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2018/02/03 04:53
<安倍晋三首相は2日夜、トランプ米大統領と電話で約1時間、会談した。首相は沖縄県で米軍ヘリコプターの不時着などが相次いでいることから、厳格な安全確保を強く要請した。これに対し、トランプ氏は「関係者に協議させる」と応じた。また、北朝鮮問題で首相が「北朝鮮の微笑外交に目を奪われず、圧力を最大限強化していく」と述べ、トランプ氏と一致した。北朝鮮が9日に開幕する平昌五輪に選手団を派遣する狙いなども分析したという。
両首脳の電話会談は昨年11月以来18回目。平昌五輪開会式出席に先立ち、ペンス副大統領が6〜8日に来日することなどを踏まえ日本側が要請した。首相は7日にペンス氏と会談する。
北朝鮮問題については、首相がトランプ氏による1月30日の一般教書演説で対北圧力を最大限まで高めていく必要性に触れたことを評価。日米、日米韓で連携し対北圧力を最大限強化する方針も重ねて確認し、北朝鮮による制裁逃れに関する協力強化でも一致した。
首相は、トランプ氏に平昌五輪開会式出席にあわせて日韓首脳会談を行うことを伝え、慰安婦問題に関する日韓合意の日本の立場を説明した。西村康稔官房副長官によると、トランプ氏から「否定する発言はなかった」という>(以上「産経新聞」より引用)
米国にとって極東の不安定化は兵器を日本へ売り込む絶好のチャンスだ。たとえ金独裁政権が暴発して朝鮮半島で戦争が起きても、米国本土から遠いため直接的な戦禍を米国民が被ることはない。だからトランプ氏が金正恩市に対して児戯じみた挑発を繰り返しているのだ。
勿論、北朝鮮の核兵器開発は言語道断だ。核兵器は大量破壊兵器であると同時に、地球環境を決定的に破壊する狂気の兵器だ。しかしICBM開発は日本にとって何ら関係ない。北朝鮮の中距離ミサイル・ノドンが1998年8月に日本列島を飛び越えた時から北朝鮮の軍事的脅威は現実のものとして存在している。
安倍氏がシャカリキになって北朝鮮に「強い圧力」をかける理由が解らない。核兵器廃絶は日本国民の総意だが、その実行力を日本は持たない。「核クラブ」として世界に睨みほ利かしている国連常任理事国の責任だ。
そして実態は核クラブの構成国の中国とロシアが北朝鮮の核兵器開発やミサイル開発を支援していたのは様々な証拠から明らかだ。つまり極東の鬼っ子を育てたのは核クラブの面々だということだ。
核クラブ五ヶ国の国内政治では軍産共同体がそれぞれの国で大きな発言権を持っている。ことに中国とロシアは民生分野で世界的なメーカーを持たないが、兵器開発や核兵器など大量破壊兵器の保有に関して異常な執着を見せている。
もちろん世界最大の核兵器保有国は米国だ。彼ら核クラブ諸国の面々は東西チームに分かれて絶えず世界の何処かで戦争を起こしている。彼らにとって戦争は必要不可欠な軍産共同体の栄養源のようだ。
そうした国連を構成する安保理常任理事国=戦勝国クラブ=核クラブの支配する世界へ身を乗り出して、米国のトランプ大統領との電話会談で北朝鮮に対する「最大限の圧力」を掛けることで合意したと誇らしげに語る安倍氏は自らが世界で滑稽なピエロ役を演じていることを認識していない。
北朝鮮に最大限の圧力をかけ続けて、北朝鮮国民がこの厳冬期で凍死しようが餓死しようが構わない、というのだろうか。実際に北朝鮮へ輸入される石油や食糧が確実に制裁により禁輸実施されれば北朝鮮国民は凍えて飢えるしかない。だが飽食により肥満している金正恩氏が痩せ細ったという事実は見られない。独裁政権が崩壊しない限り、北朝鮮が暴発する可能性は高まり続ける。
そして先日ハワイで実施したミサイル迎撃実験失敗は米国民(本土に暮らす米国民)に対して、北朝鮮がICBMを陥穽嗄声実戦配備するまでに北朝鮮を叩け、という米国世論を喚起しかねない。いや、そうした目論見から航空機から発射した速度の遅い標的ミサイルを迎撃に失敗したのかも知れない。
日本もそのミサイル迎撃実験に参加していたのなら、イージスアショアがポンコツ兵器だということから国会の補正予算審議で防衛省が「ポンコツ兵器だ」と証言すべきだ。しかしそうした議論はなかった。つまり、ハワイでのミサイメ迎撃実験の失敗は米国本土の国民向けの北朝鮮脅威ショーだった可能性が高い。
たとえ安倍氏が目論むストリー通りに金独裁政権体制が崩壊したとして、大量発生する「難民」にどのように対処するつもりだろうか。そして北朝鮮が中国の新しい「自治地区」と称する中国領土になることが安倍自公政権の望むところなのだろうか。
過ぎたるは及ばざるが如し、という。北朝鮮に対するスタンスを日本は余りに詰め過ぎてはいないだろうか。米国本土攻撃が現実のものになりつつある米国政府の焦りに、日本が付き合う必要があるだろうか。北朝鮮の脅威を育てたのは米国も含む戦勝国クラブではないか。
その国連が一切北朝鮮問題解決に姿を見せないのはなぜだろうか。国連にバカ高い分担金を支払っている日本に何ら益のないものなら、分担金の支払いを止めてはどうだろうか。
国連の実態は「戦勝国クラブ」であり、「核クラブ」だ。そして世界の何処かで絶え間ない戦争を継続している裏方を務めているのも戦勝国クラブの面々だ。それらの国々に引き回されている日本はいい加減目を覚ましてはどうだろうか。決して米国と中国やロシアは対立していない、彼らは「戦勝国クラブ」の仲間であり、世界に緊張が必要な軍産共同体の支配する国家群だ。
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