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(回答先: 連合に「あほらしくてやってられない」と麻生太郎! 投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 1 月 15 日 00:39:05)
「麻生さんのこの発言、おかしくないですか?
朝日新聞によれば、麻生氏は次のように言ったようです。
「企業の利益の割に、(労働者の)給料が上がっていない、
給料や賞与をあげて欲しいと今の政権が経団連に頼んでいるが、本来は連子や野党・民進党の仕事だ。
連合は、陳情は自民党、選挙は民進党。アホらしくてやってられない。 」
麻生氏のこの発言、一見、リクツを言っているように聞こえますが、
私は、すごい問題発言だと思いますね。
自民党は、ご存知の通り、経団連に働きかけて、
賃金を3%あげた企業には法人税をおまけするよ的な話をして、賃金を上げることを要請しています。
私は、このやり方ははっきり言って間違っていると思っています。
労働者の給与は基本的には労使で決められるものですから、政府が口出しをしてくるものではありません。
そこで経営者と労働者の団体(連合)との話し合いが持たれるわけです。
ところが、もちろん、連合の方は、法人税の取り決めに対しての権限など持っていませんから、与党のように「法人税をまけるから、給料上げてくれ」などという交渉の仕方はできないわけです。
野党も政権を持っていないからできない。
つまり、(経団連、あるいは企業の経営者に対してどのような足かせをつけることも自由な)与党だけが持てる権限を振りかざして、労使の給与交渉に勝手に介入してきた、というのが今回の賃上げの真実です。
連合としては、賃金が上がるので表立って反対はしにくいですが、こんなことをやっていては、これから先の労使交渉で、企業側は連合のいうことを聞かず、政府から企業に有利な条件を引き出すことでしか賃上げに応じなくなるでしょう。
また、政府は、経団連に対して、介入の度合いを深めていくでしょう。
それは、つまり形を変えた「利権」です。
企業の(法人税優遇措置などの)『利権」を強めたり緩めたりすることで、政府は企業を自分のいいなりにしていくわけです。
特に、今回の話し合いは、国会で決めたわけでも、オープンな議論で決まったわけでもなく、政府と経団連のトップの会談で決まったわけで、野党にも連合にも事前に話が入っていたわけではないですよね?
つまり、政府の権力だけで、物事が決まってしまったわけです。
賃金という、政府が口出しすべき分野ではないところの分野で。
これは、国家主義を目指しているアベ政権らしいやり方だと私は思っています。
では、政治がやるべきことはどういうことだったのか?
政府が労使交渉に口を出すのはおかしいのです。
労働者の労働環境が劣悪になっていないか、不当に低賃金で働かされていないか、ということをチェックするのが政治の仕事です。
ですから、労働者の賃金が不当に安いと判断したならば、経営者(それも特定の)に働きかけるのではなく、最低賃金を引き上げる、という措置を取るべきなのです。
そこから先、うちの業界は儲かってるから、もっと上げるべきだ、とか、
うちは儲かってないから3%は無理だが2%ならいける、とか、
具体的な話を詰めるのが、労使交渉ではないでしょうか。
さて、そのように、今回自民党がやったことは、スジとして明らかにおかしいと思っていますが、麻生氏の先の発言のホンネはどこにあるのか?
自民党は労働者の給料を上げるというのは党利にそぐわない、自分たちの政策ではない。
けれども、連合の方々は、自分たちで給料アップの交渉ができないから、代わりに自民党がやってあげましたよ、偉いでしょ、俺たち、
ってことを言いたいのか?
そして、自民党は、労働者の味方だから連合は自民党に投票しろ(野党に投票するな)、ってこと?
(多分、麻生氏の発言の意図はコチラでしょう)
図々しいにもほどがある!!
先ほど、述べたように、今回の自民党のやり方は方法がおかしい上に、3%の給料あげろ、というのは、アベ政権が、法人税をまけるのと引き換えに言い出したことですよ。
連合がこのような取り引きを政権に持ち出したわけでもないし、
政権を持たない野党がこのようなことを言い出せるわけもない。
いわば、自民党が「勝手に押し付けた」経団連よりの案なだけです。
それを、連合や野党が本来やるべき、とか
アホか!」
http://blog.livedoor.jp/genki355/archives/21521761.html
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