http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/446.html
Tweet |
選挙構図激変…反トランプの「マイノリティー候補」が急増 米中間選挙2018 直前現地リポート
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240860
2018/11/03 日刊ゲンダイ
女性、アフリカ系、アジア系で半数以上(写真右はイルハン・オマル候補)/(C)AP
今年の中間選挙で、「米選挙史上初めて」ということがいくつも起きている。ひとつは白人男性の候補数(現職含む)が全候補の半分以下になったことだ。今夏、米国勢調査局は2044年までに白人が全人口の半数以下になると予測。米社会は人種の多様化が進んでおり、今年の選挙では白人男性が少数派へと変わり、女性やアフリカ系、アジア系候補が半数以上になった。
2つ目は初めてイスラム系女性議員が誕生する可能性があることだ。ミシガン州からラシダ・トレイブ候補、ミネソタ州からはイルハン・オマル候補というイスラム系米国人が出馬している。さらにニューメキシコ州では先住民族の女性が下院に挑戦しており、いずれも初めてのことだ。
マイノリティー候補の多くはトランプ大統領の差別的発言に反発して民主党から出馬しており、ブルーウエーブ(民主党の青い波)が下院で大波に変わる可能性がある。
そんな中、民主党ではすでに2020年大統領選に照準を合わせている政治家もいる。最初の予備選が行われるニューハンプシャー州に飛び、足固めを始めているのだ。米選挙は選挙期間が定められていないため、いつ出馬宣言をしても構わない。
現時点で正式に出馬表明した候補はいないが、前回選挙に出馬したバーニー・サンダース上院議員(77)、ジョー・バイデン前副大統領(75)、エリザベス・ウォーレン上院議員(69)はトランプの再選を阻むために出てきそうだ。
さらに若手のニュージャージー州コーリー・ブッカー上院議員(49)、インド人とジャマイカ人の血を引くカリフォルニア州カマラ・ハリス上院議員(54)、そして弁護士のマイケル・アベナッティ氏(47)の3人も興味を示している。
トランプは現職であり、再選では政治的に有利な立場にいる。しかも昨年の政権発足以来、再選のために100億円以上の選挙資金を集めており、準備に余念がない。さらに米経済が好況の時は現職有利で、民主党としては大旋風を起こせる有力候補が登場するのを待つしかないかもしれない。 (おわり)
堀田佳男 ジャーナリスト
1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などを経て1990年に独立。以来、ワシントンDCを拠点に政治、経済、社会問題など幅広い分野で取材・執筆。25年間の滞米生活を経て2007年帰国。国内外で精力的にジャーナリスト活動を続ける。著書に「大統領はカネで買えるか」「大統領のつくりかた」「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明」など。
選挙構図激変…反トランプの「マイノリティー候補」が急増 https://t.co/vKEDyybXAD #日刊ゲンダイDIGITAL
— ebiike@kyi.biglobe.ne.jp (@ebiikekyibiglo1) 2018年11月3日
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。