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「国民が公権力を縛るルール」枝野代表の憲法観は健全だ ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221886
2018年1月25日 小林節 慶応大名誉教授 日刊ゲンダイ 文字起こし
慶応義塾大学名誉教授・小林節氏(C)日刊ゲンダイ
1月22日の施政方針演説の中で、安倍首相は「国のかたち、理想の姿を語るのは憲法です」と語った。それに対して、枝野立憲民主党代表は「憲法は国民が公権力を縛るためのルール。定義が間違っている方とは議論のしようがない」と語った。
これは、憲法論議の大前提である最も本質的な論点である。
まず、安倍首相にも一理ある。かつて、敗戦により大日本帝国憲法から日本国憲法に変わった時に、わが国は、(天皇主権、軍国主義、人権不在の国から)国民主権、平和主義、人権尊重の国に生まれ変わった……と言われた。そういう意味で、憲法は「国の理想の姿を語る」ものではある。
しかし、ここで重要な点は、憲法は、国がそのような姿に変わることを、主権者国民の最高意思として「権力担当者に守らせる命令」だという本質である。その点にこだわる枝野代表の観点は健全である。
人間は本来的に不完全なもので、借りた金は返すべきなのに返せないことも多い。そこで、古来、民事法が整備されてきた。また、気に食わないからといって他者を殺してよいはずはない。しかし現実に殺人は絶えない。だから、刑事法のない国はない。ところが、かつて地球上に王国しか存在しなかった時代、国王は「神の子孫」を自称して、一切の法から自由に権力を行使していた。
しかし、1776年にアメリカが独立した時に、世界で初めて、神の子孫を自称しない「普通の人間」が国家権力を握った。そこで、大権を握った本来的に不完全な人間が権力を乱用しないように規律するために新たに憲法(語源は国の「骨格」)が創案された。G・ワシントン米国初代大統領の英知である。
だから、権力担当者たちは、憲法が定めた枠組みの範囲内で法律・予算を制定、執行、修正・補正しながら主権者国民の最大多数の最大幸福を追求し続けるべき立場にある。
もちろん、時代状況の変化に合わせて改憲を提案する自由は誰にでもある。しかし、現在の権力者が憲法から自由になろうとしているかのような姿勢での改憲提案は、憲法を憲法でなくしてしまうもので、要注意である。
メディアが正確な情報を伝えない今のような状況が続けば、多数の国民が憲法について誤解したまま憲法を変えられてしまう可能性が高い。安倍首相の憲法理解は間違っていることを、今こそはっきり伝えねばならない。
— m TAKANO (@mt3678mt) 2018年1月25日
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>施政方針演説の中で安倍首相は「国のかたち理想の姿を語るのは憲法です」と語った。それに対して枝野代表は「憲法は国民が公権力を縛るためのルール。定義が間違っている方とは議論のしようがない」と語った………
— ミエちゃん@立憲もふもふ党 (@Miemie1313) 2018年1月25日
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