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なぜ佐川長官を隠すのか? 安倍夫妻“疑惑の3日間”が焦点
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222336
2018年2月1日 日刊ゲンダイ 文字起こし
やましい夫婦(右は佐川国税庁長官)/(C)日刊ゲンダイ
「行政文書・情報の管理の徹底に特段の配慮をしていただく」――発言の主は、誰あろう佐川宣寿国税庁長官である。昨年8月に仙台国税局で、課長補佐級以上の職員に行政文書の管理徹底を訓示していたのだ。
佐川氏は前職の財務省理財局長当時、森友学園への国有地売却交渉に関する記録文書について「廃棄した」と繰り返し答弁してきた。エラソーに文書の管理徹底の訓示とは「どの口が言うか」だが、国税当局もこの“大ボラ野郎”の存在に気を揉んでいるという。2月16日に確定申告のスタートを控え、佐川氏への世論の反感に弱まる兆しが見えないためだ。
納税者の怒りは当然だ。確定申告で国税庁は帳簿や領収書などの「7年間保存」を求めるクセに、そのトップは行政文書の保管について、「短期間で自動的に消去されて復元できないようなシステムになっている」と国会でウソをヌカしたのだ。税務調査で税務署の職員が帳簿を見せろと迫っても、「おたくのトップは書類の破棄を容認してきた」と抗弁されたら、タジタジだろう。
しかも、佐川氏が散々存在を否定した森友側との事前交渉を示す音声データや内部文書が相次ぎ発覚。一連の答弁は明らかに「虚偽」に当たる。安倍政権はけじめをつけさせるため、野党の要求通り国税庁長官を更迭させるのがスジだ。
ところが、安倍首相や麻生財務相は国税庁長官人事について、「適材適所」と佐川氏をかばう。佐川氏の国会招致も与党は一切応じない。
長官就任後に記者会見を一切開いていないことも「所管の行政以外に関心が高まっていたから、実施しないと決めたと聞いた」と麻生は国会で容認した。森友問題を聞かれたくないのが、会見拒否の理由だと認めたに等しい。とことん、納税者をナメ切った政権である。
「国会を欺く虚偽答弁を重ねても、当の佐川氏をはじめ、誰ひとり非を認めず、謝罪もせず、責任を取らない。この政権の国会軽視は甚だしく、国民に真実を明らかにする真摯な姿勢が欠けています。やましい部分がなければ堂々と佐川氏を国会に呼べばいい。隠せば隠すほど、納税者の怒りに火をつけ、世論の疑念を深めるだけです。それを承知で佐川氏を隠し続けるのは、森友問題によほど後ろめたい背景がある証拠ですよ」(政治学者・五十嵐仁氏)
時間が経てば国民もいつか問題を忘れてしまう――。安倍や麻生のウヤムヤ答弁にはタカをくくった本音がにじむ。
窓なし3畳間で接見禁止(C)日刊ゲンダイ
異常な特別扱いの裏で安倍夫妻は関係者行脚 |
森友の籠池泰典前理事長が「神風が吹いた」と国会で証言した国有地売却の経緯は、何から何まで異例ずくめだ。
財務省によると、2016年度までの5年間に森友と交わしたのと同じ公共随意契約は約1200件。うち「分割払いを認める特約」と「売り払い前提の定期借地とする特例」という買い手有利の契約は森友の1件だけ。「売却金額の未公表」も13〜16年度の約1000件で、なぜか森友のみだ。
この3つが重なる確率は実に14億4000万分の1。ナノレベルの異常な特別扱いの「核心」には、やはり安倍夫妻と籠池氏の“共犯関係”があると疑うほかない。そこで改めて注目されるのは安倍夫妻の「疑惑の3日間」だ。15年9月3日から5日にかけて、森友問題に関与した人物と集中的に会っていたのだ。
まず初日の9月3日、安倍は官邸で財務省の岡本薫明官房長、迫田英典理財局長(いずれも当時)と会談。理財局は森友との交渉に当たった近畿財務局の上部機関にあたる。くしくも翌4日には森友の建設関係者と近畿財務局が地下埋設物の処理内容や費用について協議していた。
業者側は予定外の産廃物が見つかったとして処分費用の上積みを要求。財務局は膨大な費用に難色を示しながらも、産廃物を場外に持ち出さない「場内処分の方向で」と業者に協力を要請した。ちなみに場内処分は違法行為。財務局は法を犯してまでの「特別扱い」を示したのだ。
本来なら、この日の協議記録は残されていてしかるべきなのに、昨年2月の国会答弁で「破棄して存在しない」と突っぱねたのが、やはり佐川氏なのである。
「森友側との協議前日に安倍首相と理財局長が面談していれば、状況証拠から『首相が理財局に森友学園について何らかの働きかけを行い、翌日に本省の指示を受けた近畿財務局が森友側と話を詰めた』と疑われても仕方ありません。協議の議事録が廃棄されていれば、なおさらです。安倍政権の『佐川隠し』は疑惑の3日間を蒸し返されたくない気持ちの表れでしょう」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
さらに怪しいのが、疑惑2日目の安倍夫妻の行動だ。9月4日に夫妻はそろって大阪入り。国会会期中の平日で安保法制審議が大詰めを迎えていたにもかかわらずだ。
■夫人の記憶が突然よみがえる不自然
安倍は午後に読売テレビで番組収録。読売テレビは森友と協議していた近畿財務局庁舎とは車で5分ほどの距離にある。昭恵夫人は別行動で、奈良学園大で行われたイベントに参加し、同大の学長だった梶田叡一氏も同席した。
梶田氏は当時、大阪府私学審議会の会長を兼務。この年の1月に異例の「臨時会」を開き、森友の小学校設置に対し強引に「認可適当」の答申を出した中心人物だ。昭恵夫人が森友の小学校認可の恩人と会ったのは偶然なのか。
そして翌5日がクライマックスだ。昭恵夫人は森友運営の塚本幼稚園で講演し、小学校の名誉校長就任を受諾。籠池氏が国会で証言した、昭恵夫人が「安倍晋三からです」と現金100万円を寄付したとされるのも、この日である。
昭恵夫人は、籠池喚問の4時間後に自身のフェイスブックで寄付金の授受を否定したが、その6日前には「金銭の授受の記憶がない」と籠池氏の妻にメールしていた。なかった記憶が6日間で「渡していない」と断言できるほど詳細によみがえったのは、あまりにも不自然だ。前出の五野井郁夫氏はこう指摘する。
「100万円寄付について生々しい証言を行った籠池氏の記憶は鮮明で、妻や長女、幼稚園の職員など複数の証人がいますが、寄付を否定するのは安倍夫妻のみ。昭恵夫人のフェイスブックの否定コメントも官僚的な表現で、とても自分で書いたとは思えません。安倍首相も堂々と昭恵夫人の国会招致に応じて疑惑を晴らせばいいのに、『公的な場には耐え切れない』という評価なのか、『籠池さんは詐欺を働く人間。昭恵もダマされた』と信用ならぬ人物とのレッテル貼りで、ごまかしてばかり。やましさを感じざるを得ません」
■次々出世の忖度役人は憲法違反
国との協議で籠池氏が「棟上げに首相夫人が来る」と迫り、値下げを求めていたことも音声データに残っていたが、野党議員が事実確認しても、安倍は「突然、聞かれても答えようがない」とすっとぼけた。これまで「(昭恵夫人のことは)私がすべて知る立場だ」と夫人の国会招致を拒んできたのに、恐るべき二枚舌である。前出の五十嵐仁氏はこう言った。
「詭弁を弄して野党の追及から政権を守った佐川氏が国税庁長官に上り詰め、昭恵夫人付職員として真実を知る立場にいながら、無言を貫いた谷査恵子氏は在イタリア大使館の1等書記官に栄転した。政権を忖度する役人が次々出世する異常な状況は〈すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない〉と、15条で定めた憲法の精神に反しています。違憲政権の行政私物化は、国民の政治不信をますます強めるだけです」
納税者の怒りをよそに、悪辣な対応に終始する厚顔政権の逃げ切りを許してはいけない。
日刊ゲンダイ|なぜ佐川長官を隠すのか? 安倍夫妻“疑惑の3日間”が焦点https://t.co/faxqggY0tJ「改めて注目されるのは安倍夫妻の「疑惑の3日間」だ。15年9月3日から5日にかけて、森友問題に関与した人物と集中的に会っていたのだ。」
— rima (@risa_mama117) 2018年2月1日
迫田理財局長と頻繁に面会https://t.co/7aK4KaGEnV pic.twitter.com/ZSGHug58h6
なぜ佐川長官を隠すのか? 安倍夫妻“疑惑の3日間”が焦点 https://t.co/TaXhky6Gmv 『籠池さんは詐欺を働く人間。昭恵もダマされた』と信用ならぬ人物とのレッテル貼りで、ごまかしてばかり。やましさを感じざるを得ません」
— レイ (@raratister) 2018年2月1日
隠せば隠すほど深まる疑惑 なぜ、ここまでやるのか佐川隠し 改めて注目される疑惑の3日間 ウヤムヤになりつつあるが、問題は安倍夫妻と籠池の共犯関係≠ナはないか 納税者の怒りをよそにここまで悪辣な対応に終始する厚顔政権に対し、改めて浮上している疑惑の核心(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/AXw4A2lXOd
— KK (@Trapelus) 2018年2月1日
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