京新聞の望月衣塑子記者が名護市長選関連の質問を菅偉義官房長官の会見で行ったが、それに対する菅発言に後から文言を加える捏造を行い、菅氏を援護したのだ。

 産経が取上げたのは、8日の官房長官会見の最後の一問一答で、自公推薦の渡具知武豊氏が現職の稲嶺進氏をおさえ初当選した名護市長選に関するものだった。司会者から「この後の日程がありますので次、最後でお願いします」「質問は要点を明確にし簡潔に」と釘を刺された望月氏だったが、ひるまず詳細な背景説明を断行。まず共同通信などの世論調査結果(新基地反対が66%)を引用し、続いて4年前の沖縄県知事選や過去2回(2010年と2014年)の名護市長選で示された新基地反対の民意が省みられずに工事が進んだことも指摘し、あきらめムードから渡具知氏に投票した声が多数報道されたとも紹介した。

 望月氏といえば、それまで予定調和の質疑応答ばかりだった官房長官会見に単身で乗り込み、他の記者がけっして訊こうとしない厳しい質問を突きつけて、納得しない回答には粘り強く再質問、菅官房長官を苛立たせてきた記者だ。その姿勢は国民の疑問を代弁し追及する真っ当なものだが、しかし菅氏は今回、長めの質問を聞きながら含み笑いを浮かべつつ書類の整理を始め、会見終了を促すかのような仕草もした。それに対し望月氏は「笑うところではないと思います!」と一喝し政府の見解を次のように問い質したのだ。

「県民に寄り添った、市民の思いにこれまで寄り添った判断というのが行われていなかったのではないかと、やはり選挙の結果を見ても感じられます。この点について、政府としてのご見解を再度お聞かせ下さい」

 これに対し、菅氏はこう答えた。

「選挙は結果がすべてであります。そして相手候補(稲嶺氏)は必死に埋め立て阻止を訴えたんじゃないでしょうか。住民の皆様が選ぶのが、民主主義の原点がこの選挙であります。以上です」

■菅官房長官が会見で口にしていない文言が加筆された!

 だが驚いたことに産経記事は、この会見で菅氏が会見で口にしていない「原則」や「世論調査」などの文言を加えていたのだ。それは以下のくだりだ。

〈(望月氏の質問内容を紹介した直後に)菅氏は「選挙の結果に基づいて、それぞれの首長が政策を進めるのが民主主義の原則であり、原点だ。世論調査のほうが民意を反映しているというのはおかしい。世論調査が優先されることはない」と強調した〉

 菅官房長官会見の模様は内閣府のホームページで動画再生が可能だが、菅氏は決してこんな詳しい説明はしていない。

 産経が菅氏を忖度し勝手に加えたのか、菅氏が産経に説明付記の要請をしたのか、それとも産経の提案を菅氏が快諾したのか、あるいは両者の意見交換中に捏造発言作成で意気投合したのかは不明だが、しかし通常、菅氏の了解抜きに会見で発言していない「原則」や「世論調査」の文言を新聞社が加えることはありえないだろう。そう考えると望月氏の質問への反論の説得力を増すために、両者の思惑が一致して産み落とした合作捏造記事とも思えるものだ。

 この説明コメント加筆の思惑は、「名護市長選で市民(有権者)が基地を容認した」という架空の民意を無理やり作り上げようとするものだろう。そのためには、望月氏への反論によって「世論調査結果(基地反対66%)は名護市民の民意ではない」と強調する必要があった。その上で「新基地建設(埋め立て)反対を訴えた稲嶺氏が落選をしたのだから、選挙結果は基地容認の民意。それを優先すべき」と主張、自分たちに都合がいい結論に導くという手法である。

 しかし前回の本連載でも指摘したが、今回の名護市長選の経過や渡具知氏の勝因を検証すれば「基地容認の民意」が架空の代物であることは一目瞭然だ。

■名護のフェイク選挙の尻拭いで、基地容認の民意をデッチ上げ!

 そもそも今回の渡具知氏勝利の裏には、渡具知氏の“二枚舌”作戦があった。市議時代に基地容認発言をしていた渡具知氏だったが、昨年12月、基地反対の公明党沖縄県本部と「海兵隊の県外・国外移設」を盛込んだ政策協定を結んで推薦を勝ち取り、2000票以上と言われる公明党の後押しを受けて当選。メディアが「公明党推薦が勝因」とそろって報じたのはこのためだが、こうした二枚舌と、「辺野古の“へ”の字も言わない」という自民党の卑劣な作戦のもと、渡具知氏は辺野古移設の賛否について姿勢をあきらかにせず、公開討論をすべて拒否した。つまり「基地容認イエスかノーかの民意」を示す機会を有権者から奪ったともいえるのだ。

「辺野古が唯一の解決策」として海兵隊用の新基地建設に邁進する安倍政権だが、渡具知氏は市長選勝利の鍵となる「公明党推薦」を得るために、「海兵隊の県外・国外移転」という公明党の政策を丸呑みした。

 民間企業に例えると、こんな話になる。〈渡具知氏は役員会議の第一議題「基地政策」で従来の海兵隊用新基地建設の持論を撤回、「海兵隊の県外・国外移転」に転向して仲間を増やすことを優先、自派閥の多数派工作に成功。そして、最優先の第二議題「地域振興」で独自案の国際リゾート産業振興を提案、相手派閥のパンダ誘致案に勝利した。だから役員会議の結論は「海兵隊の県外・国外移転(=海兵隊用新基地建設は不要)」と「国際リゾート産業構想の採用」となる〉。

 会議中は発言をせずに終了後に結論を自分勝手に捻じ曲げる小心者の重役と、選挙中は辺野古新基地の“へ”の字も言わずに後から「民意は基地容認」と言い出す政権中枢幹部が二重写しになる。会議でも選挙でも、意見の異なる相手との論戦に勝ち抜かない限り、自分の主張が正しいと認められることはない。市長選の民意は「海兵隊の県外・国外移転(=辺野古新基地不要)」や「国際リゾート産業構想採用」ではあっても、渡具知氏が降ろした旗の「基地容認」であるはずがない。会議中に賛否の論議がされなかった提案が採用されないのはごく当り前のことだ。

 名護市長選の結果に基づいて、渡具知市長が掲げた「海兵隊の県外・国外移設」、つまり不要となる海兵隊用の新基地建設阻止を進めるのが民主主義の原則であり、原点なのだ。渡具知氏が訴えなかった基地容認の方が民意を反映しているというのはおかしい。4年前に落選をした自民系候補が訴えたが、今回は不採用の基地容認の公約が優先されることはない。

■官邸主導の卑劣な世論操作で当選した名護新市長にリコール運動を!

「選挙は結果がすべて」と会見で強調した菅氏は、こうした民意を素直に受け入れるべきだろう。そして産経の菅コメント加筆は、示されようがない基地容認の民意を捏造しようとの画策が垣間見えるものだ。

 当選翌日の5日、渡具知氏は自宅で記者会見し「今回の選挙結果は辺野古容認の民意であると考えているのか」との問いに「そう思っていない。私は今回、『容認』ということで臨んだわけではない」と答えている。

 推薦をした公明党の立場も一貫していた。当確が出た後、金城勉・公明党沖縄県本部代表は、選挙事務所でこう述べている。

「(政策協定に盛込んだ)海兵隊の県外国外移転と日米地位協定改定を求める立場は維持する」

 言うまでもなく、海兵隊が沖縄から出ていけば、海兵隊用の辺野古新基地を建設する必要はなくなる。「海兵隊の県外・国外移転の実現=海兵隊用の辺野古新基地不要」という関係にあるのだ。
 
 安倍政権の思惑は、自民党が全面選挙支援をした“恩返し”を迫ることで、渡具知氏が公明党との政策協定を反故にして、選挙中に訴えなかった基地容認を再び主張することだろう。しかし、これもそう簡単ではない。かつて仲井真弘多・沖縄県知事(当時)が公約を翻して辺野古の埋め立て承認をして安倍政権に屈服したのと同じ醜態をさらすことになるからだ。ウソを垂れ流して当選することを禁じる公職選挙法違反となる可能性もあるし、騙された公明党支持者(創価学会員ら)が反旗を翻し、基地反対の稲嶺支持派と手を結んでリコール運動を展開する事態もありうるだろう。

 菅氏が思うほど簡単に地元の基地反対の民意を消し去り、基地容認の民意をデッチ上げることができるわけではない。今回のフェイク記事は、こうした苦しいお家事情の産物のように見えるのだ。

(横田 一)



菅官房長官 名護市長選を疑問視する東京新聞記者に反論
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000571-san-pol
2/8(木) 17:44配信 産経新聞

 菅義偉官房長官は8日の記者会見で、東京新聞の望月衣(い)塑(そ)子記者が、4日の沖縄県名護市長選で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を進める安倍晋三政権が支援した新人が初当選した結果を疑問視したことに反論した。「選挙は結果がすべてではないか。相手候補は必死に(辺野古沖の)埋め立て阻止を訴えた」と述べた。

 望月記者は名護市長選について、移設反対が容認を上回ったという共同通信などの世論調査結果を引用しながら、「(市長選の)結果はこう出ても、民意は基地容認とは違うのではないか」と主張した。

 菅氏は「選挙の結果に基づいて、それぞれの首長が政策を進めるのが民主主義の原則であり、原点だ。世論調査のほうが民意を反映しているというのはおかしい。世論調査が優先されることはない」と強調した。


2018年2月8日午前 菅義偉 内閣官房長官 記者会見

※再生開始位置設定済み。


2018年2月8日午後 菅義偉 内閣官房長官 記者会見

※再生開始位置設定済み。


































 

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コメント
 
1. 2018年2月17日 16:18:25 : G3ume31Lvs : KV4MkMV_@ag[1]
 産経を相手にするなよ…というスタンスではいけない。相手にしたくはないが、相手にしなければ、嘘八百の毒をこいつはまき散らす。

 徹底的につぶすしかない。ねつ造新聞社、嘘八百新聞社のレッテルを張り、それを広く浸透させ、誰もが無視し、誰もが買わない状況を作り出さないとダメだ。
 安倍とその仲間たち(含む公明、維新)が買ったとしても、それだけでは経営できないだろう。


2. 2018年2月17日 16:42:46 : Mj3PVzM5JY : i@nLjtia13E[1]
産経を東スポレベルと揶揄した所で売れりゃ良いと開き直るんならジャーナリズムなんてのはどこまでも落ちていくことになるだけ。

現場ではありもしなかった文言を加筆するということを素直に見るならこの場合、関係者と行政機関関係者との癒着の度合いを示すものとし、同時にそうした接点から何らかの加筆要請の指示があったと考えるのが筋。

担当者が自身の思想を優先して身勝手に他人の発言にそれを反映し、加筆修正、変更したとするなら単なる記事捏造というだけに留めるこなどできず、ジャーナリズム全体の風紀を粛正すべき大事件である。


3. 2018年2月17日 16:48:10 : CzYJx39lTc : FaXl5LfuFC0[341]

『沖縄知事選挙』で「基地建設反対の翁長知事が当選した」

その選挙の事実を無視して、「辺野古基地建設」を進めた政府が、

「辺野古基地建設」を争点から外した候補者が当選すると

「選挙の結果」がすべてというのは論理破綻も甚だしい。

安倍だけでなく、菅も精神科医師の診断が必要だ。


4. 2018年2月17日 16:53:22 : JIY1sdNlGo : co7U_wqZ@s0[1]
産経捏造新聞。もはや存在自体が日本の不良債権。

5. 2018年2月17日 16:57:26 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[7060]
知性、理性、感性、すべての「低み」の極限値を探る、産経クォリティ…

6. 2018年2月17日 17:05:43 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[7062]
『御用』なのに売上は減っている…
http://www.nippon-num.com/corporation/media/sankei.html

もうすぐ聖教新聞と合併でしょう。


7. 2018年2月17日 17:17:03 : PM3B4MrbTE : ld7zaHFnciI[36]
> 世論調査のほうが民意を反映しているというのはおかしい。世論調査が優先されることはない

内容を確認しました。確かに菅官房長官は全くこんな事はいっていませんでした。さらに

> 菅官房長官 名護市長選を疑問視する東京新聞記者に反論

このタイトルも変です。望月記者は別に選挙結果に疑問は呈してはいません。選挙結果と世論調査結果が解離している事についての見解を質しているのです。菅氏は全く答えませんでしたが。


8. 2018年2月17日 21:32:25 : igFvXxYujU : z656J32t@@k[17]
やっちまったよ、今回の産経のドキュン(デタラメ)記事!!

9. 2018年2月17日 23:19:29 : JIY1sdNlGo : co7U_wqZ@s0[9]
産経新聞はうそクソウヨ阿呆ヘイト新聞ですよ。

10. 2018年2月18日 09:44:21 : tyVjyaD8L6 : 1JNW6IIXr38[82]
こんな捏造記事で刷り上がっている新聞が全国紙なんだからそれなりの国民なんでしょう。オレオレ詐欺が成り立つのも頷けます。

産経、読売なんて新聞は沖縄の地方新聞2紙の足元にも及びません。


11. 斜め中道[3457] js6C35KGk7k 2018年2月18日 11:37:05 : u12DNOjV8I : DpNsSI7B2fY[1874]
誰が読んでるんだ??
俺は「嫌韓」くらいしか知らねぇんだが??

12. 2018年2月18日 11:50:39 : yHXtpr7IsY : 4PVOBuJcUAE[189]
安倍の統一協会、公明党山口の創価学会、安倍政権はカルト宗教で支えられている。産経は世界統一新聞でとても日本国民が読むような新聞ではない。安倍総理の広告塔としての存在だけ、国民側として見る価値はない。安倍、麻生、菅の三極悪代官の宣伝紙。

13. 地下爺[1620] km6Jupbq 2018年2月18日 17:13:56 : jPdqdYjASM : QjzpJZR_U4M[44]

 リテラのKKK新聞の特集です。KKKの人たちも気の毒みたいですね。

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
産経新聞OBが驚きの社内事情を証⾔︕「本物の右翼はいない」「幹部は商売右翼」
「東京新聞に記者が⼤量移籍」
http://lite-ra.com/dev/print/?url=http://lite-ra.com/2017/08/post-3388.html


 周知のとおり、加計学園問題では安倍⾸相や政府の虚偽答弁、トンデモな⾔い訳が次々と露⾒したが、同時に各マスコミの“政権御⽤度”を国⺠が知るリ
トマス紙にもなった。周知のとおり、読売新聞は例の“出会い系バー報道”で官邸の謀略に丸乗りした様を満天下に知らしめたが、もうひとつ、忘れてはな
らないのは産経新聞だ。

 たとえば、この間も、産経は安倍政権と加計学園の問題を追及するどころか、疑惑を追及している野党やメディアを批判することに⾎道をあげ、政権擁護のためにネトウヨがつくりだしたフェイクニュースをそのまま拡散する、なんてことまでやってきた。“安倍御⽤記者三⽻烏”のひとり、阿⽐留瑠⽐論説委員兼政治部編集委員に⾄っては、コラムで〈テレビのワイドショーや左派系新聞を主な情報源としている⼈は丸め込めても、今後、そうした⼈は少なくなろう。すでにインターネット上では、メディアの偏向報道と印象操作は周知の事実だからである〉(7⽉24⽇付)と書き散らすなど、有象無象のネトウヨと同⼀化している始末だ。

 そんななか最近、この安倍応援団新聞の内幕を検証する『検証 産経新聞報道』(「週刊⾦曜⽇」編)という本が発売された。

 同書では、産経が援護射撃してきた歴史修正主義、男⼥共同参画バッシング、教科書改悪運動などをめぐって、能川元⼀⽒や⻫藤正美⽒、⾼嶋伸欣⽒など右派運動に詳しい研究者たちが論⽂を寄せて、その虚偽やインチキを徹底的に明らかにしている。また、⼀連の慰安婦問題をめぐる朝⽇バッシングの標的とされた元朝⽇新聞記者・植村隆⽒の寄稿⽂では、昨年、産経からのインタビューを受けた際の“直接対決”の裏側などが詳述され、阿⽐留瑠⽐記者たちのトンデモが⽩⽇のもとにさらされているなど、多⽅⾯から産経新聞報道の問題点を指摘している。

 だが、そのなかでも実に興味深いのは、フジサンケイグループの「⽇本⼯業新聞」(現紙名「フジサンケイビジネスアイ」)の元論説委員・松沢弘⽒のほか、絶対匿名を条件に集まったという3名の産経グループOBらによる座談記事だ。松沢⽒は、産経労組とは別に、マスコミ界初の合同労組「反リストラ産経労」を⽴ち上げたことがきっかけで、不当な懲戒解雇に処された経緯を持つ。

 ⼀⽅、3名の産経グループOBたちは匿名ながら、最近、退社したと思しきOBもおり、これまた社内事情にかなり詳しそうだ。いったい彼らが暴露する産経新聞社の実情とはいかなるものなのか。

 幹部は商売右翼、新⼊社員は他紙を落ちて仕⽅なく…

 まず、素朴気になるのが、なぜ、産経には他の全国紙・ブロック紙ではほとんど⾒られない“ユニークすぎる極右記事”が並ぶのかということ。さぞかし、社内はネトウヨだらけなのかと思いきや、本気の右翼思想をもっている⼈はあまりいないらしい。

 まず、松沢⽒が「『産経』の社員が、みんな右翼かというと、そんな⼈はほとんどいません」と切り出すと、OBのA⽒も幹部批判をしながら、こう語った。

「取締役会に出たことのある⼈の話なんですけど、「『産経』の取締役は本当にひどい。どうしようもない奴らばかりだ。こんな無能な連中が取締役でいて、いい会社になるわけがない」とこぼしていました。幹部は思想的にも普通の⼈だったと思うんですけど、メディアにおける『産経』の位置づけからして、「商売右翼」でしか⽣きられないんですよね。幹部も社員も右翼的な思想とは全く無縁といって差し⽀えないと思います。

 『産経』で経営者になったり、局⻑になる⼈は、そういう⾵に⾃らをしつけるというか、振る舞うほかないのかもしれません。左翼はあんまりいないでしょうけど、ホンモノの右翼もほとんどいません」

 他紙に⽐べてシェアが低い産経が⽣き残りのために、右派読者にターゲットを絞ってどんどん極端になっているという話はよく聞くが、このOBによると、幹部もただの「商売右翼」らしいのだ。

 ⼀⽅、産経新聞に⼊ってくる新⼊社員たちの実態、メンタリティを明かすのは、同じくグループOBのB⽒だ。「そもそもどういう⼈が⼊ってくるかというと、「朝・毎・読」(『朝⽇新聞』『毎⽇新聞』『読売新聞』の略)とNHKの試験を落ちた⼈が『産経』を受けて、それぞれおさまっていきます。

 そういう意味では、東京本社の記者はかなりコンプレックスが強いです。学歴的にも華々しい⼈はあまりいませんし。学校の成績も⼊社試験の成績もイマイチだった⼈が⼊ってきます。そして、東京本社の記者は⾃分の紙⾯を恥じている⼈が多い。本当は『朝⽇』に⾏って、カッコ良く社会批判の記事でも書きたかったんだけど、そうは問屋が卸さなかった。仕⽅なく『産経』に⼊り、「ジャーナリストになりたいという夢」は⼀応、表⾯的に満たしてくれるので、そこで⾔われたことをやるという⼈がほとんどでした。

 世間の評価は特に『産経』東京本社は低いですし、「⾃分は、こういう記事を書きたいんだ」という志のある⼈はあまりいませんでした。⼊社のときにジャーナリストとしての志が、挫けてしまった感じです」ようするに、右派イデオロギーと政権擁護を前⾯に出した、ああいう紙⾯を本気で書きたいと思って⼊ってくる記者はほとんどおらず、他紙を落ちて仕⽅なく⼊ってきた者もけっこういるらしいのだ。しかも、驚いたのが、産経の記者たちが⾃分たちの紙⾯を恥じているという証⾔だ。

 まあ、普通の知性があれば、あの紙⾯を恥ずかしいと思うのが当然だが、産経の社員にまだそういう良⼼が残っていたとは……。しかし、だとしたら、
産経の記者としてあんな記事を書き続けるのは相当な苦⾏だろう。そこで、記者たちが考えるのは「他紙への転職」らしい。

「⼊社した頃、みんなで「とりあえず『産経』で仕事を覚えて、他に⾏ってしまおうね」という話はしょっちゅうしてました」(B⽒)

 実際、産経新聞では、記者の離職率がかなり⾼く、⼊社から数年で他紙や週刊誌に移るケースが頻発していると⾔われている。もちろん、読売や朝⽇と⽐べて給料が圧倒的に安いという事情もあるだろうが、記者たちのこうしたメンタリティも影響しているのではないか。

 産経新聞からなんと、東京新聞に記者が⼤量流出していた しかも、同書を読んでいて驚いたのが、産経を辞めた記者が⼀時、思想的に真逆のはずの東京新聞に⼤量に転職していたという事実だ。「『産経』東京本社の中には、『東京』のスカウトマンがいると⾔われていました。『産経』の社員なのに『東京』からお⾦をもらって、「これは」と⽬をつけた記者をどんどんスカウトするのです。⼀時期、『東京』にものすごい数の記者が移りました。よく笑い話で、「『東京』に移った『産経』グループのOBで、野球チームができるどころか、リーグ戦ができるんじゃないか」と⾔われていたくらいです」(C⽒)

 よくもまあ真逆のスタンスの新聞社に移籍できるものだなと感⼼するが、もともと、「商売右翼」が多い産経の記者たちは、簡単に切り替えられるということなのだろうか。 しかし、産経新聞に「商売右翼」が多いからといって、決して侮ったり、無視するわけにはいかない。事実、産経が右派のイデオロギーをむき出しにして、デマの拡散や差別の扇動まで加担し、“⽇本の恥”としか⾔いようのないネトウヨを培養してきたことは、幾度となく本サイトでも取り上げてきたとおりだ。
「フジサンケイグループの社内⾵⼟や空気は、恐ろしいといえば恐ろしいです。普通の⼈が志や思想とは関係なく、「ド右翼」「権⼒の⾛狗」という⾵になってしまうわけですから。そうじゃない⼈は他社に移るか、私のように辞めさせられるかのどちらかです」(松沢⽒)

 とりわけ、近年の産経が政権の“広報部”よろしく、権⼒チェックをする他のマスコミの⾜を引っ張り、憲法破壊や他メディアへの報道圧⼒を“応援”する
記事を濫造していることは、はっきり⾔って、戦後の平和主義にとっても表現の⾃由にとっても害悪でしかないだろう。 『検証 産経新聞報道』には他にも、産経新聞の経営的な問題やフジテレビとの歪な関係など、興味深い証⾔が載っている。産経新聞は、フジテレビから陰に陽に資⾦援助をしてもらってなんとかやっている状況で、フジに⾒切りをつけられた瞬間に“おしまい”だというくらい、経営が逼迫しているのだとい
う。

 ネット上では積極的なコンテンツ配信で幅を利かせているように⾒える産経新聞だが、その実態は読者が思っているよりも何倍も、いろんな意味でヤバいということらしい。(編集部)



14. やもめーる[-1277] guKC4ILfgVuC6Q 2018年2月18日 18:15:13 : 2nhENeT3cY : ZiZ@d2o78e8[74]
肝心な勇ましきこの国を憂れていおられるあの方「木卯正一」こと
卯正日様が来られませんね。(笑)
なんかの声明をご発表なされたらいいのに。(以下、褒め殺し、笑)



[18初期非表示理由]:担当:言葉遣いが適さないコメント多数により全部処理

15. 2018年2月19日 14:13:32 : TEXHtJUFYw : uQU5_i5tSAA[235]
ネッシーのタブロイド紙を参考に発言する三浦って人や
安倍のお仲間らしくていいんじゃない!

所詮は新聞社ではなくフェイクニュース屋ですから


16. 2018年2月19日 19:24:44 : SPW5Qm9LYs : q344uOyLOgY[2]
こんな産経に今年も記者志望で入社する人がいるのかね?

ああ、ネトウヨならいるか。w

これまでは朝日や毎日に落ちた人も行ったらしいが、今後はますますネトウヨ新聞化するんだろうな。

それでも安倍ちゃんが「読め」と言うのは読売だったりして「産経を読め」と言ってもらえないのがなんとも哀れだな。w


17. 地下爺[1639] km6Jupbq 2018年2月20日 07:13:37 : jPdqdYjASM : QjzpJZR_U4M[63]
    ↑↑

 主要なマスコミを落ちた人が行くのが、KKK新聞のようです。

 そこで 修行を 罪 あ〜 違った 積み 他社へ 移るのが

 基本路線のようですヨ。

 基本 馬鹿 では 無い 人たちですもの。。。

 


18. 2018年3月10日 19:13:29 : wgLnjNHh3I : JMEnTObgYMs[9]
>>16
>>17

まあ朝鮮人の犯罪でちゃんと本名で報じるのはそこぐらいしかないわけですから
逆に朝日や毎日新聞は朝鮮人の犯罪を何故隠したがるのかが疑問なんですけどね!


[12初期非表示理由]:管理人:無関係が多いので全部処理

19. 2018年3月10日 19:15:26 : wgLnjNHh3I : JMEnTObgYMs[10]

ところで望月イソコ?とかいう東京新聞の社会()記者?は何で女性暴行の似非同和の奴と一緒になっているんでしょう?

菅野完@SUGANOTAMO2

説明会見で謝罪求めるという愚策で、さっきの共同の記者が取り出した麻生の言質を台無しにする東京新聞望月。

いうとくけど、俺、望月と、大阪の現場で会ったことないよ? あいつが森友の取材してるって話も聞いたことない。あいつ、いつもうちの家きて、資料持って帰って、クレジットなしで記事書くだけやん。

午後8:11 2018年3月9日
https://twitter.com/SUGANOTAMO2/status/972067266912182273

[12初期非表示理由]:管理人:無関係が多いので全部処理

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