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トランプ政権 “冷戦期の核軍縮条約脱退も辞さない”/nhk
2018年10月20日 11時20分トランプ大統領
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181020/k10011679011000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_004
アメリカのトランプ政権は、ロシアが、米ソ冷戦期に調印された核軍縮条約に違反して核戦力を強化していると批判しています。アメリカの有力紙は、ボルトン大統領補佐官が、来週、プーチン大統領に対して、ロシアが条約を履行しなければアメリカは条約からの脱退も辞さないと伝え、圧力を強める方針だとしています。
この条約は、冷戦時代の1987年にアメリカとソビエトが調印したINF=中距離核ミサイル全廃条約で、現在はロシアが条約の履行義務を引き継いでいます。
しかしトランプ政権は、最近、ロシアがINFに違反して核戦力の強化を続けているとして批判しています。
こうした中、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは、19日、安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官が、来週、ロシアを訪問してプーチン大統領と会談し、ロシアがINFを履行しないかぎり、アメリカは条約からの脱退も辞さないと伝え、圧力を強める方針だと報じました。
これについてホワイトハウスは「脱退をめぐる判断は下していない」としています。
ただアメリカ国内では、冷戦期に調印したINFのために、現在、中国が大量に保有しているとされる中距離ミサイルの脅威に対応できなくなっているとして見直しを求める声も根強く、世界の核兵器の90%以上を保有する米ロの協議が注目されます。
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