http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/935.html
Tweet |
(回答先: ブラームス 『ドイツ・レクイエム』 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 24 日 12:13:20)
マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ 『スコットランド幻想曲』
Bruch: Scottish Fantasy, Heifetz & Steinberg (1947)
Jascha Heifetz (1901-1987), Violin
William Steinberg (1899-1978)(Hans Wilhelm Steinberg), Conductor
RCA Victor Symphony Orchestra
Rec. 12 September 1947, at RCA Studio, in Hollywood
________
Bruch Scottish Fantasy, Op. 46 - Heifetz, violin
Orchestre National de France
______
MAX BRUCH - "Scottish Fantasy", Orchestra and Violin, Op. 46 - Heifetz/Sargent/New London Symphony
Jascha Heifetz (1901-1987), Violin
Sir Harold Malcolm Watts Sargent (1895-1967), Conductor
New Symphony Orchestra of London
Rec. 15 & 22 May 1961, at Walthamstow Town Hall, in London
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、マルコム・サージェント指揮ロンドン新響(1961年録音/RCA盤)
何という艶やかな音色と鮮やかなテクニック!
ヴィルトゥオーゾ風な演奏はこの曲には向かないと思って来ましたが、ここまで見事に演奏されると降参です。確かにスコットランドの素朴な風景や自然とは異なるかもしれませんが、飄々とした雰囲気でベタベタ粘着するわけではありません。
圧巻は終楽章で、さながらサラサーテの様ですが、余りの凄さに唖然とするばかりです。
この曲の代表盤としてはお勧めしませんが、二枚目以降の必聴盤として強く推します。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html
▲△▽▼
Oistrakh Bruch-Scottish Fantasy in E-flat Major Op. 46
David Oistrakh: violin
London Symphony Orchestra
Jascha Horenstein: conductor
Recorded on September 24, 1962 in Walthamstow Assembly Hall
▲△▽▼
Arthur Grumiaux, Bruch Scottish Fantasy Op.46, Heinz Wallberg
Arthur Grumiaux, Violin
New Philharmonia Orchestra
Heinz Wallberg, Conductor
アルトゥール・グリュミオー(Vn)、ハインツ・ワルベルク指揮ニュー・フィルハーモニア管(1973年録音/フィリップス盤)
グリュミオーはとても美しく端正な演奏を聴かせます。ビルトゥオーゾ風でないのがこの人の魅力です。旋律を柔らかく美しく歌わせる点でこの曲の良さを際立たせていると思います。ただし終楽章ではテンポが遅すぎて躍動感に欠ける感が無きにしも非ずです。ワルベルクのオケ伴奏は非常に立派で素晴らしいです。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html
▲△▽▼
Kyung-Wha Chung : Bruch - Scottish Fantasy, Op.46 2012
Kyung-Wha Chung, violin
Seoul Philharmonic Orchestra
Myung-Whun Chung, conductor
Jan.08, 2012 / Sejong Center, Seoul
_______
Scottish Fantasia - Kyung Wha Chung 1972
Kyung Wha Chung - Violin
Royal Philharmoic Orchestra
Rudolf Kempe
チョン・キョンファ(Vn)、ルドルフ・ケンぺ指揮ロイヤル・フィル(1972年録音/DECCA盤)
この曲は余りにたっぷりと歌われると甘さが過多になって爽やかさが失われてしまいます。大家が演奏すると往々に陥りやすいです。ドイツの森では無く、北国スコットランドの景色を目の当たりにするような空気感が欲しいのです。
その点、若きキョンファのバイオリンは実に端正で余分な脂肪分が無く、凛とした雰囲気がこの曲にうってつけです。懐かしい歌い方といい、リズムの切れの良さと言い、正に最高です。更に名匠ケンぺのオケ伴奏も実に素晴らしく、それほど優秀でもないロイヤル・フィルからうっとりとするような美しい演奏を引き出しています。この演奏は、この曲の不滅の名盤だと思います。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e901.html
▲△▽▼
▲△▽▼
スコットランド幻想曲(Schottische Fantasie)作品46は、マックス・ブルッフが1879年から1880年にかけて作曲したヴァイオリン独奏とオーケストラのための協奏的作品である。
正式な題名は「スコットランド民謡の旋律を自由に用いた、管弦楽とハープを伴ったヴァイオリンのための幻想曲」(Fantasie für Violine mit Orchester und Harfe, unter freier Benützung Schottisher Volksmelodien)。
作曲当初は「スコットランド協奏曲(Scottische Konzert)」、「ヴァイオリン協奏曲第3番」などと呼ばれることもあった。
パブロ・デ・サラサーテのために作曲され、サラサーテに献呈されたが、初演は1881年2月22日に、作曲上のアドバイスを行ったヨーゼフ・ヨアヒムの独奏で、ブルッフ指揮のリヴァプール・フィルハーモニー協会によって行われた。
作品は好評を博したが一時演奏機会は減り、この作品が世界的に知られるようになったのは、後にヤッシャ・ハイフェッツが愛奏し1947年に世界初録音を行ってからのことであった。
作曲当時ブルッフはスコットランドを訪れたことはなく、スコットランド民謡との出会いは『スコットランド音楽博物館』(Scots Musical Museum)という曲集によるものである。スコットランドの歌を収集したこの全6巻、599曲からなる曲集は、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズが、エディンバラの音楽学者・音楽出版者ジェームズ・ジョンソン(James Johnson)とともに編集し、1787年から1803年にかけて出版されたものである。
楽器編成
独奏 ヴァイオリン、 フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、シンバル、バスドラム、ハープ、弦五部
曲の構成
序章と4つの楽章からなり、演奏時間は30分前後。
スコットランドの伝統へのオマージュとして、ブルッフはハープに重要な役割を与えている。
序章 グラーヴェ
変ホ短調、4/4拍子。低音のコラール風の旋律に始まり、甘美だが物悲しいテーマが独奏ヴァイオリンによって奏でられる。
第1楽章 アダージョ・カンタービレ
変ホ長調、3/4拍子。序章がフェルマータによって終わるとすぐにこの楽章に入り、管弦楽の前奏に続いてスコットランド民謡の "Thro' The Wood, Laddie"(森を抜けて、若者よ)[1]を基調としたメロディーが奏でられる。この主題は後の楽章にも顔を出し、全曲の統一を高めている。
第2楽章 アレグロ
ト長調、2/3拍子。ソナタ形式。舞曲風の生き生きしたリズムになり、バグパイプを思わせる空虚五度に乗ってソロヴァイオリンが "Dusty Miller"(粉まみれの粉屋)をもとにした旋律を奏でる。最後に第1楽章の主題が回想され、次の楽章に切れ目なく続く。
第3楽章 アンダンテ・ソステヌート
変イ長調、4/4拍子。三部形式。"I'm a Doun for Lack O'Johnnie"(ジョニーがいなくてがっかり)をもとにした親しみやすいメロディーが歌われる。
第4楽章 フィナーレ アレグロ・グゥエリエロ[2]
変ホ長調、4/4拍子。ソナタ形式。冒頭の主題は、スコットランドの非公式な国歌の一つである "Scots wha hae"(スコットランドの民よ)[3]を変形したものである。この主題とハ長調で提示される抒情的な主題の2つが華やかに変奏、展開されていく。
https://ja.wikipedia.org/wiki/スコットランド幻想曲
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。