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改憲論者のウソ 政府は自衛隊が合憲と確信していたはずだ ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222269
2018年1月31日 日刊ゲンダイ 文字起こし ※タイトルは紙面による
慶応義塾大学名誉教授・小林節氏(C)日刊ゲンダイ
大新聞の社説の中で〈安倍首相が「自衛隊員に『君たちは憲法違反かもしれないが、何かあれば命を張ってくれ』と言うのはあまりに無責任だ」と指摘する〉と書かれていた。
私は、首相がそんな発言をしたのを聞いたことはないが、これが、改憲論者がよく使うフレーズであることは確かである。
しかし、それこそ「真っ赤な嘘」である。
憲法99条は、政治家以下の公務員に現行憲法を尊重し擁護することを命じている。だから、自衛隊法等を提案した政府、それを可決した与党、そして自衛隊を組織・運用している政府の構成員たちは皆、国会答弁に記録されているように、自衛隊を合憲だと主張し、今も確信しているはずである。
だから、政府高官は「自衛隊は違憲かもしれないが」などと思ったことも言ったこともないはずであるし、彼らと何十年も交流のあった私は、そんな発言を聞いたことがない。
私が聞いたことのある標準的な見解は、「不勉強な野党や現実を知らない学者が『違憲』だと言うかも知れないが、主権国家の自然権である自衛権の行使を担う自衛隊は、わが国の独立を守る専守防衛のための必要最小限の実力として合憲であるから、その尊い任務に精励してほしい」というものである。
それを、改憲論議を促進したいためであろうが、急に〈「違憲かも知れないが命を張ってくれ」などと無責任なことは言えない〉などと言い出すことこそが無責任である。
もっとも、敗戦直後に戦勝国による強引な指導の下で書かれた憲法9条は誤解を招きかねない文言になっているので、自衛隊違憲論が出てくるのも自然である。
そして、自由な社会である以上、さまざまな異論が併存して当然で、その中から多数派の意見を優先して物事を進めていくのが民主的な社会である。
だから、政府は、合憲だと確信して自衛隊を組織・運用してきた以上、その立場をぶれずに主張し続けるべきである。
もしも政府がその点が不安であるならば、自衛隊法を改廃するか、逆に、堂々と理由を明示して、9条2項(戦力と交戦権の禁止)の改正を主権者に問うべきが筋であろう。
改憲論者のウソ 政府は自衛隊が合憲と確信していたはずだ https://t.co/gzfOQNmElj #日刊ゲンダイDIGITAL
— 新保吉章 (@pat052) 2018年1月31日
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- 憲法板リンク:自衛官の安保法違憲訴訟 東京高裁が審理やり直し命じる(命令違反免職は⁉) 戦争とはこういう物 2018/1/31 20:51:19
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