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“抜け殻”の民進党が「新しい党」に成長する見通しは皆無 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222742
2018年2月8日 日刊ゲンダイ
ガンバローコールをする大塚耕平代表ら(右から二人目)/(C)日刊ゲンダイ
民進党が4日に党大会を開き、「できる限り早期に、幅広い中間層から支持される中道的な『新しい党』への移行を目指して、分裂した立憲民主党、希望の党との再結集も視野に、来年の参院選での共闘へ調整に入る」(大塚耕平代表)。
また、来賓として出席した連合の神津里季生会長は「連合と政策や理念を共有している方々が、3つに分かれてしまったのは痛恨の極み。野党勢力の結集を呼びかけられるのは、民進党をおいてほかにはない」と挨拶した。しかし、申し訳ないが、この2人の言っていることは、完全に見当が狂っている。
第1に、立憲民主党が出来てしまった後の“抜け殻”としての民進党が「新しい党」に成長する見通しは、ほぼ皆無である。第2に、それが仮にも「中道的」な方向を目指すというのであれば、なおさら、そのような党は出来ないだろう。私が前々から言ってきたことではあるけれども、右と左が真っ向対決している時代には中道というのは、ないではないひとつの位置取りであったけれども、今ではそれは死語であって、今どき「中道」を掲げるなど戯言に等しい。
第3に、これがいちばん肝心なところだが、自民党に対抗し得るような強大な野党は、数の寄せ集めによって形成されることはあり得ない。1996年に結成された旧民主党はそれなりの理念を掲げていたのに、98年に新進党からバラバラとこぼれてきた諸勢力を受け入れるに際しては、まことに無原則に、理念・政策の議論抜きにして数だけ増やすことに専心し、それが2003年の小沢一郎の合流にまでつながった。その水ぶくれ状態で09年に政権を取るに至ったけれども、中身はスカスカ。とても政権を維持することができなかった。
いま立憲民主党が、安易な党派の合併や統一会派の組成に慎重な姿勢を示しているのは、96年以来20年余りのそのような野党戦線結集の歴史を踏まえているからだろうと、私は推察している。党派の合同や合併ではなく、それぞれの政治家が一個人として、過去のしがらみを断ち切り、死ぬか生きるかの覚悟をもって、新たな政治的結集に参加するというプロセスが何より大切であって、大塚や神津が言うような、粉々になった野党各派が一緒になれば何とかなるというような安易な話はあり得ない。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
“抜け殻”の民進党が「新しい党」に成長する見通しは皆無 https://t.co/SUMNh1saXH #日刊ゲンダイDIGITAL
— いたにのりお (@je3gnu) 2018年2月7日
真に当を得た解説、民進党はもはや抜け殻、自分で党勢拡大の努力もしないで何が自民党に対抗する野党だ笑わせるな、国民を馬鹿にしているのか
民進党が「新しい党」に成長する見通しは皆無だ
— KK (@Trapelus) 2018年2月7日
それが仮にも「中道的」な方向を目指すというのであれば、なおさら、そのような党は出来ないだろう。自民党に対抗し得るような強大な野党は、数の寄せ集めによって形成されることはあり得ない
永田町の裏を読む 高野孟(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/FpFy3M783Q
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