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暴走する基地建設ー沖縄で何が起きているのか!〜伊波義安さんが講演
http://www.labornetjp.org/news/2018/1518380629879emi
講演動画(1時間)
2月10日、東京・全水道会館で「名護市長選」を受けての「緊急集会 :暴走する基地建設−沖縄で何が起きているのか!」が開かれ、約150人が集まった。【主催:沖縄戦の史実歪曲を許さず沖縄の真実を広める首都圏の会(沖縄戦首都圏の会)共催:沖縄平和ネットワーク首都圏の会】
講演は奥間川流域保護基金代表の伊波義安さん(写真上)。沖縄の反基地運動の活動家だ。
伊波さんは沖縄の基地の歴史をふりかえり「1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約でヤマト(日本)は独立し、沖縄・奄美・小笠原はヤマトから切りはなされ、米軍の施政権下におかれていった」そして「1955〜1956年ごろまで何故日本は独立したのに、海兵隊の基地があるのかと日本のあちこちで反対運動がおこり、困った日米政府は1番タチの悪い海兵隊を当時の占領下にあった沖縄においた」これが、国土面積のわずか0.6%の沖縄に約70.4%の在日米軍専用基地が集中する原因となった。
これを回避するため伊波さんたちは「平和憲法(日本国憲法)が日本にはあるから、日本にもどったら核も基地もない平和な島になるだろうと日本復帰運動がおこったが、1967年ごろのベトナム戦争がさかんなころ、沖縄に1300もの核弾頭がおかれていることが最近のアメリカの公文書であきらかになった。わたしたちは核のない沖縄をめざした」ところが「日本復帰をしたが米軍基地はますます強化され、ベトナム戦争からアメリカの侵略戦争に加担させられ自衛隊も本土なみになってきた」「平和憲法にもどるはずが沖縄には適用されていない。沖縄は平和憲法の番外地かというのが県民のなかにでてきた疑念です」とつたえた。
また辺野古や高江の報告のなかで、「辺野古の大浦湾は人類の宝! 海を埋め立てて基地をつくらすのは多様性豊かな生物を殺す二重の殺傷!
そこに住んでいる生き物を殺すだけじゃなく戦争で人を殺すんです」と訴えた。最後に「名護市長選挙に敗れた翌日は、辺野古キャンプシュワブにたくさんの人が集まった。勝つまではあきらめません!」としめくくった。(見雪恵美)
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