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シリアの戦乱を話し合いで解決しようという動きが強まっている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201810200000/
2018.10.21 櫻井ジャーナル
シリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すという計画は失敗した。10月15日にはゴラン高原でイスラエルが占領している地域への検問所が再開され、ヨルダンやレバノンとの国境も開かれた。イラクとの国境も近く開かれるようだ。
そうした中、10月27日にはトルコのイスタンブールで開催されるシリア情勢に関する会議にはトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、ロシアのウラジミル・プーチン大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、そしてフランスのエマニュエル・マクロン大統領が参加するという。中心テーマはイドリブになると見られている。
イドリブはシリア西部にある地域でトルコに接している。アメリカを後ろ盾とするアル・カイダ系のタハリール・アル・シャーム(アル・ヌスラ)を名乗るジハード傭兵に支配され、トルコ系の武装集団も活動してきた。ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)問題に関するアメリカの大統領特使、ブレット・マクガークは昨年(2017年)7月、イドリブについて、9/11からアル・カイダの最も大きな避難場所だと表現していた。
一時、シリア政府軍はロシア軍とイドリブ奪還するために軍事力を行使する姿勢を見せ、それを嫌うアメリカ軍はペルシャ湾に駆逐艦のサリバンズを派遣、B-1B戦略爆撃機をカタールに配備し、UAV(無人機)を含む兵器をジハード傭兵に供給するなど軍事的に威嚇していた。軍事介入を正当化する偽旗作戦を実行するため、化学兵器を使う準備も進めていたと言われている。
こうした動きの中、44名の子どもが誘拐されたと伝えられているが、その子どもをイギリスの情報機関MI6が犠牲者に仕立て上げようと計画、SCD(シリア市民防衛)、別名「白いヘルメット」が実行するとも伝えられていた。
イドリブで本格的な戦闘が始まると武装グループや難民がトルコ側へ流れ込むことは避けられない。そうした人びとがヨーロッパを目指すことも想定でき、メルケルやマクロンがイドリブ情勢について話し合おうとするのは必然だろう。
アメリカ軍はダーイッシュを攻撃しているように見せているが、以前と同じようにポーズだけ。実際はこうしたジハード傭兵を温存、将来、何らかの作戦に使う予定だとみられている。今後、米英と独仏との利害が衝突する可能性もある。
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