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2018年02月11日 「ジャーナリスト同盟」通信
<五輪終了後に韓米軍事演習やれ>
晴れの五輪式典に招かれた日本の安倍晋三首相は、2月9日の平昌で傲慢な態度を貫いて、結果的に恥をかいて引き下がるしかなかった。南北和平が具体的な形で進行している渦中で、事もあろうに「五輪終了後に北に向けた米韓軍事演習をすべきだ」と、まるで子供か息子に対して、叱るように厳命したと韓国の聯合ニュースなどは、安倍・文会談内容を速報した。韓国は、日本と違って、自立した独立国という認識を欠いた、恥ずかしいアンちゃん外交である。「国会で、さんざん叩かれてきて、逃げ場を失ったアメリカの犬が、場所も相手もわきまえずに放った一言を、独立国の大統領は猛然と反撃した一番だった」といわれる。
<ふざけるな!内政干渉だろう>
南北の和平は、いうなればアメリカの策略によって、ぐちゃぐちゃにされてきた。そうしてワシントンの産軍複合体は、日本と韓国などに大量・高額の武器を売りつけてきた。この流れを継続したい、そのための南北和解阻止だった。
いま自立した南北が、水面下の話し合いを経て、平昌冬季五輪の平和の祭典の場で浮上させて、国際社会を驚かせている。賢い朝鮮民族の外交力を見せつけている。これが素直な認識である。IOCや国連事務総長も感動している。
仕掛け人は誰なのか。あっぱれである。
そのさなかに「アメリカの盲従犬が噛みついたようなもの」となった日本首相発言。これに反発しない人間はいないだろう。「ふざけるな」と怒り出す。そして外国の不見識な要人の主張に対して「内政干渉だ」と反撃した。
日本外交の衰退・霞が関の死を、内外に印象付けてしまった。
<まずは歴史を直視しなさい>
韓国大統領は「韓国は日本と真の友人になりたい」「ついては、過去の歴史を直視することが、その前提である」と釘を刺してきた。
過去36年間の植民地支配に安倍晋三の長州は、深くかかわってきている。改名から宗教から、民族文化のなにもかもを奪いつくした戦前の天皇制国家主義を、長州人が分かっているのかどうか。筆者を含めて疑問を抱いている。
半島の人たちの思いは、当然のことであろう。
従軍慰安婦は、侵略戦争と植民地支配が、それを可能にしたものだ。日韓併合という民族を奪いつくすことが、どういうことか、今の日本人の多くが理解していない。歴史を正しく教え込んでいないためだ。
隣国の大統領が、韓国民を代表して「歴史の直視」を訴えることは、それは自国民への義務なのである。このことを安倍が理解したとは、到底思えないのが、残念である。
国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法に拘泥した人物なのだから。
<慰安婦合意は「被害者・国民の合意を得られていない」>
朴前政権時代、ワシントンの圧力を背景に秘密裏に合意に持ち込んだ従軍慰安婦問題は、韓国民の反発と現政権の判断で、合意はご破算になってしまっている。これについても、日韓合意を安倍自ら押し付けようとしたが、無駄なことだった。
両国民が合意できないものは、合意ではない。外交上のルールである。独立国同士の合意とは、国民の合意が不可欠である。
安倍は、このことについても、強引にも押し付けようとして、文大統領によってはじき返されてしまった。仕切り直しである。
<心臓は大丈夫か、風邪を引かなかったか>
安倍もアメリカ副大統領のペレスも、平和の祭典の場所では、孤立していた。それは韓国の保守的な一部の野党議員、日米に媚びを売る韓国人、反共主義者もその仲間たちだったが、寒さをスポーツの熱気で吹き飛ばしての、華麗な祭典に酔っていた多数の人々の関心を集めることは出来なかった。
安倍は平昌訪問に衝撃を受けたはずだ。寒空での開幕式典は、ペレス同様につらかったはずである。風邪を引かなかったのかどうか。アメリカ勢は、会場に多数が参加したが、日本は僅かで全く気勢が上がらなかったろう。これの映像は、北京で見ることは出来なかった。
そのさえない安倍の様子を日本のNHKは、大きく映し出すことをためらったろう。中国の2月10日のテレビは、繰り返し大きく報道していたので確認することが出来た。
<2・9平昌五輪外交は文在寅大統領の大勝利>
日本のネット報道では確認できなかったが、中国の国営テレビは、金正恩の妹をしっかりと捉えて放映した。彼女の印象は、実兄と違って、ごく普通のお嬢さんという感じで悪くない。笑顔を絶やさない。顔をやや上向きにしているのは、背の高い男性と対等という意思表示かもしれない。
文在寅のこぼれるような表情は、安倍やペレスと対称的だった。
元外交官の金永南・最高人民会議常任委員長は90歳、落ち着いていて礼儀正しく、何事にも動じない雰囲気を、周囲に振りまいていた。
訪朝を促された文は、してやったりの成果に大満足の様子をテレビは、大きく映し出していた。アメリカの圧力に屈する文在寅大統領なのかどうか。独立国の大統領として、命がけの南北和解に賭ける人生を選ぶに違いない。
何よりも、何よりも高価な価値は平和である。ここは長州人との大きな落差であろう。
半島の行くへは、表現が悪いかもしれないが、面白くなってきた。
2018年2月11日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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