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(回答先: アングル:平均寿命56歳、極北ロシアを「牢獄」に変える年金改革 Polina Ivanova 投稿者 うまき 日時 2018 年 9 月 29 日 19:20:18)
外為フォーラムコラム2018年9月29日 / 08:19 / 6時間前更新
コラム:ECBは3度目の正直、原油100ドル突破で利上げあるか
Jamie McGeever
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[ロンドン 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)による2008年と2011年の利上げは、近年の中銀の歴史上、最大の失策と言っていいかもしれない。原油価格の1バレル=100ドル突破が視野に入った今、ECBが最も避けたいのが当時の二の舞だ。
<3度目の正直>
北海ブレント油は今週1バレル=82.55ドルと、約4年ぶりの高値をつけた。過去1年間で40%上昇しており、通常ならECBが看過できないインフレ警戒信号を発している。
しかもドラギECB総裁は今週、ユーロ圏の基調的なインフレは「比較的力強く」加速していると述べ、賃金上昇率の回復も持続するとの自信を示した。
総合すると、ECBは来年夏いっぱい政策金利を過去最低に維持するとの約束を今にも撤回し、インフレ鎮静化のために1、2回利上げを実施しそうな印象を受ける。
<今回は違う>
しかし原油価格が100ドルを突破した場合、ECBの現布陣はむしろ金融政策を緩和するか、少なくとも緩和を計画より長期化する可能性がある。
第一に、現在の原油価格上昇は需要急増ではなく供給制約による面が大きい。米国による制裁でベネズエラとイランの産油量が減っている上、ノムラによると石油輸出国機構(OPEC)その他産油国の余剰生産能力は歴史的低水準にある。
世界経済は米国を筆頭に着実に成長している。しかし貿易戦争から米金利の上昇まで、上振れリスクよりも下振れリスクの方が大きくなっている。経済成長が減速すれば石油需要は抑えられるだろう。
第二に、石油価格はこれまでも、景気循環が峠と谷に向かう時期にオーバーシュートを繰り返してきた。
第三に、石油価格が高止まりする兆しを見せれば、企業利益は圧迫され、企業は労働者のレイオフを余儀なくされるかもしれない。失業者の増加はただでさえ政治環境を脅かしており、ECBが警戒を強めるのは間違いない。
要するに、今回は「良い」インフレではなく「悪い」インフレになると見る根拠がある。2008年や11年の二の舞をやっている場合ではない。
ECBは2008年7月、原油価格が1年で2倍に上昇し1バレル=147ドルの過去最高値をつけたのを見て利上げを実施した。時は世界的な信用収縮の真っただ中。ベアー・スターンズが救済されたのはわずか数カ月前で、利上げの数週間後にはリーマン・ブラザーズが破綻した。
2011年、原油価格は再び100ドル台に乗せ、ECBは1度ならず2度も利上げを行った。時はユーロ圏債務危機の真っただ中。ギリシャとアイルランドは既に支援を受けており、スペインとイタリアの国債利回りは急騰中で、ドラギ総裁は1年後、危機阻止のために「何でもやる」と宣言するに至った。
ECBの政策担当者らは今回、もっと慎重に事に当たるだろう。何よりインフレ率は、ECBの目標に届いたとは言え当時に比べれば低い。
ECBは年末に債券買い入れプログラムを中止し、来年夏いっぱい金利を据え置くとの見通しを示している。このうち金利についてのガイダンスは曖昧で、ECBには大幅な裁量余地が残されている。
ECBは来年9月か12月に利上げするかもしれないし、利上げしないままかもしれない。それでも胸を張って約束を守ったと言える状態だ。
https://jp.reuters.com/article/russia-pension-idJPKCN1M80PP
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