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外務省「外交放棄」の亡国 「安倍の御機嫌取り」が唯一の戦略
https://www.sentaku.co.jp/articles/view/17613
安倍政権6年間で完全に崩壊してしまった外務省という組織
http://kenpo9.com/archives/3209
2018-02-02 天木直人のブログ
私は1月20日のブログで、毎日新聞だけが書いていた見落としそうな小さな記事を引用して書いた。
外務事務次官から駐米大使に出世が決まった杉山晋輔氏が外務省員を前にして退任あいさつをした時、「心の底から、天井が抜けたような開放感を味
わっている」、「もうミサイルが飛んできても電話を取る必要はなない。昨夜はぐっすりと熟睡できた」と軽口をたたいて職員を笑わせたらしが、これはとんでもない発言だと。
この発言だけでも更迭ものの発言だと。
野党は来るべき国会で追及しなければウソだと。
しかし、その後、どのメディアもこの発言を問題視したものはなかった。
もちろん国会で野党が取り上げることはない。
忘れかかっていた時に、きのう届いた「選択」2月号を見て驚いた。
その中に、見開き2頁の「外務省『外交放棄』の亡国」という特集記事を見つけた。
その冒頭の書き出しが、まさしくこの杉山発言を取り上げて、こう書いている。
「日本外交の『メルトダウン(炉心溶解)』を象徴する戯言として国会で追及さるべきだ」と。
私が注目したのは、今の外務省の外交を「もはや安倍首相のご機嫌取りが唯一の戦略となってしまった」と、次のように評価しているところだ。
「安倍がトランプ米、プーチン露両大統領とむやみやたらと会談して愛想を振りまき、『首脳間の個人的関係は史上最高に良好』と自賛したところで、具体的に何がうまくいったのか成果が何もない。日韓は無理に結んだ慰安婦合意が案の定、暗礁に乗り上げた。日中は雪解けムード期待が高まるが、首脳往来再開のめどは立たず、機嫌の良いも悪いも主導権は中国に握られている。北朝鮮に対しては、情報も展望もないトランプ外交と『100%共にある』と言い切るばかりで、拉致という日本固有の問題を打開する独自の工夫など皆無である」
その通りだ。
私が毎日書き続けて来た事ばかりだ。
しかし、この当たり前の安倍外交の評価を、国民に教えてくれる大手新聞はない。
ましてや、今の外務省が、谷内、杉山、秋葉という一握りの安倍追従外務官僚に独占されて、その他の職員のやる気を失わせ、外務省という組織が完全に組織崩壊していることを書くメディアはどこにも見当たらない。
事態は深刻である(了)
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http://www.asyura2.com/18/senkyo238/msg/675.html
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