http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/376.html
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2019年04月25日
人間とチンパンジーのDNAが99%一致するという定説もウソだった
http://bbs.jinruisi.net/blog/2019/04/3617.html
人類はチンパンジーからと分岐したという定説も怪しい。
この説の根拠として両者のDNAが99%一致するとされているが、この「99%一致」はデータ改竄の産物であることが、『gigazine』2015年07月21日「人間とチンパンジーのDNAは99%一致するというのは本当なのか?」で指摘されている。以下、要約する。
人類とチンパンジーの遺伝情報のうち、比較できない人間の25%とチンパンジーの18%を除いた、57%だけを比較して、人類とチンパンジーのDNAが99%と一致すると、科学者は唱えているということだ。
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「人間とチンパンジーではDNAの違いはわずかに1%しかない」という「99%一致説」。しかし、それは間違いであることが指摘されている。
公開動画「Are We Really 99% Chimp?」
https://www.youtube.com/watch?t=12&v=IbY122CSC5w&h=1
実際、人間とチンパンジーでは、DNAの遺伝子情報はかなり違っている。
染色体に至っては、人間23対に対してチンパンジー24対と、本数そのものが違っている。
遺伝子情報を文字に書き起こして比べると、人間にあるがチンパンジーにはない遺伝子情報やその逆もある。
塩基配列のごく一部が違うだけで、ほとんどは同じという場合は、塩基配列のわずかな違いを一つずつ数え上げることができる。
しかし、まったく違う部分が存在する。例えば、人間とチンパンジーとで記述自体は共通しているけれど、人間では2回繰り返す場合がある。
同じパラグラフでも異なる場所に現れている場合や、文字列の順序が反対の場合、文を区切れば一致する場合など、判断が難しい場合がたくさんある。
このように数えるだけでは済まない場合は科学者はどうしたのか?
科学者たちは、大きく異なる部分は切り捨てたのである。切り捨てた文字数は13億文字。そして、残った24億文字だけで比較した結果が「98.77%一致した。つまり、人間の25%のゲノムとチンパンジーの18%のゲノムを無視して、残りの部分だけを比較したのが「人間とチンパンジーのDNA99%一致説」なのである。
もっと根本的な問題として、DNA情報の異なる程度は、単純な文字列の違いでは計れない。わずかなDNA情報の違いで、姿かたちがまったく異なることがあるし、逆にDNA情報がかなり違うのに、ほとんど同じ形の場合もある。つまり、DNAの情報がほとんど同じであることをもって、生物学的に近いとは言えないのである。
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実際、人類とチンパンジーの遺伝子は8割以上違うという研究結果さえ発表されている。「遺伝子:チンパンジーとヒト、違い8割以上(毎日新聞)」 ― 研究チーム「違いは想像以上に大きい」【元村有希子】毎日新聞 2004年5月27日 2時00分
人類とチンパンジーの塩基配列の違いは5%だが、その遺伝情報によって作られたタンパク質では83%で違いがあるということだ。以下、要約する。
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チンパンジーの22番染色体とヒトの21番染色体を比較した結果が英科学誌ネイチャーに発表された。
ゲノム(全遺伝情報)の暗号文字(塩基配列)の違いは約5%だったが、それを基に作られる遺伝子は8割以上で違いが見つかった。
これまで、ヒトとチンパンジーの塩基配列の違いは1%余りとされていた。
しかし、今回の研究では、両者で塩基の種類が変わっている部分が1.44%あった他、塩基配列が加わったり、逆に欠けている部分が約6万8千カ所も見つかった。合わせた違いは5.3%になる。
また、染色体上の遺伝子231個を比べた結果、192個(全体の83%)で、遺伝子が作り出すたんぱく質に違いがあった。
http://bbs.jinruisi.net/blog/2019/04/3617.html
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2015年07月21日
人間とチンパンジーのDNAは99%一致するというのは本当なのか?
http://gigazine.net/news/20150721-human-not-99percent-chimp/
「人間とチンパンジーではDNAの違いはわずかに1%しかない」という「99%一致説」が世間に浸透しています。しかし、本当に遺伝子配列の99%が一致するかというと、そうではないことが指摘されています。人間とチンパンジーのDNAの違いはどの程度のものなのか、DNAの違いを調べることに意味はあるのかなどが、分かりやすく解説されたムービー「Are We Really 99% Chimp?」が公開されています。
Are We Really 99% Chimp? - YouTube
よく言われるのは人間とバナナの遺伝子(DNA)は50%が一致するということ。
同様に、人間と犬では80%が、チンパンジーにいたっては99%のDNAが共通だと言われます。
この場合、体内の細胞を取り出してみると、染色体に代表されるDNAの遺伝子情報のごく一部のみが異なるように受け取れます。
しかし、実際には人間とチンパンジーでは、DNAの遺伝子情報はかなり違っています。
人間とチンパンジーが別の種に別れたのは600万年前から800万年前。
別の種になってからも、ともに進化を続けて遺伝子情報がそれぞれ変化してきました。
人間の染色体は23対なのに対してチンパンジーは24対と、それぞれ独自の進化を遂げてきました。
遺伝子情報を文字に書き起こして比べてみます。
人間にあるけれど、チンパンジーにはない遺伝子情報やその逆もあり。
それ以外の部分は、塩基配列はごく一部が違うだけでほとんど同じ。
これらの違いを科学者がどう捉えるのかが、99%一致説の鍵を握ります。
塩基配列のわずかな違いは一つずつ数え上げることは可能。
では、まったく違う部分はどう扱えばよいのでしょうか?
例えば、人間とチンパンジーとで記述自体は共通しているけれど、人間では2回繰り返す場合はどうでしょう。
これらをすべて1文字ずつ違うものとして数え上げるべきか……
それともパラグラフ全体を「1つ」の違いとして数えるべきか。
同じパラグラフでも異なる場所に現れている場合はどう考えるべきか?
文字列の順序が反対の場合は?
文を区切れば一致する場合はどうか?……など判断が難しい場合がたくさんあります。
この難問に対する科学者の回答は……
なんと、「大きく異なる部分は切り捨てる」という大胆な方法。
その数、なんと13億文字。
一方、残った24億文字だけを考えて……
比較した結果が「98.77%の一致」というわけです。
つまり、人間の25%のゲノムとチンパンジーの18%のゲノムを無視して、残りの部分だけを比較して出されたのが「人間とチンパンジーはDNAが99%一致している」という99%一致説なのです。
さらに、根本的な問題としてDNA情報の異なる「程度」は単純な文字列の違いでは計れないというものがあります。
わずかなDNA情報の違いで、姿かたちがまったく異なることがあったり……
他方でDNA情報がかなり違うのに、ほとんど同じ形の場合もあったりします。
つまりは、DNAの情報がほとんど同じであることをもって、生物学的に「近い」とは言えないということ。
しかし、DNA情報を調べることに意味がないかと言えばそうでもありません。DNA情報はその動物が進化してきた「歴史」を記録している情報として非常に大きな意味を持っています。
進化する度に異なる枝に分かれてきたそれぞれの進化の過程を示すのがDNA情報。
その進化の過程を考えれば比較的近い段階で分かれた人間とチンパンジーが非常に近い種であるのは確実だと分かります。
もちろんバナナと大きく異なるのも確実と言えるのです。
http://gigazine.net/news/20150721-human-not-99percent-chimp/
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