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米国の核新態勢を手放し評価 “史上最低の外相”河野太郎
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222736
2018年2月7日 日刊ゲンダイ 文字起こし
顔つきも悪くなってきた(C)日刊ゲンダイ
これほど破廉恥な日本の外相がいただろうか。核軍縮の流れに逆行するトランプ米政権の核戦略指針「核態勢見直し(NPR)」について、「高く評価する」と礼賛した河野太郎外相のことである。
今回のNPRは、オバマ前政権の「核なき世界」から方針を転換し、「使える核兵器」の開発に踏み込んだ。いわば米国による核兵器使用や核の先制使用を認めるものだ。これを「高く評価」する談話には問題がある。そう国会で追及されると、河野は「北朝鮮の核・ミサイルの脅威を現実のものと受け止めており、高く評価しない理由はない」と開き直った。
「被爆国の外相が、米国が核兵器を使用する可能性を歓迎し、『高く評価する』なんて前代未聞です。しかも、それを国会の場で堂々と発言した。昔の安保論争を知っている身からすればあり得ない答弁で、ひと昔前なら更迭されてもおかしくない。河野外相の発言は、戦後の平和主義との決別宣言であり、被爆者の気持ちを踏みにじるものです。日本は本来、核廃絶を主導する立場だったのに、昨年、核兵器禁止条約の署名を拒んだあたりから、明らかにおかしくなってきました」(元外交官の天木直人氏)
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は5日、NPRの撤回を求める抗議文を発表。支持した河野についても「これが唯一の戦争被爆国の外務大臣の言葉と信じられるか。恥ずかしい限りである」と厳しく批判した。6日には長崎の被爆者らでつくる5つの団体も「国を挙げての核兵器礼賛と言わざるを得ない」と抗議文を出している。
■非核の姿勢が平和に寄与してきた
強い抗議は当然だ。戦後の歴代内閣や外相が、ここまで露骨に核を容認することはなかった。最終的に米国に逆らえないとはいえ、日本にも譲れない一線があるからだ。それが憲法であり、非核三原則の国是、あるいは被爆の悲劇を経て平和主義を望む世論への敬意とも言える。だから、米国に対してもそれなりの抵抗をしてきたし、世論への配慮もあった。
沖縄返還に際しては、衆議院で非核三原則を沖縄にも適用させる議決をした。結果的に密約があったとはいえ、公式には非核の意思を示した。そういう日本の姿勢が、東アジアの平和と安定に寄与してきたことは間違いない。
敗戦国であり、被爆国でもある日本は、米国に隷従しながらも、平和主義を貫く態度は崩さず、時には日米関係をうまく利用してきたものだ。安倍首相が言うところの「押し付け憲法」をタテに、米国の要請を断ることもした。戦後の日米関係は、そういう「せめぎ合い」の歴史ではなかったか。
それなのに、河野は米国の核兵器実用化を「抑止力を強化する」と手放しで歓迎してみせたのだ。米国に追従し、「核の傘」に守ってもらう。実にさもしい根性だし、安全保障論としても根本的に間違っている。
国際社会で孤立(C)JMPA
「脱原発」も目立ちたがりのパフォーマンスだったのか |
防衛省出身で内閣官房副長官補を務めた柳沢協二氏が言う。
「これでは史上最低の大臣と言われても仕方ありません。核兵器を小型化して使える核にするというのは、相手にとってこれ以上の挑発はないわけです。これは抑止力にはなりません。使わないから抑止力になるのであって、小型でも核を使うのであれば、相手はより大きな核で反撃するというふうになっていく。脅威の最前線にいる狭い国土の日本にとっては、どう見ても安全が高まるとは思えない。そんな米国の核態勢を『高く評価する』神経がわかりません。それに外務大臣の仕事というのは、外交交渉に努力することでしょう。相手より強い武力を持って安全を確保するという前提に立っている日本の外交は、必然的に核拡散に行き着くのであって、もはや外交と呼べるものではありません。世界は米国の覇権主義が崩れて、混沌としているのに、日本だけが突出して米国にすり寄っている。国際的に孤立化しています」
ジャーナリストの田原総一朗氏も、4日の民進党の党大会であいさつした際、NPR変更を支持した河野を「みっともない対米追従で恥さらし」と批判。その上で、「安倍さんは時の米国大統領に何でも賛成する。こんな情けないことでいいのか」と断罪していた。
「核兵器を小型化して使うというトランプ大統領の方針を支持しているのは、世界中で日本くらいですよ。ひとたび核を使えば、報復で核戦争になる可能性があるのです。3・11の原発事故で、人間が核をコントロールできないという事実を目の当たりにし、世界は非核化に向かっている。河野太郎といえば脱原発の旗手だったのに、それも人気取りのパフォーマンスだったのでしょうか。父の河野洋平氏は平和主義者の護憲派ですから、核兵器の使用を容認するような言動にショックを受けているのではないか。安倍首相の腰巾着と化し、北朝鮮の脅威をあおるだけの外相は無能の極みです。ただの目立ちたがりだったということでしょう。もう少し気骨のある人物かと見られていたのに、すっかり底が割れました」(政治評論家・本澤二郎氏)
外相になって、持論だった脱原発を封印し、核兵器の抑止力をあがめたてる。しかも、「核軍縮・不拡散議員連盟」のHPを見ると、河野は会長を務めているのだ。一体どんな二枚舌なのか。いつ変節したのか。
■日本が核戦争の前線基地に
北朝鮮の脅威を「現実のものとして受け止める」のはいいが、河野が問題解決のために何か外交努力をしたか? 日朝関係の改善のために一滴でも汗をかいたのか? 安倍と一緒になって制裁強化を叫び、拳を振り上げているだけだ。
外交努力を放棄し、核兵器への依存を強める倒錯。この国の政府は、完全に平和主義を捨てたのである。
「首相も外相も米国にいっさい物申さない国が、本当に主権国家と言えるのでしょうか。米軍ヘリの事故が多発しても、形ばかりの抗議しかできず、すぐに飛行再開を許す弱腰です。本気で『戦後レジームからの脱却』を考えるのなら、日米地位協定の改定で対等な関係に変える必要があるのに、『核の傘』に守ってもらいたい一心で、米国がやることは何から何まで支持して服従している。この調子では、沖縄の民意は踏みにじられ、基地は固定化されて、日米地位協定は一層のぬかるみにはまっていくだけです。トランプ大統領は本気で対北朝鮮戦争に踏み切る危うさがある。その時、日本列島が米朝戦争の橋頭堡なのですよ。最前線が辺野古基地ということになる。つまり、日本が核戦争の中心になるということです。国民は本当にそれでいいのでしょうか。この内閣を倒さないと、国民が地獄を見るということを真剣に考えなければならない時が来ています」(本澤二郎氏=前出)
米国の核兵器使用は年内にもあるかもしれない。この首相と外相では、日本が前線基地になってしまう。ノンビリ構えてはいられない。少なくても、戦後平和主義を逸脱する発言を繰り返す外相の罷免を野党は求めるべきだ。
逢坂誠二(立憲)昭恵夫人と、佐川・局長の証人喚問、実現を!」トランプ核戦略ほか2/5 衆院・予算委
※河野太郎外相の答弁。冒頭からです。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年2月7日
【史上最低の外相 河野太郎】
『外交努力よりも核兵器か』
「日米関係の歴史は隷従の中でも平和主義を貫く世論を受けての“せめぎ合い”ではなかったのか」
「この男は日朝関係の改善に一滴でも汗をかいたのか」
「沖縄の基地は固定化され、日米地位協定はさらなるぬかるみに…」 pic.twitter.com/5GskP98OF9
米国の核新態勢を手放し評価 “史上最低の外相”河野太郎 |政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/8au3ZtZLtp
— ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) 2018年2月7日
史上最低の外相 河野太郎 外交努力よりも核兵器か 日米関係の歴史は隷従の中でも平和主義を貫く世論を受けての「せめぎ合い」ではなかったのか こんな外相では沖縄の基地は固定化され、日米地位協定はさらなるぬかるみにはまり、列島はいずれ米軍の橋頭堡(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/Uu3olCt0wb
— KK (@Trapelus) 2018年2月7日
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